金曜の夜、
ということもあって、
毎週毎週楽しみなのが、
やっぱりこれ、
「ツーハンマン」。
一週間が終わって、
やれやれ気分でみるには、
ちょうどいい軽さ、
ですから。
でもこれ、
ただ軽いだけのドラマ
じゃないんですね、
軽いなかにも
味のある苦みと
今っぽい新しさを感じさせる
“大人の仕事”、
だと思います。
よくアリガチな
ステレオタイプなドラマと
同じようでいて、
ちょっと違う、
で、その“ちょっと”が
実は、大きく違う、
とワタシは思います。
たとえば、
9/6放送の回は、
平田満さんがゲスト出演。
社長(草刈正雄さん)が売れない頃の
仕事仲間で大親友、石倉勝次
という役どころ。
でも実は、この石倉、
社長をねたんで
ユスリに来てた。
でも、社長はそれを知らなくて・・
っていう話でした。
で、最後はもちろん
丸く収まって、
友達じゃないか!
って話にはなるんだけど。
ただ友情を大切にしよう、
で終わってない。
微妙なところだけど、
アリガチなドラマだと、
「スマン!」「イインダ」
みたいな展開になるところを、
石倉は、
自分が(ユスリの)犯人だということを
最後まで(本人には)言い出さない。
自分を大親友だと思ってる
社長のために
ウソをつき通すんですね。
このヘンが大人の苦味
だと思うんですけど
どうでしょう。
そもそもこの石倉さん、
ただ落ちぶれて
ドロップアウトしてしまった人
ではない。
「やるとなったら、ホントにやるわよ、あの人。
生活もってるから。」
このセリフで、彼も
一生懸命、生活を維持している
一市民なんだ、
ということがわかります。
そういう意味では、
ジミーや社長と同じなんですね。
(アリガチの場合、
酒とギャンブルにはまって、
ドロップアウトした男が
最後には改心する、
みたいな話でしょ、やっぱり)
で、
この回のツーハンマンの口上(セリフ)
「(誰でも人をねたむ)
会ってしゃべるといっしょに笑う。
だけど心の中では、
はやく転べと思ってる。
ヤな奴だ。(笑)
だけど、
誰でもちょっとはヤな奴だ。」
このあたりも
“それはしかたないよ”という
ただの優しい言葉
というよりは、
“それでいいじゃないか”と
肯定するところから始めよう、
というふうに聞こえます。
保守的な価値観からは、
ぜったいに
出てこないですよね、
こういうの。
深読み?
う〜ん、
そうかなぁ。
たとえば、
8/23放送の第7回、
プロデューサーの原田(橋本さとしさん)と
バンドやってる娘(大谷みつほさん)の話が
ありましたよね。
あのときの
親子のセリフ
原田「どこが悪いって言われても・・・
そういうのは父親として」
娘「(遮って)父親関係ないじゃん。
アンタとアタシの話だろ。」
で、ツーハンマンの口上
「(父親を演じたり
みんな何かを演じるのをやめれば)
人間を見直せるかも知れない。
どうしてみんな、
こんなに一生懸命で、
いとおしいんだろうって。」
やっぱり
最後は「親子じゃないか」「友達だろ」で
カタをつけようとする
アリガチなドラマとは、
大きな違いが
そこにあるような気がするのは
ワタシだけ?
ついでに言うと、
ツーハンマンの知恵袋は
ジミーのお母さん(草村礼子さん)で、
家でスイカかなんか食べながらの
何げない会話がヒントになってる。
このあたりも
フツーのおばあちゃんの
当たり前の話が、
実はとっても実際的で、
しかもリベラルだったりして
いい感じです。
というわけで、
「ツーハンマン」
決してお子様向けじゃない、
大人のドラマだと思います。
それにしても
ツーハンマンのキャラクターグッズって
できないんだろうか?
できたら絶対買います、
大ヒット間違いなしだと思うけど、
どうでしょう
パラダイスコーポレーションのHPで売ってみては?
P.S.更新おくれちゃって、スイマセン!
(SEPTEMBER.9)
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