ここのところ
ワールドカップで
世の中は盛り上がりきっていて、
そーゆーワタシも
日本vsロシアで盛り上がってたり
したもんだから、
更新が遅れてて
スイマセン。
先週は、
ワールドカップ中継のために
いくつかのドラマが
飛ばされたみたいだし、
ここは
ちょっと
軽めのネタで
“箸休め”にしとこー
とか思ってたんですけど、
(今クールのテーマ曲は
洋楽の懐メロが多いぞ〜とか。)
日本戦の前日に観た
「ゴールデンボウル」が
よかったので、
その話を。
以前、このコラムで
「君を見上げて」について
書いたときに、
山田太一さんの登場人物は、
イマっぽくない、
なんて書きました。
なんていうか、
イマの人って、
自分を客観的に見る
っていうか
相対化する、
みたいなのが処世術
だったりするじゃないですか。
「オレってこうゆうヤツだから、ハハハ」
みたいな。
笑ってごまかす、
じゃないけど、
自分を笑うことが
共同体の一員になるチケット
だったりして。
山田太一的人物像って
そういう意味で
逆行してたんだけど、
この
「ゴールデンボウル」って
ムチャクチャ
イマっぽいですよね、
そういう意味では。
とくに芥川(金城武さん)と
瞳さん(黒木瞳さん)の会話なんか、
いつでも、
はぐらかすような
カケヒキの積み重ねで
本音をわざと
避けるようにしてる。
そして、いつもいちばん大切なコトは、
わざわざ大事な試合の最中に
すれ違いざまに言ったりする。
(しかもこの二人ときたら、
自分たちの関係さえも
へーきで客観視しちゃって、
キスしたことさえも、
さらりと会話に
乗せたりするんだから。)
そーゆーところ、
様式的なようでいて
実はそーとー
リアルな感じ、しません?
だって、
いつもそんなふうに
してませんか?
ワタシたちって。
しかも
そういう
(はぐらかすような)
会話で積み上げてきた
二人の関係が、
実は
とてもいい関係に、
つまり
ハタで見てても
“うらやましい関係”に
みえるところが、
野島伸司さんの
なんていうか
ニクいところですね。
で、涙!
う〜ん、ニクい!
ここへきて、
唐突に、
女の涙で
そうした関係に
ポロッと穴をあけてしまう
ところが、
なんともまた
ニクいですね。
実は野島伸司さんって
いじめ・自殺を扱った「人間・失格」とか
スキャンダラスな「高校教師」とか
知的障害者を出してきた「聖者の行進」とか
どーも
あざとい!
という印象があって、
イヤだったんですけど、
この「ゴールデンボウル」
そーとーな遊び球
と、見せかけて、
ストンと、
ど真ん中でストライク
とってくるあたりは、
う〜ん、
好きだなぁ、
こういう技巧派。
遊び、といえば、
6/8オンエアの第8話
死んだはずの一美さんが登場!?
(ネタばれになるから
詳しくは言わないけど)
っていう展開。
ええ?反則じゃん!
って思う人もいるかもしれないけど、
なんていうか、
テレビドラマのお約束を
逆手にとって、
裏切ってみせてる
っていう見方もできるし、
ワタシ的には
好きですけど、
こうゆうの。
とにかく
このドラマ、
前にも書いたけど、
ミョーに
くすぐるんですよね、
ドラマごころを。
次回オンエア6/22が
待ち遠しい!
ところで、
ドラマのテーマ曲(挿入歌)に
洋楽の懐メロを使うのって
一連の野島ドラマが
センベンじゃなかったっけ?
「人間・失格」のサイモン&ガーファンクル「冬の散歩道」とか
「未成年」のカーペンターズ「トップ・オブ・ザ・ワールド」とか。
森田童子は邦楽だけど。
(JUNE.10)
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