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2001年9月8日
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| 1957年 初代スカイライン デラックス (ALSID-1) 昭和32年4月デビュー 当時東京店頭価格120万円 所有 日産自動車 |
茨城県水海道市に今年6月オープンしたプリンス&スカイライン・ミュウジアム レッドパークを訪問した。アクセスは常磐自動車道の谷和原インターチェンジを降り国道294号線を北上する。水海道警察署を過ぎホンダクリオの先の交差点を左折、道なり2つ目の信号を右折してすぐの右手にある。インターを降りてから約4kmの距離だ。水海道駅前の商店街の一角にあるこの3階建の建物は以前スーパーマーケットか何かに使用されていたような造りでロケーションも建物もミュウジアムには似つかわしくない感じだ。向かい側には乗用車なら30台くらいはとめられる無料駐車場もある。
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| 1967年 R380U 国際記録樹立車 茨城県谷田部テストコースで7つの世界記録(50km/h、50マイル、100km/h、100マイル、200km/h、200マイル、1時間)を樹立 |
1990年 YHPニッサンR90CP 90年JSPC(全日本プロトタイプカー選手権) 優勝車 ドライバー 長谷見昌弘 A・オロフソン |
1985年 グループA仕様車 |
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| 1990年 GT-R N1耐久参戦車 日産自動車GTR開発メンバーによる手作モデル |
1996年 GT-R GTレース用マシン ARTA(オートバックスレーシングチームアグリ) 使用車 全日本GT選手権シリーズに使用したもの 98年シーズンに本山哲 土屋武士がドライブ |
カルソニックGT-R 93年のグループAにカルソニックチームが使用したマシンのうちで部品耐久テスト用に使用されたモデル |
V35新型スカイライン250GTを快調に操り自宅から小1時間ほどで到着、開館時間の午前10時を待ってさっそく入場した。入場料は1,200円で入場券の代わりに小さなバッチをくれる。これを付けていれば当日の開館時間中なら何度でも出入りが出来るとのこと。土曜日の午前中とあってか、いつもそうなのか人影はまばらだ。正面でジェントルに僕を出迎えてくれたのは黒のタキシードをまとった初老の紳士然とした1957年製初代スカイライン・デラックス。そして見渡すとワンフロア600坪に、圧巻!スカイラインがずらーっと並んでいる。
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| 1970年 2000GT-R(PGC10) 4ドアGTRの後期型、通称ハコスカGTR |
1973年 2000GT-R(KPGC110) 排ガス規制により4ヶ月で生産終了した、いわゆるケンメリGT-R 総生産台数197台の超お宝! |
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| 1990年 GT-R NISMO(BNR32) グループAのためのエボリューションモデルで総生産台数560台、うち500台が市販され残り60台はレースに使用 |
1995年 GT-R(BCNR33)テスト車 実際にニュルブルクリンクでテスト走行したモデルでラップタイムシミュレーションに使用、この車をベースに量産仕様が決定された |
2000年 GT-R(BCNR34) |
スカイラインの歴史のみならず日本自動車史を語る上で欠かすことの出来ないR380から初代GTR、ケンメリGTR、そして32、33、34GTR。初代プリンス・スカイラインから11代目V35スカイラインまで所狭しと鎮座している。そして最も興味深いのは、ここには単に市販されたクルマだけではなく、日産自動車が新車開発に使った実験車両、たとえばV35スカイラインと言うかinfiniti XVLを開発するためにV6エンジンを載せフロントミッドシップ状態にしたR32、ドイツのニュルブルクリンク・サーキットでタイムアタックをしたR33GTRの正にその車両、レーシングシーンで実際に活躍したクルマが展示されていることだ。
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| 1993年 GT-Rプロトタイプ 93年東京モーターショウ参考出品車 |
1996年 NISMO400R 生産台数44台 発表当時価格1200万円 |
MID-4 上:初期型 下:後期型 ミッドシップレイアウト・4WD・HICAS・ABS・VG30DEエンジン・樹脂製ガソリンタンンク |
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| 1975年 1975年 2000GT-XE 20thアニバーサリー車 |
1976年 1800GL 後期型 L18エンジン搭載車 |
1980年 2000GT-ES TURBO スカイライン初ターボモデル「スカGターボ」 フロントバンパーの反転「OBRUT」文字は前方走行車のルームミラーに「TURBO」と写る |
僕があまりにも熱心に観ていたせいか、誰にでもそうなのか、案内の方が展示車両について丁寧に細かな説明をしてくれた。ここのクルマの多くは日産自動車や各スカイラインのクラブから借り受けて展示されているもので、前述のR32にV6エンジンを搭載した実験車両もそのひとつだ。そしてこのクルマを日産自動車から借りるにあたり、その隣にある新型V35も一緒に展示してくれと依頼されて展示しているそうだが、ここを訪れるスカイラインファンにはV35はどうも不評とのことだ。そう言えばこのV35、最新型なのに何となく婿養子の様に肩身が狭そうにしているように見えたのは気のせいだろうか。
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| 1981年 2000RS FJ20Eエンジン搭載車 エアロパーツ装着車 |
1981年 2000GT-EX TURBO L20ETエンジン搭載車 |
1983年 2000RS-X FJ20Eエンジン搭載 RSの後期型豪華仕様 パワーウィンドウ・マルチアジャスタブルシート搭載 |
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| BNR32型車輌にV6エンジンを装着しフロントミッドシップ走行をテストした車輌で日産自動車から借用したもの、V35新型スカイラインで話題を呼んだ二重隔壁エンジンルームがすでに採用されているのが面白い、そして右奥はその結果誕生した新型スカイライン | ||
2階フロアには日産村山工場の車両開発資料やスカイライン生みの親である櫻井眞一郎氏に関するものなど大変貴重な資料が展示されている。
プリンス&スカイライン・ミュウジアム レッドパーク、スカイラインファンならずともクルマに興味がある方なら一度訪問してみることをお勧めする。そして一車種で博物館が出来る日本のクルマは稀有な存在であり「スカイライン」の存続と日産自動車の永続的な発展を心から祈る。
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| 2階には日産自動車 村山工場とスカイラインの諸資料の展示やグッズの販売スペースがある | |||