ああでもなくこうでもなく2000
 新しい事件が報道されるたびに、橋本治が来月『ああでもなくこうでもなく』でどう書くだろうかと思うのが、習慣になった。
 雑誌「広告批評」に連載中(2003年9月現在)の時事問題のコラム。単行本第1巻。
 情報化社会のなかで次々と報道される、珍奇な事件、怪奇な事件、そして、日本の政界、さらには国際社会。
 衝撃や興味は充分にあって、しかし、それらの出来事がどのような意味を持つのか。それらの出来事を知ったことで、自分自身にどのように役立てればよいのか。
 それを、迅速に解明してくれるのが、橋本治のこのコラムである。
 理解不充分のまま忘れかけた犯罪を、明快な人間ドラマに還元してくれるのが感動的。また、わかりにくい国際情勢を、史実と人間性の両観点から分析してくれる。無智な私は、本当に助かってしまう。
 さらには、芸能スキャンダルを、ギャグタッチで暖かく分析しているので、笑わされ感動させられる。


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