ド ラ イ ブ 日 記


奥久慈・袋田 編


2002年11月23日



今回は常磐自動車道を利用するコースなので、まあ渋滞はないだろうと判断し、出発は通常より遅めの午前7時に設定した。

祝日のこの時間帯なら自宅から三郷ICまでは外環道の下を走って15分くらいだ。高速に乗ると意外や交通量は多かった。

かつて日本の景気も良かった頃は休日ともなると、早朝から常磐道はゴルフ場へ向かうセルシオやクラウンのハイヤーが頻繁に走っていたものだが、今ではそれらしきクルマもあまり見かけない。
40分ほどで友部SAに到着。ここのレストランで朝食だ。常磐道を利用するときは大抵ここのレストランで朝定食を食べながら地図を見てルートを確認する。

今日は那珂ICまで行き、そこから国道118号線を北上して袋田の滝を目指す。そして大子町にある「森林の温泉」(もりのいでゆ)で風呂に浸かり国道461号線で花貫渓谷を通り高萩から帰るというものだ。
那珂ICから袋田の滝までは久慈川沿いに国道118号線を約44kmほど走る。片側1車線の一般道では遅いクルマをなかなか追い越せないので1時間はかかってしまう。

滝の入り口付近に着くと、すでに多くの見物客を乗せたクルマやバスが来ていた。駐車場は滝のあるところからずいぶん遠くのところからある。どこも1回500円だから、道が行き止まりになるところまで進んで停めるのがいいと思う。

滝に近いところは高く、遠いところは安くなっているとうことはないようだ。
日光の華厳の滝、和歌山の那智の滝とともに日本三名瀑のひとつといわれる袋田の滝は、高さ120m、幅73mで、4段に分かれて落下していることから別名「四度の滝」とも言われている。

10年振りに訪れた袋田の滝は、この時期がそうなのか、その日がたまたまそうだったのか、滝の水量は少なくちょっと迫力にかける印象だった。

紅葉は見頃を一週間ほど過ぎており、ここは晩秋というよりは初冬という感じであった。寒い…
大子町の温泉は屋内と露天風呂に分かれ、屋内風呂では季節限定のりんご風呂になっていた。湯船にりんごがいっぱい浮かんでいい香りを放っていた。

露天風呂は広くゆったりして温度も適当。冷たい風が頬を撫でて気持ちが良かった。

この風呂に浸かって夜空を見上げたらさぞかし綺麗だろうなあ〜などと考えた。
その後、国道118号線を少し北上して福島県に入り国道349号線を南下した。国道461号線へ左折して花貫渓谷を目指したが、途中で「下見の滝」と言う看板が目に留まりクルマを停めた。

下見の滝は小振りで袋田の滝とはスケールの点で比べるべくもないが、日本庭園的な整った景観で僕はとても気に入り何枚も写真を撮った。
花貫渓谷は沿道に結構クルマが停まっていた。クルマの多くは山を散策するハイカーのものだ。バーベキューをしているグループもいる。うっそうとした渓谷だ。

ここの紅葉もちょっと見頃を過ぎたかなあという感じだった。
しかし自然というものはいいものだ。都会の喧騒を忘れ非日常を味わえる。しかしである、その自然を満喫するために排ガスを撒き散らしながらクルマでやってくるというのも、なんと不条理なことだろうか。

そんなことを考えながら、高萩IC入口を探して走っていたら、案内の看板が小さく行き過ぎてしまった。「看板、見えにくいぞ!」

ちょっと走って適当な場所があったのでUターンをしたら、そこはセレモニーホールの駐車場であった。「おっと!」帰りは気持ちを引き締めて安全運転に徹して帰った。

Dec.1 2002
By 織田一彦