今クール観てる連ドラは
全部で6本なんで、
このコラムでは
これで一巡り
したことになりますね。
で、ドラマのほうも
もう半ば以上すすんできてるわけで、
今週はちょっと
補足説明
のような
トリトメのない話を。
え〜と、まずはこれ、
「眠れぬ夜を抱いて」。
すごいことになってきましたね〜。
いったいどうなっちゃうの?
っていう話は
本筋ではないんで、
このコラムの場合。
え〜と、
前回、ワタシ
“「新しい故郷をつくる」という
中河欧太(仲村トオルさん)の“夢”にしても、
消えちゃった夫婦たちの“夫婦ぶり”にしても、
事件を無責任に取り上げるマスコミにしても、
欧太を責任者としてつるし上げる住民たちにしても、
その言動が
なんかあまりにステレオタイプ。”
なんて書きました。
う〜ん、
なるほど
そーゆーワケだったんですね。
話を進める上で必要、
っていうか、
だって
たとえば、
二組の家族が失踪したのは、
中河欧太を窮地に追い込むためだから
マスコミや住民たちに
ガンガン言わせる必要が
あった、っていう
ことですよね。
まあ、だからって
釈然とした
わけじゃないけど。
ところで
このドラマ、
一連の“野沢尚ミステリー”
のようでありながら、
ホントな
夫婦三部作の流れ
なんじゃないかなぁ〜
って思うんですよ。
あ、
いきなり“夫婦三部作”なんて
マニアックですいません。
え〜と、これはですね、
「親愛なる者へ」(1992年)
「素晴らしきかな人生」(1993年)
「この愛に生きて」(1994年)
この三作のことで、
いまでこそ
野沢尚と言えばミステリー
ですけど、
昔はこんなふうに
夫婦愛とか
夫婦というもののあり方とか
地道なテーマを追求してたんですね、
野沢尚さんは。
今回のドラマって
よく
バブルがどーの
って出てくるじゃないですか。
結局あの“事件”(銀行強盗)と
“女”(大出類子=伊藤裕子さん)って
バブルの象徴として
あるわけですよね、
ドラマの中では。
で、そういう
バブルのしっぽをまだ引きずっている
三人の男たち
(仲村トオルさん、筧利夫さん、田辺誠一さん)と、
バブル後に“生活”を見いだした
女たち(財前直見さん、
と、秋本奈緒美さん、渡辺由紀さんもそーでしょ)
の話じゃないですか。
だから対立してるのは、
欧太vs山路&進藤
じゃなくて
欧太vs悠子
ってこと?
で、
回想の中で
大出類子が言いますよね、
「生活が欲しかった」って。
う〜ん、
なるほど
見えてきましたねぇ〜。
前回ワタシ
今、バブルを精算するって
どうなのよ?
なんて言いましたよね、エラソーに。
それはそうだと思うけど、
ちょっと、見えてきたことで、
これは断然面白くなってきた
って感じがします。
今はまだ
“生活”っていう言葉が
ヒントになっているだけ
だけど、
ラストでどんなふうに
決着させるのか、
期待大
ですね。
それともうひとつ
「天国への階段」。
これ、
池端俊策さんが脚本を書かなくなってから、
やっぱり「キレ」がなくなって
きてるような。
あいかわらず「コク」は
あるんだけどね。
このドラマ、
最初から脚本の欄には
二人の名前が書いてありました。
どういう事情かは知らないし
そんなことはどうでもいいけど、
池端さんは連ドラでも
あまり人の手を借りない
というか一人で書き通すことが
多い方なので、
なんだか残念な気がします。
ちなみに今書かれてる
加藤正人さん。
調べてみたら、
「水の中の八月」を書かれた方なんですね。
あのドラマ、
オンエアされたものじゃなくて、
雑誌に掲載された第一稿
すごく好きでした。
出来上がった(オンエアされた)ドラマは、
いろいろ賞とかとって
あちこちで大評判だったけど、
あーゆー寺山修司もどきの演出の
どこがいいのか
ワタシにはさっぱりわかりません。
第一稿に忠実に撮ったやつ
観たいなぁ。
話脱線しましたけど、
今週はトリトメのない話で
スイマセン。
(MAY.31)
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