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asta(アスタ)2006年12月号 日本の美、芝居の心 2006.11.14記
【紹介】
 岡田嘉夫との対談。
 
 橋本治は岡田嘉夫の挿絵で、日本の歌舞伎を楽しめる絵本を作成中。目的は、西 洋のオペラのストーリーのように、歌舞伎のストーリーを知らしめるという啓蒙 。

 暑苦しい絵vs余白の美
 岡田がドラクロアの「民衆を導く自由の女神」をサウナみたいに暑苦しいという。応じて橋本が、源氏物語絵巻も暑苦しいと挙げる。


 「仮名手本忠臣蔵」の切腹シーンについてのエピソード。
 挿絵を描こうとした岡田が、橋本に電話して質問。「切腹の型は柄は右か?左か?」


 「菅原伝授手習鑑」の子殺し後の鎮魂歌「いろは送り」についてのエピソード。
 橋本は「いろは送り」をカットしたが、岡田が絵の中に描いた。
本文より・・・
橋本「すごいことに絵は音楽まで描いちゃう。(中略)絵を描く人とか(中略)あんまり考えないでやっちゃうんですね。」
岡田「ゴキブリの触角のようなものを持っている。頭でなく、それで描いてるみたい。(中略)私にとって、いろは送りとベートーベンの第九とは全く同じキーポイントで心が揺さぶられるものなんです。」(以上、本文より)





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