キャブレターのオーバーホール   

エンジンからガソリンがもれてる!! どうしよう?

はじめて船外機を付けて、無事初航海が成功して喜んでいた。家に帰って、再度エンジンをバケツに入れてエンジンをかけて、塩抜きをしていた。・・・・・ あれっ?? ぽたぽたとガソリンが漏れている。

どうしよう。操作パネルとキャブレターの境目から、ポタポタとガソリンが漏れている・・・

燃料コックを閉めると止まる。エンジンをかけていると、止まる。一体なんだろう??

そこで、

株式会社スズキマリン
スズキマリーナ三河御津様に
ネットで質問したら、丁寧に原因を教えていただきました。内容は次の通りでした。

「黄色の矢印のところから燃料が漏れるとのことですが、キャブレターからのオーバーフローが原因と考えられます。キャブレターのオーバーホールをお奨め致します。
15馬力以下の整備マニュアルはありませんので、お近くのスズキの代理店に持っていかれた方が良いと思います。もし、自己責任で修理される様でしたら、25馬力の整備マニュアルをFAX致しますので参考程度で実施してください。尚、微調整のクリアランス量が違いますので、FAXの数値のまま実施しないで下さい。スクリュの戻し量を紙に書きオーバーホール後にスクリュウの戻し量分戻してください。(戻し量とは通常はエアー等が通る為のクリアランスであり、クリアランス分をスクリュウで締め付けした時の回転数です。
尚、キャブレター及びスクリュはとても柔らかい為、力の入れ方を間違えますと破損のおそれがありますので実施される場合はわかる方に教えてもらいながら実施された方が良いと思います。)(破損の仕方、スクリュを締め付ける場合、金属同士が微妙に当たる感覚((この感覚は、初めてでは判らないと思います))がありますが、その感覚以上に締め付けますとキャブレターとスクリュが共に潰し合いクリアランス量が狂いますので、
高回転及び、低回転が不調に成ります。)25馬力の整備マニュアルをFAXいたします。」

このアドバイスがとても勉強になりました。さらにネットでキャブレターの原理や基本構造を学びました。

スズキのDT-2エンジンのキャブレターは「ピストンバルブ型キャブレター」別名VM型と呼ばれているものでした。なるほど取り扱い説明書(1月に友人からコピーさせていただいた貴重な一冊)にも型番が「VM11C」と書かれていた。間違いなくピストンバルブ型キャブレターだ。

何度も何度もホームページでキャブレターの構造を頭に入れ、だんだん専門語が分かってきた。

さて、分解してみよう!! ドキドキ・・・

エンジンの操作盤に出ている、チョークノブ、スロットルの取ってをはずし、2本のねじをはずし、操作盤をはずす。すると、キャブレターの入り口が現れてきた。白く鍵のような金属板が実は、チョークで、まわすと下の空気取り入れ口をふさぐ仕組みでした。そして、鍵のような板には小さな穴が開いていて、かろうじて空気を少し取り入れる構造でした。

次は、燃料ホースの取り外しです。クリップを緩めて、ホースをキャブレターから取り外します。燃料を使い切ったと思っていたのですが、ホースの中に、まだ少しガソリンが残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

次は、キャブレターの取り外しです。

ここからが、メインの作業です。ドキドキしながら、エンジンの付け根のボルトを緩めてみました。「???」簡単にキャブレターが抜けてしまいました。

オイルと誇りで汚れていました。中央上部が「ピストンバルブ」で、空気の通り道を調整する装置です。一番下は、ガソリンをためておくフロートチャンバー。一番底にあるネジは、燃料を抜くドレン用ネジでした。

 

 

 

 

 

 

右側のエンジン側からのぞいてみました。

中は、空洞で向こう側が丸見えですが、中央に、一本針が立てに通っていました。これが、「ジェットニードル」です。

スロットルを低速にすると、ジェットニードルの上の天井から「ピストン」が降りてきて、この空洞をふさぎ空気の通り道をふさグ仕組みでした。

 

 

次の作業は、いよいよ分解です。

まず、フロートチャンバーの取りはずしです。2本のネジで止まっていました。

恐る恐る、ネジをはずします。何が出てくるかは、予想はしておりますが、実際初めてなので、魚を初めて捌くようなドキドキ感と怖いもの見たさと、戻らなくなったらどうしようかとの恐怖感で一杯です!!

フロートチャンバーがとれません!! どうしたんだろう?? ひねっても、引っ張ってもとれません。

ドライバーを隙間に入れても、動きません。そこで、何度かやっている内に、「パカッ」と外れてしまいました。

中から、予想通りフロートが出てきました。昔の水洗トイレの自動止水装置であります!!

フロートチャンバーを外したところです。左の写真では、黒く映っているのがフロートで燃料が一杯になると浮いて燃料バルブを塞ぎます。右の写真は、フロートチャンバーです。ここにガソリンが燃料パイプから流れ込みます。

中は、オイルで汚れていました。燃料が一杯になるとフロートが浮いて燃料バルブを塞ぐのですが、このバルブがオイルでかなり汚れていました。

これが燃料漏れの原因だったんですね。(写真撮るの忘れた・・・)

そこで、フロートを取り外し、バルブと燃料が来る穴の清掃です。クレのキャブレタークリーナーで、一気に吹き付けました。すると、赤茶色に汚れたオイルがあふれ、付着していたゴミも吹っ飛んで綺麗な状態になりピカピカです!!

フロートケースのごみも取れて、ぴかぴかになりました。

いよいよ調子に乗ってきました!! ついでに、キャブレターの一揆清掃だ〜!!!

クリーナーの吹き付けで外側から、中の奥まで一気にクリーン作戦だ〜

風呂から上がったみたいに、さっぱりとピカピカになり、新品同様に仕上がりました。

 

本当は、メインジェットニードル、ニードルジェット、スローエアジェット、エアスクリューなど分解整備するのですが、今回は燃料漏れ以外は、調子がいいのでオーバーホールはしないで、クリーナーでの清掃に留めました。

早速、エンジンを掛けてみました。一発始動!! 快調です。

燃料漏れも、解決されていました。

整備合格ワッペンを貼ってあげました(笑い) 2005/02/20