
別項でも述べたように、中学生は骨が急激に成長する時期ですので、故障しがちになります。その時の対処の仕方なのですが・・・。
肘痛・肩痛・腰痛・膝痛を発症しますと、まずはほとんどの家庭は整形外科を訪れると思います。整形外科の見地としては統一されたものがあり、その回答のすべてが「練習を休みなさい」「野球を暫く休みなさい」です。
それでも野球をしたい場合に、鍼灸・カイロ・整体などの東洋医学を訪れます。その東洋医学の是非は人によってさまざまであります。
「休め」という人もいれば、「なんとか野球を続けさせる」という人もいます。
私的な見地で申し上げますと、やはり休むのが1番です。
ですが、肘痛や肩痛というのは一過性のものではなく下手すれば1年以上野球から離れなくてはいけなくなります。とてもじゃありませんが、そんな気持ちの余裕がないというのが本音でしょう。ですからランニング中心でチーム練習に参加する事も仕方のない事だと考えます。
問題は軽度のヘルニアなどの腰痛や、オスグットなどの膝痛のような一過性の場合です。特に腰痛においてはもっとも大事な部位であります。これは、はっきり言ってチーム練習に参加するべきではありません。
チームの練習を休む事も練習です。ヘルニアの場合、腹筋や背筋を鍛える事も大事ですが、まずは姿勢の矯正やストレッチが重要なポイントになります。故障者メニューをチームで用意してくれるのであればいいのですが、そうでないなら、ひたすら家で治療に専念する事を勧めます。
オスグットについては、痛みがひどい時に無理すると、取り返しのつかない事に発展します。その時期練習を休む事で、大事に至らない事があります。ですから休むべきです。家でする事は野球を休む事によって筋力の硬化がはじまりますので、絶えず膝まわりにつながる太ももの筋肉をマッサージする事や、プールに行き歩行訓練をし、椅子に座って素振りをしたりする事です。カイロや接骨院に行くと、超音波で太ももをマッサージしてくれる機械があります。それを毎日受ける事です。
ヘルニアとオスグットの場合、どうしてチームを休むのかという理由はもうひとつあります。それは、肘痛や肩痛と違って、「下半身の痛み」だからです。チームに練習に参加すれば、立っている時間が長くなります。その立つという行為そのものがマイナスになるからです。
休む事によって、チームへの復帰が難しくなるというような焦りを感じる必要はないと思います。無理して練習に参加する事によって、余計にひどくなるケースが多々あります。
痛みを我慢してチーム練習に参加していたら、球拾いをする事も負担になっていて結局、故障は長引くこともあります。
上半身(肩・肘)の故障の場合はチーム練習に参加してもいいと思いますが、下半身(腰・膝)とくに腰の場合は絶対にチーム練習に参加するべきではありません。
ただし、チームで「故障者メニュー」というものを組んでくれるのであれば、参加するにこしたことはありません。でも、そういうチームは現実問題少ないのが実情です。
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