たとえば
いつも変わらない味の
ハンバーグ定食を食べさせてくれる洋食屋は
とっても良心的
なんて言われるのに、
いつも変わらないモノをつくる
クリエーターは、
マンネリだ、とか、
オリジナリティがない、とか
どこかで見たことがある、とか
サンザンなこと言われるのは、
何でなんだろう。
だって
いつも新しいお店で
おいしいもの食べ歩いてる人だって、
きっと
「ああ、あのハンバーグが食べたい」
なんて、
ときどき
思うんじゃないかな。
ドラマだって同じことで、
安心して観られるドラマ
っていいですよね。
というわけで
「ウェディング・プランナー」。
これはほんとに
分かりやすい
というか、
ゴールがわかってる分だけ
安心して観られる。
特に今クールは、
先の読めないドラマが多い中で、
よけいホッとしますね。
(組合せに恵まれた
H組の日本か?)
話というか
シチュエーションは、
まあ
ありがちなんだけど、
ウェディング・プランニングの会社に
出向してきた大森トオル(ユースケさん)が
寺島加奈子(飯島直子さん)とか女ばかりの職場で
しかもウェディングなんて興味がなくて、
最初は反発し合いながらも次第に・・
みたいな。
これに加奈子の子供の
拓くん(神木隆之介くん)が
キューピット役でからんでくるところなんか、
松雪泰子さんと 岸谷五朗さんの
「なにさまっ!」を
思い出しますね。
で、このドラマ
毎回一話完結で
けっこう楽しませてくれるんだけど、
そもそも
設定が
ウェディングプランナーってのが
うまいですよね。
だって
教会でのウェディングシーンって
クライマックスじゃないですか、
連ドラの。
それが毎週あるんだから。
それに結婚式って
タダでさえドラマチックなのに、
花嫁とその父、とか
むかしの恋人、とか
あの手この手で
付加価値を付ければ、
ドラマチックの
インフレ状態。
う〜ん、
エンターテインメントですね。
もちろんこれ、
褒めてるんですけど、
そういうふうに
聞こえませんか?
そもそも
マンネリがいかん
っていうのは、
創る側の事情で。
だったら
同じ映画を何度も観たら
いかんのかい
ってことになっちゃう。
観る側にとっては、
それなりのやり方で
楽しませてくれればいいわけで。
だって
テレビを観るって
そういうことですよね。
だからこれ
“テレビ的に正しい”
と思います。
たとえば、
野沢尚さんがときどき見せる
後味の悪さ
みたいなものに比べたら。
というわけで、
明るくたって
いいじゃないか。
心あたたまって
なにが悪いの?
(誰も言ってないって
悪いなんて)
このドラマ、
原作は、鴨居まさねさんという方の
「SWEETデリバリー」というコミックで
脚本が福田靖さん。
(脚本協力:高橋美幸さん、川嶋澄乃さん)
福田さんと言えば、
あの高視聴率ドラマ「HERO」の方ですが、
こちらのほうが
ハマッてる
感じしますね。
パスタとソースの
太さが合ってる感じ、
ですよね。
それにしても
子役の神木隆之介くん。
かわいいですね。
何度か観たことあるはず、
と思って調べてみたら
「good news」「QUIZ」
「涙をふいて」など出演作10本以上。
売れっ子なんですね。
(MAY.17)
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