臨床見学実習の案内

半日見学実習での課題
(1)精神科医療従事者として
1.病院の医療業務内容(病院の役割)
2.患者に対する基本的理解・接遇
3.他職種との連携
(2)作業療法専門職として
1.病院・施設内での作業療法士の役割
2.作業療法の業務役割上の諸注意
3.作業療法士業務役割上の施設見学

半日見学実習でよく質問される内容
○精神科作業療法と病棟常勤の作業療法のちがいは?
○精神科特有、ならではのことは?
○外来の作業療法をやっているか?
○痴呆病棟で、一見痴呆だとはわからない人が結構いたが?
○作業療法士は何人いるか。
○作業療法士はミーティングに入らないのか。


約5日間の臨床見学実習での課題の大別
社会人・職業人として 精神科医療従事者として 作業療法専門職として
 
 問題のある学生は指導する
が、その必要はほとんどなくす
んでいる。

 このサイトでは言及しません。
 
 多くの学生は、患者の病気、症
状を見たがり、確認したがる。た
だ、これについては、複雑な思い
がある。私が考える精神科作業療
法の理想の一つには、症状を持っ
ているケースにも精神科作業療法
中は、できるだけ症状を引き起こさ
ないことだからである。
 ただ、異常な行動などが見られ
たときに、病気の症状なんだと冷
静に理解し、適切な対応はできな
ければならない。
 この点は、精神医療関係実習者
全ての実習項目であり、特に作業
療法実習に限ったことではない。
 従って、この点もこのサイトでは
言及しません。

中心課題は、作業観察である。
課題項目をここでは挙げておく。
1)施設の作業療法士の役割
○施設、作業療法部門のオリエンテ
ーション
○他部門との連携の中での作業療
法士の役割。
2)作業観察
○作業工程分析

3)作業遂行機能観察
○作業課題遂行機能分析

4)集団作業観察
○作業役割遂行機能分析
○集団作業役割遂行分析

5)作業集団の観察
○作業集団役割遂行分析
作業観察
精神科作業療法の第一の基本。精神科作業療法の場面に参加し観察する。作業はケー
スの評価訓練で最も基本となる評価道具、訓練道具なのである。従って、作業というこの
道具を知らないと評価はできないのである。
私の作業観察の指導・訓練では、見学参加した作業種目の作業工程分析をさせている。
作業について、必要な道具・材料の確認、道具・材料の準備課題に始まり、作業を作業
工程目標までの課題に分析するということである。その中心は、材料工程の分析であ
る。それに道具を使用する作業の場合は、道具も合わせての課題を確認する。
作業遂行
機能観察
精神科作業療法第二の基本。精神科作業療法場面に参加して観察する。これは作業観
察と同時にできることである。但し、実習の観察訓練なのでこれをいちいち一つ一つ確実
の分析させるために記録させているのである。
基本的な観察ポイントは、作業工程課題に対して、その作業に向かい取り組んでいる一
般対象者が、どのようにそれらの課題と関係しているかという作業遂行機能を観察するこ
とである。
平たく言えば、作業工程課題に対して、どのような作業遂行機能を使用しているのかの
分析である。つまり、作業工程分析がきちんとできていないと作業遂行機能分析も不十
分に終わってします。
集団作業 作業集団
ここで言う集団作業とは、集団の構成員が、
同一作業工程目標を持ち、みんなで協力し
て、作業を行っていることをいう。
 一人一人が別の作業工程目標をもって集
まっている集団を作業集団といって、集団作
業とは区別しています。
バイザーのぼやき1
バイザーーのぼやき2
バイザーのぼやき3
 
上記にあげた作業療法専門職とし
ての実習課題は、課題の性質からし
たら、養成学校でも学べることではな
いだろうか。
 きっと学校によっては、学校自身で
やっているところもあると思われる
が、是非学校のほうでやっていただ
きたいと思う。
 
私は、教育制度の知識がないので
わからないが、上記の実習項目は、
作業評価方法について説明したこと
になるので作業療法評価の基礎科
目などに組み込んでできるのではな
いかと勝手に考えてしまう。

ただ、これまで、5日間の臨床実習
経験がなかった学生を見ていて、
学生の授業の理解力の面もある
が、これらの実習課題について、授
業内容がどれだけ丁寧になされてい
るかについては、私は疑問を感じるこ
とが多い。