ワタシは業界人じゃないので、
わからないんだけど、
つくる側の人にとって、
「連ドラ」と「スペシャル」って
どーなんでしょうね。
っていうのは、
たとえば、
「連ドラ」があくまで本流で、
「スペシャル」は
まあ極端な話、イロモノ?
まあ、
「連ドラ」と「連ドラ」の間の
箸休め、
みたいなもので、
軽くて、そこそこ楽しめて、
それでいいじゃん、
みたいなものなのか。
それとも、
「連ドラ」は
あくまで視聴率を優先させる
べきもので、
「スペシャル」でこそ、
意欲作とか、ドラマ“作品”
みたいなものができる。
まあ、いってみれば
いつものランチメニューには載せていない、
こだわりの特製料理を、
満を持して、
さぁ、どうぞ
っていうことなのか・・・。
まあ、きっと、
前者の場合もあれば、
後者の場合もある、
ってことなんだろうけど。
ワタシの独断では、
今回の場合、
前者はたとえば、
「チーム」とか「負け組キックオフ」とか、
後者はたとえば
「タスクフォース」とか「黒い十人の女」、
って思いました。
「タスク〜」と「黒い〜」については
前回と前々回に書きましたので、
ここでは、
“前者”について、ちょっと。
え〜と、
草なぎ剛さんと西村雅彦さん主演の
「チーム」、ですね。
これって、いつもいつも
少年犯罪という
社会的なテーマを取り上げた意欲作、
ですよね。
クライマックスの
風間杜夫さんの熱演も
ジンときたし、
内容もメッセージ色が強いものだったとは
思います。
「被害者(死者)は証言できないので、
裁判で不利」とか
「民事で告訴できるのは親だけで、
加害者本人(未成年)ではない」とか、
具体的な問題提起も
さりげなく盛り込まれてたし。
このドラマ観た人は、
きっと少年犯罪について、
その被害者と、
周囲の人の気持ちについて、
考えちゃったりしたと思います。
ワタシも考えちゃったし。
でも、
ワタシ的にゼイタクを言わせてもらえば、
ドラマ的に
もう少し、
なんていうか、
“彫りが深い”ほうが
好みなんだけど・・・。
だって、
断言してもいいけど、
十人が十人、わかってたでしょ、
風間杜夫さんが犯人だって。
それも、最初に、
もっともらしい顔で
講演の壇上に登場したときから。
(もちろん、そーゆーことだけじゃないんだけど)
結局、最後の30分
が言いたいがための2時間
だったら
ちょっともったいないような。
で、
もうひとつ、
「負け組キックオフ」なんだけど、
ワタシ、岡田惠和さんのファンなもので、
はっきり言わしてもらいますけど、
っていうか、
ちょっと・・なんていうか、
“らしくない”かも。
少なくとも、
ワタシが期待したのは
こういうドラマじゃなかった。
だって、
大杉漣さん、平田満さん、岡本信人さん
ですよ、
脚本は岡田さんですよ。
一部のドラマ雑誌では、
「岡田惠和ドラマスペシャル」とか
堂々と出てました。
で、これでいいのか?
もちろん岡田さん一人の責任ではないけど。
大作「夢のカリフォルニア」の後
とは言え、
前回の「恋セヨ、乙女」といい、
これといい・・・
「アルジャーノン〜」に期待します。
なんか
今回は
“禁断の”文句特集
になってしまいましたが、
「スペシャルドラマ」に関しては、
ときどき、
創る側と観る側の温度差、
を感じるんですよね。
まあ、単発だから、
次週の視聴率を気にしなくていい、
ってことは、
もしかすると、
金品のかかっていない麻雀
みたいな気分
なのかもしれないんだけど。
(問題発言?)
まあ、
考えてみれば、
テレビなんてそんなもの
なのかもしれないけどね。
でも、
どうせ観るなら、
軽くても軽いなりに、
「うん、美味しい」
って言わせてもらえると、
うれしいです。
そういうわけで、
今回もまた、
「世にも奇妙な物語」の中の
最後の一編
「昨日の君は別の君、明日の私は別の私」。
“美味しかった”です。
こういう言い方は
失礼かも知れないけど、
たまたま出てきたお茶菓子が
しっかりと手をかけて焼いた
アップルパイかなにか、みたいな。
このサイズなら、このサイズなりに
過不足なく仕上げた
なんていうか
いかにも
テレビドラマの楽しみってこれだよね、
っていう
一編だったと思います。
原作は山下和美さん、
脚本は相沢友子さん、
演出は中江功さんでした。
う〜ん、
ごちそうさま。
(OCTOBER.7)
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