ネオタリア
ネオタリア科

  

時 代 5000万年後
分類 尾索動物亜門 タリア綱・ネオタリア目・ネオタリア科
分布地域 浅海
全長 15cm

 この種が属する尾索動物亜門の代表種は、ホヤである。
 ホヤが固着生活をおくるために、なかなかそのイメージをつかみにくいが、実は尾索動物亜門は脊椎動物門(我々背骨をもつ種もここに属する)に属している。
尾索動物亜門の中の遊泳生活を行う種(下:左 オタマボヤ 右 ウミタル)をみると、その類縁関係を理解しやすい。
ホヤの幼生も、オタマボヤのような姿をして、遊泳生活をすることが知られている。

 サルパもそうした遊泳種の1つである。単なる樽状の被嚢の体の内部で筋肉を収縮させ水流を起こし、内部に水を通しながら、そこに含まれるプランクトンをろ過食し、その水流で移動をしている。
ネオタリアは、このような祖先種から尾部を発達させ、より遊泳能力を高めた姿となっている。
 サルパ類同様、成体から無性的に出芽で増えることが知られている。

 尾部を発達させたその姿は、カンブリア紀の澄江動物群として知られるシダズーンウェツリコラをほうふつとさせる。

     

[参考文献]
アッペン.D    「ネオタリア 遊泳能力の向上について」
ウロ.コルダ.T  「ネオタリアの出芽による無性生殖」
ドリオ.S     「過去と未来をつなぐ 古虫類とネオタリア」
ピロソ.M.D   「ネオタリアに共生する生物群の調査」