それにしても
どーゆーわけなんでしょう?
同じクールの連ドラで
ネタがカブるのって。
古い話だと、
「ストーカー 逃げ切れぬ愛」と
「ストーカー 誘う女」とか
ありましたよね。
今クールは
「サトラレ」と
「僕が地球を救う」って
思いっきり
カブってません?
それから、
「ランチ女王」と
「マイ・リトル・シェフ」も
同じ料理ネタ
ですよね。
で、この
2つの料理ドラマ、
まあ、ホントに
対照的。
「ランチの女王」のほうは、
いかにも月9らしい
“正統派ラブコメを
大家族下町人情ソースで
仕上げました”みたいな。
わかりやすいと言えば、
わかりやすい。
で、
つかみどころがないのが、
この「マイ・リトル・シェフ」。
なんなんだろう、
いったいこの
不思議な感じは・・・。
これ、
明らかに、確信犯的に
“ユニーク”を狙ってるのか、
というと
そんなことはない。
むしろ、
話の展開だって、
キャラクターだって、
演出だって、
テレビドラマ的にステレオタイプ。
というより、
あえてB級
って言いたいところが
たくさんある。
たとえば、
レストランを再興する
っていう大筋だって、
「王様のレストラン」
「私を旅館へ連れていって」のノリだし、
シェフ橘健蔵(風間杜夫さん)が味覚障害に・・
っていう設定も安易だし、
野菜を持ってくる耕太郎(永井大さん)の
ジョーズみたいな(古い!)
登場のしかたも
う〜ん、
なんの意味があるのか・・。
にもかかわらず
第一回を観終わったときに、
このドラマが他のドラマと
なんか、ぜんぜん違う
と思わせるもの。
それは
しいて言葉にするなら、
ハッタリのなさ、
なんじゃないかと。
最近のポップスが
いきなりサビから入るのが常識なように、
連ドラの第一回って
なんとか視聴者を
掴んで離すまいと、
あの手この手で、
ハッタリかまして
くるのが常識じゃないですか。
たとえば
「ランチの女王」だと
いきなりわけのわからない男(堤真一さん)に
追いかけられて
婚約者のフリをしてくれ
と頼まれる、
という
かなり乱暴な導入
ですよね。
で、兄弟のイザコザに巻き込まれたり、
またその男が逃げちゃったりして、
っていう、
ドタバタと動きの激しい展開で、
ツカもうとしてる。
で、この
「マイ・リトル・シェフ」。
第一回は、
実にタンタンと
話の前フリだけで
終わってしまった感じ。
う〜ん、
なんなんだ、
このNHKのような
欲のなさは、
とか思っちゃいました。
そう、
全体的にタンタンとして、
ハッタリがないんですよ。
ていうか
ドラマ的常識ってものに
ぜんぜん染まってない感じ?
しかも、
そういうところが、
矢田亜希子さん演じる
鴨沢瀬理のキャラクターと
ダブってきて、
なんだかいい感じ
のドラマになっているような。
矢田さんは、
ドラマ初主演だそうで、
今までわりと
「恋ノチカラ」みたいな
お嬢さんぽい役が
印象的でした。
そういう意味では、
月9っぽいラブコメ
じゃなくて
こういうテイストのほうが
ドラマファンとしては
素直にすんなり入り込める、
と思います、
ワタシ的には。
まあ、
“素材の味を素直に活かした
やさしい味の一皿”
ということでしょうか。
で、この
脚本・演出の源孝志さんって
何者なんでしょう?
テレビドラマで
脚本と演出を兼ねるって
珍しいですよね。
オムニバスを除くと
「同窓会へようこそ」
「17年目のパパへ」
(いずれも豊川悦司さん主演)
「温かいお皿」
の3本の特別企画モノの
脚本・演出を担当しているだけで、
(「温かいお皿」のカリュアード
っていうのが源さんご本人だとすれば)
連ドラは初めてのようですが。
ちなみにこの人
「星をつかむ料理人」っていう
フレンチレストラン「ステラマリス」の
取材本を出してるんで、
料理には造詣が深いんでしょうね。
(JULY.21)
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