二十世紀2001
 1900年から2000年までを一年ずつ分析した歴史書。一年ずつが星新一のショートショート作品のように楽しく読める。
 また、資本主義の功罪・帝国主義の不潔・第一次世界大戦の始まりの意外な愚かしさ、大国アメリカのエゴイズム、などを解明。そして、平成日本の経済危機は18世紀の産業革命の結果だと結論づける。
 20世紀とそれ以前の歴史時間と人間たちを、現在と未来に役立てるために解剖。緻密な歴史書であるが、一方でギャグと皮肉と悲哀に満ちている。橋本治のユーモアの才能もさることながら、歴史とはそもそも滑稽で皮肉で悲しく恐ろしいということだろう。

 本書についてはもっとくわしく書きたいのだが、今のところ読むだけで精一杯だった。




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