Grindelwald/Zermatt in Switzerland.
スイスのリゾート、グリンデルワルト/ツェルマットをご紹介します。
(正式な発音はグリンデル「バ」ルトですが日本語で親しまれているグリンデル「ワ」ルトを使用します。
英語読みではグリンデルワル「ド」なので、英語読みとドイツ語読みが混在しています。)
スイスのスキーといえば、まずこの二つを思い浮かべるでしょう。
訪れたのは 3/18-3/28 です。
なお、このページではドイツ語のウムラウト(母音の上のちょんちょん)は省略します。
■アクセス
グリンデルワルト/ツェルマットはヨーロッパの尾根、アルプス山脈に位置し、ジュネーブあるいはチューリッヒから入ります。
グリンデルワルトへはチューリッヒからの方が近く、ツェルマットへはジュネーブの方が近いので、両方の空港を利用します。
EU圏へは大きくヨーロッパ経由とアジア経由があります。
スイスへの直行便は日本航空とスイスインターナショナルエアラインズがあります。
現地に夕方近く到着するので、夜行列車を利用すればリゾート入りすることができますが、
せっかくの車窓からの風景を見ることができません。そのため翌日の列車を使うことになります。
また、ヨーロッパ経由しても直行便と比べて約2時間遅れの差しかありません。
正規割引航空券の値段、マイレージプログラム、車窓の風景を総合的に考慮すると直行便である必要はなく、
今回はスカンジナビア航空を利用しました。
日本から毎日就航しており、格安航空券、EU圏に広いネットワーク、スターアライアンスと非常に便利です。
デンマークのコペンハーゲンを経由します。
コペンハーゲンとチューリッヒ、ジュネーブに時差はありません。
チューリッヒ -> グリンデルワルト -> ツェルマット -> ジュネーブ はスイス国内を網羅している鉄道を利用します。
レンタカーはツェルマットに入れないので、やはり列車が便利です。
■一般旅行情報
- 通貨
スイスフラン sFR です。単位としては CHF と記述します。
1CHF=90Yen(Mar '03)。
- 食事
やはりヨーロッパ圏であり、昼食は 12:00 - 14:00 にしかサーブしておらず、
この間、他の店は昼休みになります。夕食は 18:00 からです。
この時間を意識しないと食いぱっぐれることになります。
食事はうまいのですが、やはりリゾート価格。ディナーを取ろうものなら一人最低 40CHF は覚悟しておきましょう。
- お店
スイスのリゾートということもあって、有名なブランドが並んでいます。
スイスといえばおなじみの時計、ナイフにお目にかかれるでしょう。
- 言葉
公用語は ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語です。
これがもう混在しまくって大変です。イギリスからの観光客も多いので英語もほぼ通用します。
地域によってもメインになる公用語が変わります。これは歴史的背景や地域性によります。
たとえば、チューリッヒ、グリンデルワルト、ツェルマットはドイツ語圏ですが、ジュネーブはフランス語圏です。
- 情報
事前情報としてはまずスイス政府観光局がいいでしょう。
観光が産業であり、充実した情報を政府が日本語で提供しています。
グリンデルワルトに限るのであればグリンデルワルト日本語観光案内所がいいでしょう。
ツェルマットはZermattが参考になります。
- 宿
グリンデルワルトと書きましたが、実はこれは町の名前であり、ベンゲン、ミューレン、ラウターブルネンなどを含んだもっと広域をユングフラウ地方と呼びます。
スキー場はこのユングフラウ地域に点在しており、インターラーケン・オスト(東)駅を基点しています。
インターラーケン・オスト駅周辺には数件のホテルしかなく、隣のインターラーケン・ベスト(西)駅にたくさんのホテルがあります。
しかし、スキーパスの関係上、どうしてもインターラーケン・オスト駅を使わざるをえないので、ホテル・インターラーケンを利用しました。
インターラーケン・オスト駅のすぐ裏にもホテルがあるのですが、残念ながら改装中でした。
ツェルマットのホテルはあちらこちらに問い合わせ、利便性、価格を考慮してホテル・ダリオリを選択しました。
駅から近く、またスキー場へのアクセスも便利です。部屋からマッターホルンを望むことはできませんが、メイン通りにあるので何かと便利です。
見かけは古いのですが、内部は数年前に改装しておりきれいです。なんとも味のあるホテルです。
- 鉄道
スイス国内は列車網が張り巡らされており、レンタカーの必要性を感じさせません。
空港に列車が乗り入れており乗り換えも便利で、荷物を鉄道で別送するライゼゲペックというシステムがあり、大きな荷物を持って移動する必要がありません。
ツェツマットへの自動車乗り入れは禁止されており、手前のタッシュ(Tasch)で列車に乗り換えなければなりません。
むしろレンタカーの方が不便といえます。
また外国人用に専用パスが用意されておりリーズナブルです。
■スキー場紹介
●ユングフラウ地方(Jungfrau)のスキー場は大きく3つに分かれます。
- フィルスト(First)
- クライネ・シャイデグ(Kleine Scheidegg)
- ミューレン(Murren)
これらが鉄道、ゴンドラ、リフト、Tバーで結ばれており、とても一日ですべてを回ることはできません。
一日ずつエリアを選ぶしかありません。
スキーパスもこれらの領域に応じて用意されています。
- フィルスト、クライネ・シャイデグ用スキーパス
- ミューレン専用スキーパス
- すべてのエリアで使えるスキーパス
詳細はこちら。
今回は三日間あるので、すべてのエリアで使えるスキーパスを購入しました。
というより、三日券のスキーパスを買うように日程を組んだといったほうが正確です。
実はこの三日券のスキーパスには訳があります。スキーパスでは世界一高い駅へ続く、
有名なユングフラウヨッホ鉄道(Jungfraujoch)に乗れず、別購入しなければなりません。
その価格も超高級 99 CHF(日本円で約8910)。ところが三日券以上のスキーパスを持っていると
半額の 49.50 CHF で購入できるというメリットがあります。
またすべてのエリアで使えるスキーパスはインターラーケン・オスト駅から上部の鉄道(ユングフラウヨッホ鉄道を除く)も乗り放題です。
グリンデルワルトとミューレンはもっとも遠い位置関係にあるので、中間に位置するインターラーケン・オストを宿にしたのにはこのためです。
こうすることで、3つのスキーエリアへのアクセスもでき、しかもスキーパスを最大限に有効活用することができます。
ただ、スキー場としてはミューレンはあまり面白くないので、ここを始めからあきらめるのであれば
グリンデルワルトに宿を取る方がよいでしょう。
なおミューレン・エリアの頂上にあるシュルトホルンには1969年に映画「女王陛下の007」に登場して一躍有名になった「ピッツ・グロリア」があります。
また、スキーではなく、ハイキングするためのハイクパスも用意されています。
スキーパスは磁気式です。
●ツェルマット(Zermatt)のスキー場はスイス側に3つ、イタリア側に1つと合計4つのエリアに分かれます。
- スネガ(Sunnegga)
- ゴルナグラート(Gornergrat)
- クライン・マッターホルン(Klein Matterhorn)
- チェルビニア(Cervinia)、イタリア側
詳細なエリアはこちら。
チェルビニアはクライン・マッターホルンの頂上でつながっています。渡る際には念のためパスポートを忘れずに。
スキーパスもこれらのエリア別に用意されています。
- Ski-pass 1 = すべてのエリア
- Ski-pass 2 = スネガ、ゴルナグラート、クライン・マッターホルン
- Ski-pass 3 = クライン・マッターホルンとチェルビニア
詳細なスキーパスはこちら。
やはりすべてのエリアを1日で回ることはできません。ですので、Ski-pass 2 と Ski-pass 3 を
組み合わせて買うとコスト削減になります。Ski-pass 1 は10日以上のパスでないとコストメリットがでてきません。
なおスキーパスは2日以上の場合、非接触のICカードになります。デポジットが5 CHF かかります。
スキーエリアとしては、チェルビニアが最高で、あとはスネガの上のロートホルンが良いでしょう。
お昼はぜひイタリア側で。
あとがき
ジンクスはやはり続くもの。ある程度は予想していたものの、2003/3/19 のイラク開戦の情報は現地で知りました。
スイスとイラクには2時間の時差しかなく、近さを実感させられます。
最悪、このまま帰国できなくなるかも知れぬ不安とともに、ニュースを欠かさず見ていました。
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