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ワンチップArduino使用 HUD型車載デジタル時計(12Vバッテリー車用)
1.初めに

 ワンチップArduinoで戦闘機のようなHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)型車載デジタル時計を作ってみました。フロントガラスに反射させて見ます。昼間は太陽に向かって走行すれば見づらいですが、太陽を背中にすれば十分視認できます。

 車種ごとの配線の引き出し方等、車体側に関する質問にはお答えできかねますのでご了承ください。

 

  

2.回路図



 昼間でも視認できるようにスタティック点灯にしています。マイコンの足が足らないので7セグメントデコーダーICの74HC4511を使っています。

 それでもマイコンの足が足らないので、3to8のラインデコーダーICの74HC138を使って6ケタを1ms毎に順次点灯させていますが、74HC4511のLE端子に接続することによって、LからHへの立ち上がりで表示状態を保持しています。

 そのため昼間でも十分視認できますが、夜は明るすぎるためイルミネーション信号を入力してプログラムで減光させています。
 イルミネーション信号はライト点灯時に12Vの信号がでるタイプのみに対応しています。逆に点灯時に0Vになるものやオープンコレクタタイプ入力には対応していません。




3.配線図



 これは基板の裏面から見た配線図です。表記のないコンデンサは0.1u積層セラミックコンデンサです。


4.部品表(メインボード)

部品名型番数量購入元備考
三端子レギュレーター 5V1A TA7805STA7805S1個秋月電子通商I-06312
電源用電解コンデンサ100μF35V105℃35ZLH100M6.3X112個秋月電子通商P-02724
積層セラミックコンデンサー0.1μF50V (25個入)FK28Y5V1H104ZN0061パック秋月電子通商P-06165
ICソケット ( 8P)JS-1179FN1-08N1個秋月電子通商P-06293
ICソケット (16P)JS-1179FN1-16N1個秋月電子通商P-06295
ICソケット (28P) スリム300milタイプ (10個入)2227-28-03N1パック秋月電子通商P-00013
リアルタイムクロック(RTC)モジュールRTC-8564NB1個秋月電子通商I-00233
AVRマイコン ATMEGA168P−20PUATMEGA168P-20PU1個秋月電子通商I-03033
タクトスイッチ(白色)2個秋月電子通商P-03648
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W100Ω (100本入)RD-25TJ1011パック秋月電子通商R-25101
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W10kΩ (100本入)RD25S 10K1パック秋月電子通商R-R-25103
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W4.7kΩ (100本入)RD25S 4K71パック秋月電子通商R-25472
セラミック発振子(セラロック)コンデンサ内蔵タイプ 16MHzCSTLS16M0X55-B01個秋月電子通商P-00525
ピンヘッダ(オス) 1×40 (40P)1個秋月電子通商C-00167
電気二重層コンデンサー1F5.5VSE-5R5-D105VY1個秋月電子通商P-04248
汎用小信号高速スイッチング・ダイオード 1N4148 100V200mA(50本入)1N41481個秋月電子通商I-00941
汎用整流用ダイオード 1000V1A 1N4007(20本入)1N4007-34851個秋月電子通商I-00934
高輝度青色7セグメントLED表示器OSL10561−LB カソードコモンOSL10561-LB6個秋月電子通商I-04107
12V小型リレー 接点容量:2A 2回路C接点 941H−2C−12D941H-2C-12D1個秋月電子通商P-01228
三端子レギュレーター 5V1A TA7805STA7805S1個秋月電子通商I-06312
放熱器(ヒートシンク)25x24x17mm1個秋月電子通商P-05151
【TC74HC138AP】HCMOS-ICTC74HC138AP1個マルツパーツ館TC74HC138AP
【CD4511BPWR】7セグメントLEDラッチ・デコーダ・ドライバ(6個入り)CD4511BPWR1セットThinkAboutPCBCD4511BPWR
表面実装抵抗100Ω 2012(50個入り)1セットThinkAboutPCB
HUDデジタル時計基板HUDC0011枚ThinkAboutPCBHUDC001



5.組立概要

 @デジタル時計基板を組み立てる。
  後述の完成図外観を参考にされて下さい。部品は値がシルク印刷されています。
  シルク印刷のない部品は0.1uF積層セラミックコンデンサです。
 A最初に表面実装の7セグメントデコーダーICを取り付けて下さい。ピン間が狭いのでハンダ吸い取り線は必須です。
  私はgootwickの「CP-25Y」(マルツ)を愛用しています。
 B7セグメントデコーダーIC4511は白いポツがあるところが1番ピンです。IC側には1番ピンのところに丸いくぼみがあります。
 C表面実装100Ω抵抗は7セグメントLEDをハンダ付けした後の方が実装しやすいです。
 D電気二重層コンデンサの下に基板取付用3mmの穴が開いていますので、コンデンサを取り付ける前にネジを取り付けて下さい。
 E同様にRTC8564の下にも抵抗・ダイオードがありますので、先に取り付けて下さい。
 FI2Cバスのプルアップ抵抗2.2kΩがシルク印刷されているロットがありますが、それは取り付ける必要がありません。
  I2Cバスプルアップはリアルタイムクロックモジュール内で行いますので、必ずリアルタイムクロックRTC-8564NBのショートランド1と2をショートさせてRTC-8564NB上でプルアップさせて下さい。
 Gブートローダー&スケッチライタを使ってATmega168Pにブートローダーを書き込む。
 Hスケッチを書き込む。



6.完成図外観

 【基板表側】

 

 【基板裏側】

 

・赤線は+12Vを入れます。バッテリーから直接取ると常時点灯してしまいますから、キーをアクセサリーの位置にした時に得られる+12Vがいいです。私の車ですとシガーソケットの所から取りました。

・黒線はGNDです。適当なボディーアースに接続します。

・夜になると明るすぎて支障がでますので、ライトをオンにすると減光しています。その信号線(イルミネーション)が白線です。
 イルミネーション信号はカーオーディオ・カーナビの所に来ています。アルパインのサイトで車種ごとのイルミネーション信号を確認できます。



7.ターゲットとの接続

 ブートローダー書き込み済みのワンチップArduinoを用意してメイン基板へ実装します。

 次はスケッチライタとの接続ですが、5V系のシステムですので、スケッチライタも5Vに設定します。J1を2−3番ピンショートして5Vに設定します。

 スケッチライタと本体を5本のストレートケーブルで接続します。

 あとはスケッチを書きこめば完成です。スケッチはArduino1.0.4で書いています。Boardは「Arduino Diecimila or Duemilanove w/ ATmega168」を選択して下さい。




8.スケッチの動作について

・スケッチはArduino-IDE1.0.4で作成しています(2013/5/18現在)。

・HUDデジタル時計に関するデータは こちらのホームページ に全て入っています。

・リアルタイムクロック用のライブラリの設定が必要です。ライブラリの中にある「RTC8564」フォルダをフォルダごとArduinoインストールフォルダの中の「libraries」の中に入れて下さい。

・電気二重層コンデンサが完全に放電し、リアルタイムクロックが時間を記憶できない状態で起動するとある初期値の年月日時刻で起動します。また時計がずれてきたときは時刻を合わせて下さい。
 まずHUDで正常に見える状態で左のタクトスイッチを押してください。そして右タクトスイッチと左タクトスイッチを使って以下の順で設定していきます。

  ・西暦4桁の3桁目を右タクトスイッチで設定。1回押すと数字が一つ上がる。通り過ぎてもそのまま何回か押すと戻ってきます。希望の数字になったら左タクトスイッチを押します。
  ・西暦4桁の4桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・月2桁の2桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・月2桁の1桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・日2桁の2桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・日2桁の1桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・時間2桁の2桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・時間2桁の1桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・分2桁の2桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。
  ・分2桁の1桁目を右タクトスイッチで設定。同様に値が決まったら左タクトスイッチを押します。これで秒が00秒にセットされ時刻表示モードに戻ります。

・時刻表示モードの時に右タクトスイッチを押すと日付が表示されます。



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