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考える人 2007年春号 対談 橋本治×高橋源一郎2007.4.8記 
【ピンポイント紹介】
 3箇所。

1高橋:橋本さんを論じようとしても困るのは、橋本さんは自分で自分を論じちゃう。
 橋本:『生きる歓び』の文庫の自作解説ですね。自分のことを論じられるのは自分だけだと知っている。

2高橋:『蝶のゆくえ』を女の子たちに読ませたら、「どうしてこんなに私たちのことをわかってるの?」と驚いていた。
 橋本:どうしてそんなに自分がわかられないと思ってるの?人間、ばれてるもので、それを小出しにしてくのが、人付き合い。
 高橋:橋本さんが文壇から遠ざけられる理由はそれ。普通の小説は、秘密があるのが前提で書かれるから。

3高橋:橋本さんの小説でうらやましいのは、人間がいっぱい出てくる点。
 橋本:私のやっていることは自然主義で、別に新しくない。日本の自然主義の問題点は、自分のことしか書かないこと。目を外部・他者へ向ければバルザックやゾラになれるのに、なぜそれをしないのか、不思議。





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