Ernst Gustav Gotthelf Marcus (1883 - 1968)
エルンスト グスタフ ゴットヘルフ マルコス  [男性]


エルンスト マルコスは、1883年6月8日にユダヤ系移民の子としてドイツのベルリンで生まれた。彼は1912年にベルリン大学で動物学の研究を開始した。彼の学位論文の作成は動物学研究所の害虫学研究室(*1)にておこなわれ、彼は卒業と同時に博物館用のコレクションとしてコケムシ(bryozoan)収集に取り組むために博物館から雇用された。

彼は1920年代にコケムシについての主要部分の研究を完了した。それには海洋生・淡水性のコケムシについて、分類学と同様に観察と実験的研究を含んだ。

1924年にその後の全研究を共同して行う協力者である、生物学者でありイラストレーターでもあるエベリーン・デュ・ボア - レイモンと結婚した。エルンストはベルリン大学の動物学研究所の准教授に昇進したが、1935年にナチスドイツがユダヤ人に対して施行したナチ法により大学から解雇された。

1936年に彼はブラジルのサンパウロ大学の動物学部で新しい職を得た。彼とエベリーンはコケムシの研究を続け、ブラジルのコケムシについて何十もの文献を公表した。この二人のマルコスは他にも貧毛綱[oligochaetes]、鋏角亜門[pychogonids]、クマムシ類[tardigrates]、渦虫綱[Turbellaria]と軟体動物(特に後鰓類)を含むいくつかの他のグループについて公表した。

1963年の定年退職まで教鞭をとった。彼は今も元の教え子や主だった教員、同僚や部門設立関係者によって愛され記憶されている。

(*1)Entomological Department of the Zoological Institute Museum


略歴
1883年 (明治16年) 6月8日、ドイツのベルリンで誕生。
1912年 (明治45年) ベルリン大学で動物学の研究を開始。ヘルダー(Heider)とヘッセ(Hesse)の門下に入る。
1924年 (大正13年) 3月11日、エベリーン・デュ・ボア - レイモンと結婚。
1935年 (昭和10年) ナチ法により大学から解雇された。
1936年 (昭和11年) サンパウロ大学の動物学部で新しい職を得た。
1963年 (昭和38年) 37年の教職生活を経て定年退職。最後のクラスは1963年6月7日だった。
1968年 (昭和43年) 6月30日、ブラジル、サンパウロで他界。




Marcus, Ev. & Marcus, Er
後鰓類の文献に関しては、エベリーン デュ・ボア - レイモン マルコスのページを参照のこと。

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