幻想万魔殿


天使

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ミカエル
大天使達の長。『神の如き者』の意味がある。
キリスト教では最も偉大な天使とされる。というのも
誘惑の蛇である古き黒龍、魔王サタンを屠る者としての存在があるからだ。
異教に対するキリスト教の勝利を意味するのがミカエルであり
彼の持つ剣や槍なのである。
主の実戦者として最も信頼篤く、また、死者の魂の善悪しを図ると言う役目を持つ
カブリエル
ガブリエルは『神の英雄』という意味の名の、水の属性を持つ四大天使である。
聖母マリアにキリストの受胎を告知した天使としても知られており
シンボルである百合の花と共に描かれる。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教で重要な位置にあるため、別名も多く
「受胎告知の天使」「復活の天使」「慈悲の天使」「復讐の天使」「死の天使」
「真理の天使」「神の意思を伝える使者」「エデンの園の統治者」等と呼ばれており
世界の終末が訪れる時には、眠れる死者を起こすべく、ラッパを吹き鳴らすと言う。
そして背徳の町、ソドムとゴモラを焼き尽くしたのはこの天使であり
イスラム教にとっても、コーランをモハメッドに書き写させた天使として
大いなる尊崇を受けている。
ウリエル
名の語源は『神の火』に由来し、タルタロス(地獄)を支配する。
地獄の業火は、火山の火口に擬され、神の火はその噴火である。
炎の属性を持ちながら、地の属性を与えられたのは火山に結び付けられたからだろう
地獄でのウリエルは、閻魔大王さながらに、汚れた死者の魂を
さんざん拷問で苦しめると言う。
このように法に関してひどく厳しい天使であったと言われる。
最後の審判の時には、地獄の門の閂を折り、地上に投げつけて破壊し
地獄から死者の魂を地上に導き出すと言う派手な役割を負っている。
ラファエル
四大天使に数えられるうちの一人。
力天使を支配し、風の要素を持つ。織天使(セラフ)としての六枚の翼を備え
その位階を持っているが、天使学では力天使という説が一般的である。
しかし同時に主天使、能天使にも属し、古くは大天使であった。
名の意味は「癒しの天使」または「神の薬」であり
医療と結びつく事から「蛇」に結び付けられる。
更にギリシャのヘルメスのイメージと重ねられ
ヘブライの冥界シェオル人の魂を導く役も与えられている。
四大天使の中で、最も自愛に満ち、穏やかで、明朗快活な性格である。
メタトロン
天使の中で最も偉大と言われる。
神の顔、契約の天使、天使の王、万物の創造主等さまざまな呼称を持つ。
他の天使たちが御使いの意味の「エル」の名が付くのに対し
メタトロンだけは例外であるのも、彼が特別な存在であるせいであろう。
そして、さまざまな神学上の解釈が、メタトロンにはされている。
メタトロンは最高位のセラフの一人に数えられるが、異説も多い
ある伝承によれば、メタトロンは血に飢えた天使であって
自分に背く人間を嬉々として何百人も串刺しにして
苦悶のうちに死なせると言う。
故にるメタトロンはサタンとしてしばしば同一視され
天上界にあってのサタンの姿だとされる。
また、メタトロンの前身は「創世記」に登場するエノクだとされている。
カマエル
戦いの天使。名の意味は「神を見る者」。
能天使を率いて、天国の門を守る一種の鬼神である。
赤い鎧と長剣を帯びた、火星を象徴する猛々しい天使だ。
カマエルの指揮下には「破壊」「死」「罰」等の14万4000人にも及ぶ
天使たちが控えており、神の掟に逆らう者や堕天使に対しても
鋭く目を光らせていると言う。
こうした破壊的な性格ゆえに、カマエルは多くの悪魔を引き連れた
地獄の男爵であり、赤い豹の悪魔でも有ると言う説もあるほどだ。
サリエル
死の天使であり、死霊達を監視している。
モーセにさまざまな知識を与えた天使ともされている。
サリエルの姿は矮人であり、月の性質を知るために堕天したとも言われる。
彼はその時、無言で優美に天より離れたという。
ケルビム
智天使ケルブの複数形である。
ヘブライ語のケルブの意味は「知識」或いは「仲介者」である。
四つの顔と四つの翼を持つ。普段は彼らは神の戦車を引いたり
神の御座を運んだりしているが、エデンの園の門を護ると言われる天使として名高い。
岩のような姿で微動だにせず、永遠に門を見張るのだと言う。
同様のゲートの守護者達、すなわちスフィンクスやライオン、牛などとも同一視されて
日本の狛犬にも繋がっているのだろう。
ラグエル
ヘブライ語で「神の友」の意。
「光の世界の復讐者」として知られるが、その意は堕落に弱い天使たちを
看視し、罪を犯した天使を夾壇する糾弾する警察官の様な働きをする者と考えられていた。
中世の暗黒時代の教会会議では「聖人と偽って、地上を歩いた」として
ウリエルとともにザカリアス教皇に糾弾されたが
現代の正当な神学では愚かな過去の世迷いごとからは開放されている。
ハニエル
美の天使。「神の優美」という意味である。
愛の星、金星と深く関わる天使とされ、女神イシュタルと同様の役目をする。
人々に愛の心を湧き上がらせ、若い男女を愛の絆で縛るという役割を持つ。
邪悪な者を打ち破るための護符を作るときにも術者を護る働きを持つ。
オファニム
エゼキエルの前に現れた天使。通常の天使とは容姿が大いに異なる。
4つの顔、4つの翼、直線的な脚を持ち、足の裏は小牛のようである。
4つの顔は牡牛、獅子、鷲、青年の顔で、それぞれ占星術の
金牛宮、獅子宮、天蠍宮、宝瓶宮を表している。
名の意味はヘブライ語で「輪」の複数形であり、天球を表すと考えられるのだ
その形状は青銅の様にメタリックに光り、一対の車輪を持ち
燃える炭火のようであったと言う。
クシエル
処罰の七天使の一人である。 「厳しき神」の意。
炎の鞭でもって国家を罰する。
破壊の天使達はその性格のため、しばしば悪魔の仲間に入れられる。
しかし、この天使の名は、確かに神の役割を代行する者である。
ザフキエル
人間が必要な知識を、的確に与えるかどうか監視する目であり
更にそうした人間に知識を与え、正しい道に導く者。
トロネ(座天使)の長であるが、ケルビム(智天使)の上に
位置するとも言われている。
ラミエル
主の御前に控える七大天使の一人であり、彼らの指示を広めると言う役目を持っている
彼の伝える言葉は、人間にとって幻視(ヴィジョン)の形で現れる。
最後の審判の時に、どの魂が救われ、どの魂が裁かれるかを知っている。
そして、救済される魂を導く役を持つと言う。
パワー
能天使。中級三位に座している
勝利の天使であり世界を支配しようとする悪魔の軍勢に対抗する役目を持っている
完全に武装した姿で天の通路を巡回し、悪魔の侵入に備えている。
能天使の重要な使命は、中級の天使全体の役割でもあるのだが
対立する者を調和させ、均衡させる事に有る。
能天使は他の天使に比べてとりわけ善悪の間で揺れ易い性質で
天使が離反して堕天使になった際、最も反逆した者が多かったのは、この能天使である。
ゾフィエル
ゾフィエルの名は「神の密偵」の意。ザフィエルとしても知られる。
ザフキエルやイオフィエルとも同一視されるが
これらには疑問の声もあるので、ここではゾフィエル=ザフィエル説に的を絞りたい。
主な役職は「智天使の長」「土星の天使」そして「ノアの個人授業」
ユダヤの伝承では偉大な族長には高位の天使が指導に当たるとされた。
たとえばアダムにはラジエル、モーゼにはメタトロン、ソロモンにはミカエルが付いた。
その草々たる顔ぶれに名を連ねているのだから、かなり地位は高いのだろう。
戦いの場ではミカエルの副官を務め、その軍旗を持つとされる。
ミルトンの叙情詩『失楽園』では「最も早い翼を持つ」とされ
堕天使達の攻撃を、いち早く天の軍勢に報告したという。
シャムシェル
名は「日の光」もしくは「神の強き太陽」の意。
能天使の位に属し、「第四天の支配者」にして「エデンの園の守衛」。
シャムシェルの逸話としては、モーゼが生身の肉体のままで天国に訪れた際
その案内役を勤めた事がよく知られている。
ユダヤ教神秘主義カバラの文典『ゾハール(光輝の書)』によれば
彼は、365人の天使軍団を率いる指揮官で、同僚のハスディエルと共に
ウリエルの副官を務めるという。
ウリエルの様な大物天使を将軍とすれば、佐官クラスの将校と言ったところか。
祈る者に冠を被せて第5天へ連れて行くともされている。
が、『エノク書』や『ヨベル書』では堕天使とされている。
特に後者は、彼をグレゴリ(反逆天使)の一人に上げている。
グレゴリとは、人間の女性に欲情して地上に降り、彼らと交わった天使達の事を言う。
アニメ『エヴァンゲリオン』の使途として登場している天使である。
ガルガリエル
ガルガリエルは、「ガルガリン」の語源となった天使で、オファニムと対なす存在といえる
オファニムが「月」を管理するのに対し、ガルガリエルは「太陽」を担当する。
オファニムが「車輪」を意味するのに対し、ガルガリエルは「天球」の意
オファニムの部下は88人で、ガルガリエルの部下は96人
一般に「月の天使」はガブリエル、「太陽の天使」はミカエルとされる。
ガルガリエルらは、これら大物の天使を直属の上司に戴き、その仕事の一部を補佐する。
座天使の階位には、多くの中間管理職天使達がいて、「7人の大天使」から
与えられたノルマを達成すべく、日夜、部下らを叱咤激励しているのかもしれない。
バラキエル
神の雷光」を意味する名前のとおり、稲妻を司る。
「七人の大天使」の一人。
主な役職は、「織天使の長」、「二月の天使」等「木星の天使」との説もある。
バラクィエル、バラキエル、バルビエルなどの異称もあるが
その多くは、堕天使として伝えられる。
いずれにせよ彼は賭博において幸運をもたらす存在として有名
堕天使であろうがなかろうが、彼を崇める人々は、常に一定数存在するに違いない。


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