おやじ野球少年達への100の言葉
 
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シャトルティー
バッティングセンターの功罪
記録していくという事
練習のたの練習じゃなくて
足速くなったよ
バットコントロールって


素振りって、子供に任せていたら適当にやるんですよね。
お父さんに100回やれって言われたら、とにかく100回やる事に必死になる。で、なんとなくそれを毎日続ける事によって成果が現れるという事を信じてやるんですが、それも毎日になってくると、単にノルマをこなす事に躍起になる。

素振りっていうのは、あくまでもイメージトレーニングなんですよね。子供が素振りやってる姿をよく見ると判るのですが、彼等はひたすらミートポイント一点のみを凝視してスイングします。つまりずっと下を向いてスイングしています。

果たして実戦で、ミートポイント一点のみを見てスイングする事ってあるのでしょうか?
ちょっと古い指導者などは、子供の素振りに付き合うときに、ミートポイントあたりにバットヘッドを置いて、子供に対してミートポイントというものを意識させます。これって、実戦向きじゃないです。だから子供がやる素振りというのはイメージトレーニングではないんですよ。“素振りをうまくするための素振り”つまり「練習のための練習」になっちゃってるんです。

この練習を何百回と繰り返すのも考え物です。素振りはとても高度なイメージトレーニングだと思うのです。静止しているミートポイントを目印にして、下だけを見て素振りを繰り返す練習というのは、極端な話、ゴルフの練習だと思います。静止したポールを打つための練習は、やり方を間違えると、やればやるほど野球が下手になるような気がします。(ただし小学生の場合に限ります。)

野球の打撃は、あらゆるスポーツを総合してもかなり難しい部類に入ると思います。素振りというイメージトレーニングは必要ですが、まずは“本能”の部分を鍛えるべきです。
野球経験の浅い小学生に対しては、イメージよりもまずは実戦に則した練習を繰りかえすべきです。


シャトルティーなんですが、シャトルというのは俗に言うバドミントンの羽根の事です。このバドミントンの羽根をバットで打ちます。投げ手はできるだけ緩やかで山なりの軌道を描くように、そして実際の投手のような投げ方でシャトルを投げます。この練習の注意点ですが

■ 水平移動しているシャトルの先端が下を向いたとき、すなわち落下しはじめた時にバットで打つようにする事

■とにかくシャトルを懐まで呼び込んで、インパクトの瞬間まで見るという事

■ミートする事が目的ではなく、フルスイングする事が目的

この3点だけは注意してやってもらいたいです。素振りの項目でも書きましたが、子供はできるだけ「前で前で球を捌こう」とする子が多いです。シャトルを打たせた時も同様にシャトルが水平移動している時に打とうとします。そういう子はほとんどシャトルを空振りします。
打とうとした時にシャトルは下を向いて落下しはじめるからです。

昔、正月にやった“羽子板を使った羽根つき”をイメージしてもらいたいのですが、羽根を打つためには落下しはじめ以降でしか上手く打てません。

イチ・ニ・のサンで打つのは、変化球のない小学校の軟式までです。
小学校時代のスラッガーが中学野球で苦労しだすのは、ストレートしか打てないからです。バッティングで1番難しいのは“緩急に対応”する事です。そのためには、イチ・ニのサンではなく、イチ・ニのサンのヨンで打つ事が大事です。
イチ・ニのサンのヨンの「サン」でトップを作り「ヨン」でインパクトです。
打撃の「サン」は「間」と呼びます。この「間」を作れない子供は絶対に打撃で苦労する事になります。

『カーブは曲がる前に打つのではなく、曲がってから打つのです。』

しかもフルスイングで打つ事が重要です。ミートする事が目的ではありません。フルスイングするために「トップを作る間」を形成するのです。
別項でも述べますが、バットコントールというのはフルスイングでの事です。80%の力でのスイングのバットコントロールというのは練習では必要ありません。