原発反対と覚悟
はじめに
- 津波に伴う原発事故で、放射能汚染が生命の危険に及びかねない状況になりました。
- 私も基本的には原発反対です。
- ただし、原発を本気で反対するためには、それなりの覚悟が必要です。
- 総論賛成各論反対では済まされません。
- ライフスタイルの変更を余儀なくされます。
- みなさんにその覚悟はできているでしょうか?
電気は足りているか?
- そもそも論になりますが、2011年夏を節電で乗り切ったから電気が足りているという意見があります。
- しかしその考えは誤っています。
- 使える発電所をフル活用し、かろうじて乗り切ることができました。
- 発電所は24時間365日、あるいはもっと長期間稼動させることはできません。(ノンストップではありません)
- 止めて定期的に検査をしたり、消耗部品を交換しなければなりません。
- つまり本来すべての発電所をフル活用できませんし、してはいけません。
- メンテナンスしなければ、故障します。
- それが証拠に2011年夏、古い火力発電所で故障が相次ぎ停止しました。
- 定期的にメンテナンスしなければ、発電を続けることができません。
- 発電所のメンテナンス時期をずらしながら、運用しなければならないのです。
- 需要量以上にスペア(予備)の発電所を用意しておかなければならないのです。
- メンテナンスしている期間に別の予備発電所が補わなければなりません。
- 発電準備ができている発電所が時期によって異なり、融通を受けられる電力も毎日異なり、揚水発電の準備状況も異なるため、供給電力予測が毎日異なります。
- なお、現在、原発の発電量は全体の1/3になります(全国平均、関西電力では48%が原子力)。
- また節電を呼びかけなければ、今までどおり電気を使用していたことでしょう。
- 東京電力が需要予測をして電気が十分間に合うと発表したら、みな電気を使いはじめ需要予測を超えてしまうというイタチゴッコの状態です。
- 十分足りているわけではないと発表したから、みなさん節電に努力したのです。
- 2018年1月22日から1月26日、大寒波が押し寄せた。東京では最低気温マイナス4℃を記録した。
- これに伴い東京電力管内の電力がひっ迫し、電力使用率(最大使用電力÷ピーク時供給力)が95%に達した。
- 緊急に近隣の電力会社から100万kWの融通を受けた。同時に無理ない範囲での節電を呼びかけた。
- 余力が5%もなく、もし最低気温があと1℃低かったら、大停電を引き起こしていたかもしれない。
- ぎりぎりの綱渡り上で、乗り切っている。とても電力が足りているとは言えない。
- 余力は8%以上(暫定値)ないと、ちょっとしたこと(気温の低下や発電所の故障など)で大停電を引き起こす危険がある。
長期的視野と短期的視野
- 長期的にみれば、電力は足りることが予想されます。
- 日本の人口は急激に減り、電気を使用する人が減るためです。
- 今から少子化対策しても結果が反映されるまでに20,30年かかります。もう人口減少は避けられません。
- 現在1.26億人ですが、2050年ころには1億人を切ると予想されています。さらに2080年ころには人口が半減する見込みです。
- 約2600万人が減り、これは人口の約20%にもなります。
- つまり、自然に電気を使う人が20%減ることになります。
- 自然に20%の節電になります。
- 電気機器の省電力化が進む今日において、一人当たり消費電力が今後急激に増えるとは思えません。実際2000年をピークに家庭の消費電力は減りはじめています。
- 電力消費量の内訳は、家庭=30%、業務=30%、製造業=40%です。人口が減れば、業務も製造もそれだけ必要なくなります。たとえば自動車の製造台数も少なくなります。
- 考えてもみてください。人口減少したら今の住宅数は必要でしょうか?自動車の数は必要でしょうか?携帯電話の数は必要でしょうか?
- また長期的にみれば、原発を新規建設しなければ、自動的に原発の数は減っていきます。
- 原発の寿命は決められていませんが、すでに40年近くを経過しており寿命を向かえつつあります。
- しかしながら短期的にはやはり電力不足です。
- 短期的にはこの電力不足を補うのか、節電するのか考えていかなければなりません。
矛盾に満ちている
- 原発反対運動に原発を使って反対する方がいますが、それでは何の説得力もありません。
- 原発の恩恵を受けながら、原発反対とは大いに矛盾しています。
- 電気を使っていないので、原発反対というならば説得力があります。
- 電気を使って原発反対(発電反対)では矛盾しています。少なくとも原発分の1/3節電しなければ反対する資格はありません。
- たとえば、原発反対運動に参加するために電車を利用する方がいます。
- 原子力を利用して、原子力反対に出かけるのは矛盾しています。
- 原発を反対する資格がありません。
- 東京から大阪に原発反対運動に出かけるのであれば、原発分の1/3を歩いて出かけるべきです。
- つまり東京から静岡まで歩かなければなりません。
- それができないなら原発を反対する資格はありません。
- その覚悟はありますか?
- 現在、原発が止まっているから電車は原発で動いていないからいいのではと考えるのは甘いです。
- 過去に原発の電気で、電車は作られています。原発がなければ1/3の車両は生産されませんでした。車両がすでに原発の恩恵を受けているのです。
- では車を使えばいいじゃないかという話もありますが、その車を作るにも電気が用いられているので同じです。
- 原発がなければ車の1/3は生産されませんでした。
- ありとあらゆるところに電気が用いられていることを忘れてはいけません。
- 鉄は電気の溶鉱炉で作られます。
- 思いもしないところに電気が利用されています。
- 電気を利用していれば、1/3は原子力ということを忘れてはいけません。
- マイクを使って原発反対と叫ぶのも矛盾しています。
- 当然、パソコンやインターネットを使って原発反対も矛盾しています。
- 原発がなければ日本がこれほど繁栄することもなく、もしかしたら「あなた」自身も存在しなかったかもしれません。
- つまりあなたの存在自体がすでに原発の恩恵を受けた結果であることを忘れてはいけません。
原発廃止=放射性廃棄物発生
- 原発を廃止するということは即座に放射性廃棄物が発生します。
- 「原発廃止」と「放射性廃棄物発生」は同意語です。原発反対と叫んでいる場合、放射性廃棄物を発生させようと叫んでいるのと同じです。
- 原発を推進するには放射性廃棄物の最終処分場が必要といいますが逆です。
- 「原発廃止」とは放射性廃棄物の発生を促進することです。
- 原発を廃止すると、即座に放射性廃棄物の最終処分場が必要になります。
- 当然、ご自身の所有地を放射性廃棄物の最終処分場に提供してくれることでしょう。
- まさかとは思いますが、原発反対と叫んでおきながら、放射性廃棄物を他人に押し付けることはしないでしょう。
- 原発反対の政治家の皆様、ありがとうございます。私有地を最終処分場に提供いただける誓約書にサインの上、原子力発電環境整備機構にご提出をお願いします。
後先考えず、総論賛成各論反対ではかつての原発推進と同じ
- そもそも原発はオイルショックをきっかけに石油に代わるエネルギーとして推進してきました。
- 推進ありきで見切り発車した面があり、核廃棄物処理の最終処分場を決めないままきました。
- つまり、みな原子力賛成、しかし自分の近くに原発建設は反対、核廃棄物処分場も反対と各論反対してきました。
- もし原発反対であれば、原発を解体して生じるごみの核廃棄物処分場を先に決めておく必要があります。
- それができないのであれば、かつての原発推進派とやっていることは同じです。
- 原発反対ありきで、後先考えずに反対していませんか?
- あなたの近所に核廃棄物処分場を作る覚悟はありますか?
- 原発を廃止したときに生じるごみを知らないでは済まされません。
- それができないなら原発に反対する資格はありません。
- その覚悟はありますか?
- 当然のことながら原発反対の方は地元に、核廃棄物の最終処分場を誘致していただけるでしょう。
- 核廃棄物の処分は任せてくれ、だから原発を廃止しましょうと呼びかけましょう。
- そうでなければ原発推進同様に原発廃止も失敗するでしょう。
原発を停止すれば放射能漏れ事故を防げるか?
- 結論から言います。核廃棄物を処理しなければ、原発を動かしていても停止しても放射能漏れの危険は同じです。
- そもそも原発を停止しただけでは、地震や津波による放射能漏れを防ぐことはできません。
- 実際、停止中の原発も使用済み核燃料の冷却装置が機能せず放射能漏れを起こしました。
- つまり原発を停止しただけでは、安全ではありません。
- 核燃料のゴミを正しく処理しなければ、放射能漏れの事故は起こります。
- 核燃料のゴミを処理してはじめて、放射能漏れを防ぐことができます。
- むしろ原発で核燃料をある程度燃やしきって(使い切って)、燃料のエネルギーレベルを下げたほうが安全です。
- 廃炉にせず、停止させ続けることの方が危険です。
- 原発を停止したから安全と考えるのはむしろ危険です。
- 停止した原発を放置しておくとごみ屋敷と化し、手が付けられなくなります。
- いずれ地震で崩れて、放射能漏れを起こすでしょう。
100%安全な物はない。限度をわきまえよ。
- 原発に限らず、100%安全なものはありません。
- 物である以上、時間とともに古くなり、故障も発生します。逆に言えば壊れない物はありません。物理的な物である以上、いつかは必ず壊れます。これは自然の摂理です。
- 日本人は完全性を求めたがりますが、完全なものなどないという大前提を理解しておく必要があります。
- 日本製品の品質は世界的に見て非常に高いことがしられています。品質が高いことは良いことですが、だからといって絶対に壊れないわけではありません。
- 日本人はまずは完全な物があるかのような勘違いを取り除く必要があります。必ずデメリットがあり、どこかで許容、妥協しなければなりません。
- デメリットを許容できない、妥協できないのであれば、メリットをあきらめる勇気が必要です。メリットだけを受けようなどと都合のよいことは許されません。
- 原発には非常に高い安全性を求められます。航空機以上の安全性を求められます。
- どんなに安全性を高めても100%安全な原発は作れません。
- 一度放射能漏れ事故を起こすと、手に負えない悲惨な状態になります。
- 人は原発を制御できるように考えていましたが、たとえ技術的に可能であっても、扱ってはいけない領域、限度というものをわきまえなければいけません。
- 品質に厳しい日本人でさえも原発の安全を保つことはできませんでした。
- たとえ技術的に可能であっても原爆を使ってはいけないのと同様に原発に依存してはいけないことを学びました。
- 医療においてもクローン技術が可能であっても、超えてはいけない一線があることをわきまえなければなりません。
フェールセーフ
- フェールセーフとはシステムに障害が発生した場合、安全側に働く設計手法です。
- 原発は安全であるという思想のもとに作られてきたため、フェールセーフという考え方が欠けていたように思います。
- 例えば、安全であるがゆえに放射能漏れ事故を想定した、食品の汚染基準が作られていませんでした。
- 食品の放射能汚染基準が作られるということは、安全ではないということを想定してしまうからです。
- しかしシステムは故障するものという前提に立つと、フェールセーフの考えが働きます。
- 例えば、あらかじめ原発の地下に1kmの「落とし穴」を掘っておき、万一原発が事故を起こしそうになったり、事故を起こした場合、炉心ごと落として埋めてしまうという発想が生まれます。
- 原爆の地下核実験と同じことです。ゼロではないにしても放射能漏れを大幅に防ぐことができます。
- しかも、後処理が楽です。そのまま埋めて立ち入り禁止にしてしまえばよいだけです。
- 冷却を続ける必要もなければ、その後の放射能汚染の拡大を心配する必要もありません。
例外なく1/3の節電
- みなさん公平に原発分の1/3を節電できますか?
- これは弱者も例外ではありません。例外を許してしまうとその分を誰かが肩代わりしなければなりません。
- 極端な例になりますが、人工呼吸器をしている方に、節電のため1/3の時間止めることをあなたは説得できますか?
- 病院には自家発電を備えているから大丈夫との意見がありますが、自家発電は数時間しか持ちません。一時的にしか持たないのです。
- 予期せぬ大規模停電が起こると、復旧に1日以上かかります。自家発電でまかないきれません。
- 人工呼吸器からの離脱には数週間から数ヶ月かかります。あるいは一生装備している方もいます。一時的な電源では不十分です。
- 人工呼吸器が止まると、それは死を意味します。状態にもよりますが、人は数分で窒息します。
- 節電のために、1/3の方に手術できないことを説得できますか?
- 救える命のうち、1/3を救えないことになります。それをあなたは説得できますか。
- 時にはあなたがその弱者であるかもしれません。
- それができないのであれば、あなたがその方の代わりにさらに1/3の節電分(合計2/3)を引き受けることができますか?
- 自分が犠牲になることができますか?
- もし電気不足が原因で死亡したら、原発再稼動反対していた方は殺人幇助の罪に問われるかもしれません。
- 電力不足で人口呼吸器が止まれば、死に至ることは当然予見できることです。法律上、予見できたにもかかわらず、回避するための対応を怠った場合、過失を問われます。
- その覚悟はありますか?
- それができないなら原発に反対する資格はありません。
給料も1/3削減
- 電気はあらゆる生産活動に利用されています。
- 生産活動で使われている電気の1/3は原発ということになります。
- 車や製品をつくるにも、国産であるなら1/3は原発ということになります。
- 物だけでなく、サービスも電気が関わっていれば1/3削減しなければなりません。
- 給与計算、振り込みさえも電気が使われていることを忘れてはいけません。
- 国産の1/3を削減しなければならず、売り上げが1/3減り、つまりは給料も1/3カットしなければなりません。
- 給料を1/3カットすることを受け入れられますか?
- それができないなら原発に反対する資格はありません。
- その覚悟はありますか?
電気料金の値上げ
- 火力発電の割合が一番多く、現在、原油が高騰しており、原発を使わないなら、電気料金を値上げしなければなりません。
- それができないなら原発に反対する資格はありません。
- その覚悟はありますか?
国際的なエネルギー危機にさらされる
- 発電の石油依存割合が高くなるため、国際競争力低下を招くかもしれません。
- エネルギー不足や高騰に悩まされ、あるいは中東やロシアから供給停止の危険もあります。
- 実際、ヨーロッパ諸国はロシアのガス値上げに応じなければ、ガスパイプラインを止められるという脅しにあいました。
- こうした脅しや嫌がらせが実際問題としてあります。
- 今までは原発があるから、石油が多少なくても大丈夫という交渉材料に使えましたがその支えを失います。
- その覚悟はありますか?
さいごに
- 人間とは都合のよい生き物です。
- 原発は反対だけど、自分に影響が及ぶことは反対します。
- 他人に厳しく、自分に甘い生き物です。
- 私の電気は原発ではなく、火力や水力だと言い出します。
- 総論賛成各論反対。総無責任者。
- たとえば、電気不足で自分の手術ができないのは反対、近所に核廃棄物処分場は反対します。
- 覚悟ができないなら反対する資格はありません。
- 覚悟はありますか?問題を先送りしない自信はありますか?
- 覚悟できなければ脱原発の失敗を繰り返すでしょう。
- 覚悟をもって原発を反対しましょう。
代替エネルギー
- 代替エネルギーとして太陽電池や風力発電が注目されていますが、発電効率や安定性に欠け、しかも現時点ではコスト高です。
- 実は一番現実的で、安定かつコスト安の発電は地熱発電です。地熱発電は天候に左右されません。夜も発電できます。
- 日本は地熱が豊富なエネルギー大国です。火山が多く、温泉地が多いことも知られています。
- ただし発電に適した場所は国立公園内であったり、温泉地であることから、開発問題があります。
- しかし、国立公園ならなおさら国有地なので、環境との折り合いをつけられるはずです。エネルギーは国策です。
- 少なくとも火力発電所や水力発電所、原子力発電所のような大きな環境破壊(重油漏れ、水没、放射能汚染)の心配はありません。
- たとえ地震や火山爆発で地熱発電所が壊滅しても大きな環境汚染もおこりません。
- なんといっても大規模な設備が不要で建設コストもあまりかからず、燃料費も不要なことからランニングコストを低く抑えられます。
- もし熱量が足りないなら、重油で(補助的に)追い炊きすればよいだけです。0度の水から沸騰させるより、50℃の温水を沸騰させるほうが燃料が少なくて済みます。
- また発電に使用したお湯を温泉利用すれば、温泉街にとってもメリットがあります。
- むしろ温泉組合が発電事業を行い、売電することで安定収入を得ることができます。
- 通常の温泉は枯れる心配がありますが、地熱がなくならない限り、温泉を続けることができます。
- 現在の地熱発電は直接蒸気を利用する方法が主流ですが、間接的に利用する方法が良いでしょう。地中に配管を設置し、地熱で水を蒸気として取り出します。
- 無尽蔵で、燃料の必要のない、地熱発電は有力です。日本の風土、特性を生かした最適な発電といえるでしょう。
- なぜ今まで地熱発電が普及してこなかったかといえば、妙に聞こえるかもしれませんが、コストが安いことが原因の一つです。
- 地熱発電は枯れた技術で、なんら新しい技術を必要としません。簡単にいえばボイラーの技術です。(少なくとも原子力発電よりも)技術的に簡単です。太陽電池や風力発電よりも現実性があります。
- 技術的に地熱発電は確立しており、その証拠に、海外の地熱発電施設の大半を日本企業が受注しています。
- それゆえ、開発コストをかける必要がないため、政府が予算をつけなかったという経緯があります。
- 一方で技術的に難しい、原子力発電や高速増殖炉などは大きな予算がつきます。大きな予算をつけてしまった関係上、実用化しないわけにいかなくなります。税金の無駄遣いと叩かれるからです。
- こうして、コストのかからない地熱発電は主流ではなくなっていきます。
- 予算ありきの原理で、国民目線が欠けてしまい、もっと安全で安定で安い電力が得られるはずだった国民が損をしています。
地熱発電のデメリットを考察
- 地熱発電の反対にデメリットが上げられています。少し考えてみます。
- お湯をくみ上げるので、温泉が枯渇するのではと心配しています。
- 最新の地熱発電はお湯をくみ上げません。地中に管を埋め溶媒(場合よっては水よりも沸点の低い液体)を通すことで熱だけを取り出します。
- くみ上げないので、使用済みのお湯を垂れ流すこともありません。
- くみ上げないので、有害な硫化水素も発生しません。
- そもそも何もしなくても温泉地では自然に硫化水素は発生しています。開発によって増えるわけではありません。
- そもそも、温泉は何もしなくても枯れます。とくに地震で源泉が止まることはよくあります。
- 某有名温泉では源泉の湯量が激減し、廃業の危機にあります。慌てて別の温泉を掘ろうとしても大きなコストがかかり、しかも必ず温泉がでる保証もありません。
- 温泉を掘ったがために、ガス爆発で死亡事故もありました。温泉採掘は危険でもあります。
- 地熱発電所は熱量(地熱)の関係で大規模にできません。小規模な地熱発電所を数多く設置する必要があります。
- 大規模に山や森を壊すわけではありません。
- もちろん、地熱発電所も発電所ですから、事故をゼロにすることはできません。
- 何事にもメリットとデメリットがあります。
- 最悪、地熱発電所が壊滅的になっても、半径20km以内が立ち入り禁止になることはありません。
- 日本の人口は減っています。何もしなくても温泉客は減ります。
- 温泉客だけに頼るのではなく、地熱発電を副業とすることは地元のためになるでしょう。
×再生可能エネルギー、○持続可能エネルギー
- 最近マスコミは誤った言葉を使っています。これは本来、Sustainable Energy, Renewable Energy を訳したものと思われます。完全に誤訳です。
- 科学の世界では再生可能なエネルギーなどありません。エネルギーが再生することはありません。
- 自然界ではエネルギーはエントロピーの法則に従います。エネルギーは高いところから低いところへ流れます。つまり消費する方向です。勝手にエネルギーが増える(再生する)ことはありません。
- 「持続可能なエネルギー」として広めるべきでした。
- 「持続可能」とは一時の満足(消費)で終わるのではなく、持続可能な社会を目指そうということです。
- 「持続可能なエネルギー」とは将来に渡って、収支決算のあう、エネルギーの入出力のことです。借金生活を続けてはいけません。
- 自分たちの世代で終わらせるのではなく、次の世代も生き続けられる社会を目指すことです。
ピークカット
- 最近マスコミは電力のピークカットを呼びかけています。
- であるなら、まず手本として自らピークカットしましょう。
- 具体的にはピーク時間帯の13時から15時のテレビ放送を停止しましょう。
- 放送局の電力だけでなく、各家庭のテレビ電力を削減することになりその波及効果は莫大です。
- 当然、民間放送局はその時間のCM収入を失うことになります。
- 自らピークカットできないなら、ピークカットを呼びかける資格はありません。
- マスコミは増税の前にまずやるべきことがあるのではと、国会議員の定数削減を指摘しています。
- であるなら同様に電力のピークカットを呼びかける前に、マスコミもまずやるべきことがあるでしょう。
- 人間とは都合のよい生き物です。自分の節電はさておき、他人に節電を呼びかけます。
現実的な原発廃止方法の提案
- 安全に原発を運用できないことを学びました。技術的に可能であっても倫理的にやってはいけないことがあります。
- とはいえ、急に原発を廃止するといろいろな問題を抱えます。
- そこで、原発廃止を前提に、期限を決めて原発を運用するのが現実的な対応でしょう。
- 例えば、原発廃止を2030年と決めて、原発を運用し、それまでに代替発電に切り替えるようにします。
- つまり、代替発電までのつなぎとして原発を運用します。
- 日本は地震大国であり、首都直下地震の確率が30年以内に70%と言われています。
- 今ある原発燃料を早く使い果たし、原発廃止を前倒しするとよいでしょう。
- 原発廃止を促進して、地震からの危険度を下げます。
- 原発廃止を前倒しした電力会社には、補助金を交付してもよいでしょう。
- 代替発電の有力候補は地熱発電です。地震大国であり地熱の豊富な日本の特徴を生かした最適な発電方法です。
- 補助金を使って地熱発電所を建設すればよいのです。
- ただし大型発電はできないので、小型の地熱発電を複数作る必要があります。
- さらに核廃棄物の処分場を、暫定的に決めます。あとでもっと最適な最終処分場が見つかったらそちらに移動すればよいのです。
- この暫定処分場は国有地の(無人)離島を選定します。無人の離島であれば反対する人も少ないでしょう。
- たとえ離島が火山爆発しても、距離があるので人への影響も防げます。
- 1万年の保管期間とは富士山が何度も爆発し、人類が進化を遂げてしまうような時間です。日本という国家なんてなくなっているでしょう。
- 1万年後の人に日本語なんて通用しないでしょう。現代人は1万年前の情報をほとんど失っています。
- 現在のように人の住む地域に最終処分場を選定しようとするから反対にあい、いつまでも決まらないのです。
- 多少地盤が不安定であっても、無人の離島に暫定処分場を決めればよいのです。
- ベストな解答ではなくとも、現実的なベターな解答で納得するしかありません。
(C)2011-2018 All rights reserved by Einstein.