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10月14日(日)晴れのち曇り。↑S氏はこの最高級黒舞茸を発見して思わず舞い踊ってしまい、下の沢へ落ちそうになった。
(誰だ、落ちれば良かったなんて言ってるのは?・・・俺だよ!)

皆さん忙しいのか命懸けのキノコ採りなど真っ平ゴメンなのか、今回の参加者は精鋭3名であった。
今週も舞茸なのである。最高級黒舞茸なのである。プラス茶舞茸も。おまけに再び摩訶松茸も。
5時前に家を出て7時前には歩き始めていた。
歩き始めて15分、伝説のS聖人(説明は下)の「あった!」の叫び声で今日の舞茸狩りがスタートしたのでありました。
急斜面なので最適撮影アングルがとれない。
この株と上の株は木の根元に深く食い込んでいて手では取れず、ナタを差し込んでやっと採った。
これはソフトボール大だが、既にそれぞれの枝の先が扇形になっているのでこれ以上は成長しない。
こうなると採る時抵抗なくスッと採れる。
発見者のS氏を主体に撮ろうかそれとも舞茸をと迷って撮ったら舞茸全体が写らなかった。
このミズナラの根元には3株あった。
この場所に行くと必ずこの木の周りは見るのだが今まで出ていたことはなかった。
逆に毎年出る木には今年は出ていなかった。
酷暑の天候異変が影響しているのかもしれない。
S聖人の最強伝説
その@
福島県の海の近くの公園でキャンプした時、そこのトイレがあまりに汚いので他のキャンパーのことも考えて率先してトイレ掃除を始め、おまけに排水も修理した。公徳心篤いアウトドアマンのお手本のような聖人なのである。
そのA
今まで誰が食べても中毒したことがなかったホウキタケの仲間のキノコを家に持ち帰り調理したのはよかったが、なんとそれを丼いっぱい食べて嘔吐下痢をしてお腹の掃除をしたという。
キノコは消化が悪い、毒でなくてもそんなに食べたら誰でも消化不良を起こす。
それ以来そのキノコのことを仲間内では「ソ○○タケ」と呼んでいる。
そのB
採取に危険な岩壁にあるレアな地衣類、珍味イワタケをかつて命がけでやっとの思いで採取した。珍しいのでプレゼントしたら、なんと一度に全部丼いっぱい食べてしまったという。これは消化がいいらしくお腹は何ともなかったらしいが、貴重なイワタケ、少しずつ大事に味わって欲しかったなあ。
珍味の意味なし。
それ以来イワタケを採取しても、もったいないのでS聖人にはお持たせなしにすることにした。
そのC
ものすごい方向音痴で、入間市→青梅市→小河内→丹波山村の位置関係が何回行っても分からず、小河内から丹波山に向けて走っている最中に、青梅はまだだっけ?などと訊く。
またある時、福島県喜多方から東京方面へ車で走っている時、試しに「日本海は進行方向どっち?」と訊いたらなんと「左だ」と堂々と答えたので他の2人はずっこけた。
当然山の中でも方向が分からないが、入間からの帰巣本能はあるらしく、我が家から東京の自宅へはちゃんと帰っているようだ。それとも終点秩父まで行ってしまって、折り返して来たりしているのだろうか。
そのD
キノコの名前も何回行っても覚えず、やっとこさ覚えたのは舞茸とシイタケだけである。
最低猛毒キノコだけでも覚えてちょうだいね。

そんな、わが敬愛し尊敬するS聖人は、いざ仕事になると、黒川紀章氏亡き後の斯界をリードするであろう、数寄屋造りの思想を基本に伝統とモダンアートを融合させた人と自然にやさしい建築を志向し実践している気鋭の建築家なのである。
(ちょっと誉めすぎかな)
さて、キノコに戻って、上から見るとまるでナメコのようだが、猛毒のニガクリタケ。
成長すると埃を出すホコリタケ。
狐の茶袋とか狸の茶袋と言ったりする。
タヌキ・・・は朽木上に発生するのでこれはキツネ・・・。
若いうちは食。こんな物でも料理の仕方によってはあっと驚く高級食材になるのである。
あちこちにある。
左の木でタバコの箱大の小さい黒舞茸を採取して昇ってくるN氏。
そんな小さい物でも既に成長が終わっていたので残して来ないで採取した。
今後成長する可能性があればこの木は崖下でおそらく他の誰も行かないだろうから来週まで残したであろう。
この木は今まで見た事がなかった。来年からは必ず見ることになるのである。こうして自分のいわゆる「持ち木」を増やしていく。
結構ボリュームのある茶舞茸発見。
最盛期を2日くらい過ぎたものだが立派な物だ。1キロくらいか、あるいはそれ以上か。
いつものシイタケ場の上に上っていったらそれほど大きくはないミズナラの根元にあった。
先ほど黒があったし、先日も採ったので今回はこの場で舞わなかったのであった。
舞茸の斜め右上方になにやら白い物があるのでさらに昇っていくとブナハリタケ、通称カノシタがあった。
昨年はこのキノコをとうとう一回も見ることがなかった。
今年は地面に出るキノコは遅いが、木に出るキノコは早いかも。
小さ過ぎて断定はできないが、多分クリタケの幼菌。
ご存知、エ、ご存知ない?ウラベニホテイシメジ。
苦味があるがボリュームと歯ごたえが魅力の大人好みのキノコ。
かなり発生期間が長い。
これとよく似た毒キノコ、クサウラベニタケには注意しよう。クサウラベニタケは柄が中空である。
ウスタケ(食)。
中にゴマ粒のような物が入っている。
これをコーン代わりにソフトクリームを入れて、ウスタケソフトなんて、駄目か?
垂直の岩壁に貼り付いているイワタケ。
岩に付いている方が黒色で表が白っぽい色をしている。
これはキノコではなく地衣類だ。
カサカサに乾いているが雨に濡れると柔らかくなる。
岩壁を見上げるとそこにもあったのでピッケルで削ぎ落として採取した。
採取場所から見下ろすとN氏が休んでいた。下を見ると怖いよぉぉ。
今回も発見マカマツタケ。(名前の由来は前回へ)
2週間前この場所へ来て7本ほど採取したので、その後出てこの大きさになったということだ。
この場所は完全に覚えた!
カヤタケ。
往復の道中にあるが我らのほかには誰も採らないので、健気なカヤタケに敬意を表して採取してきた。
このキノコは採取すると根元に落ち葉がついてくる。
ムササビタケ(食)か?
こんなかわいいキノコがそこここに出ている。
小さいキノコだが傘の色がほのぼのとしたホッとするような色彩だったので撮影。
というわけで精鋭3人は舞茸その他を手に帰還したのでありました。
  本日の収穫。
上が茶舞茸、下が本命黒舞茸。
左シイタケ、右上ウラベニホテイシメジ、下イワタケ、上左キクラゲの仲間のハナビラ二カワタケ。
ブナハリタケ。
山にあるときはもっと白い。
香りが山のキノコそのものという感じのキノコだ。
虫も好むキノコ。
上にマカマツタケ、左ナラタケ、右キツネのチャブクロ、下カヤタケ。
天然物の舞茸の炭火焼はどんなものだろうと早速やってみる。
ワサビ醤油や韓国海苔で巻いたりして食す。ぜ・い・た・く。
でもやっぱり天ぷらの方が美味。
黒舞茸とその天ぷら。
白より茶、茶より黒のほうが美味しい。
風味、味わいの深さが勝る。
この美味しさは言葉ではなかなか言い表せない。
今回ももちろん舞茸酒。
先日のよりコクがあってついつい杯が干され、ぐいぐい胃の腑へと流れ込んだのでありました。
この酒はいくら飲んでも二日酔いはしない。
使用した舞茸は惜しげもなく捨てる。
この出がらしの舞茸を食べても苦辛く不味いのだ。
舞茸の炊き込み御飯に海苔を散らした。
味?説明省略!
天然シイタケのチラシ。
味?説明するまでもなし。
キツネのチャブクロのサラダ。
キツネのチャブクロをレモンを入れて茹で、トマト、ムラサキタマネギ、ルッコラをイタリアンドレッシングで和える。(ふー、カタカナが多いなあ)
ホコリタケは味もそっけもない物だが、こうすると高級サラダに早変わり。
わが家はビールは必ず壜のモルツ。缶ビールはアウトドア用です。
ビールの隣は柚子。
ウラベニホテイシメジとジャガイモ、豚のバラ肉(ベーコンがなかったので代用)のバター炒め。
ウラベニの苦さとジャガイモ、肉の旨味がミックスして大人の味。
ウラベニの歯ざわりも絶妙。
冷めたので電子レンジで暖めなおしたら苦味が消えて締まらなくなった。
このキノコはやはり苦味が良いアクセントになっているようだ。
ハナビラ二カワタケとイワタケ、キュウリ、ワカメとミョウガの酢の物。
それぞれの素材がお互いの持ち味を引き出し、それでいてそれぞれの個性を発揮しているまさに美味な珍味。
ハナビラ・・・とイワタケは湯がく。
もちろん今週もマカマツタケの土瓶蒸し。
2本だけの収穫だったので、前回味わえなかったN氏夫妻とS聖人が崇高な香りと味わいを体験したのであった。
キノコ鍋。
豆腐は鍋には角切り、キノコ汁には潰して入れよう。
キノコ汁には間違ってもサトイモなど入れないように。それでは芋煮だ。
そんなの各家庭の勝手だって?まあ、その通りですけどね。
肉を入れると肉とキノコの旨味がミックスして味わいが増す。
キクラゲの仲間のハナビラ二カワタケやホコリタケはまず他のキノコ採りは見向きもしないからたいてい採取できる。
それを料理すればまさに珍味。
イワタケは岩壁を注意して見れば貼り付いている事がある。
島崎が幼少のみぎり、華奢(きゃしゃ。注:上品で弱々しいこと)だったのでしばしばお腹をこわした。そうするとわが母上はイワタケをお粥の中に入れて食べさせてくれたのであった。
古来よりの言い伝えでイワタケは消化がよくお腹の薬になったのかも知れない。
他人が見向きもしないキノコの素材を生かすのも楽しみだ。もちろん食キノコを。
来週も舞茸に会えればいいなぁ!