Vol.13

ドラマ選びはチェックあるのみ

おっといつの間にか7月、
この時期、たいへんなのよね、
どれを観るか絞るまでが。
星の数ほどあるんだもん「新ドラ」・・

まあ、人それぞれ
選ぶ基準みたいなのがあると思うんですけど。
たとえば
その1 キャストで選ぶ
(あのヒトが出てるから観る、あのヒトが出てるから観ない、とか)
その2 脚本家で選ぶ
(今クールは三谷さん、野沢さん、ですね)
その3 ワクで選ぶ
(とりあえず月9はおさえとく、とか)
ちょっとツウになると
その4 演出家で選ぶ
その5 プロデューサーで選ぶ
他にも強いて挙げれば
タイトルで選ぶ、番宣で選ぶ、テーマ曲で選ぶ、
演出補で選ぶ、照明で選ぶ、衣裳協力で選ぶ
と、いろいろあるわけです。
まあ、究極は
ぜんぶ観る
でしょうけど、それはちょっと・・・

ワタシの場合、基本的には
その2「脚本は誰かな?」ですね。
いちばんハズレがない、と思うので。
でも、ときどき注目の新人が出てきたり、
となりの畑からすごい作家がやってきたりするので、
(演劇畑の宮藤官九郎さん「IWGP」とか、
岩松了さん「恋のためらい」とか)
チェックは怠りなく、ですね。

でも最近思うんですけど
それって、
あくまでも「目安」にすぎないんじゃないかって。
ドラマって、
たくさんのスタッフの共同作業じゃないですか。
だからその、相性というか、
なにかこう相乗効果みたいなものが
あるんじゃないかと。
たとえば前クールの「天気予報の恋人」では、
岡田惠和さんのいいところを引き出していたのは、
星田良子さんの演出だったように思います。
だって澤田鎌作さんの回は、
今ひとつだったんだもん。

というように、
スタッフ(脚本、演出、プロデュース)の相性とか、
役者さんの“花”とか、
それから“時代”とか、
そういういろんな要素が、
ピタッと合ってバチッとスパークしたときに、
カリスマ性のあるドラマが生まれるのではなかろうかと。
そう
「ロングバケーション」とか
「踊る大捜査線」とかね。

でつまり、何が言いたいかというと、
ドラマって、なまもの、というか生き物だから、
予測ができないというか、
その日その時に捕まえないと、
ホントの輝きを観ることができない。
あの「ロンバケ」だって、
今ビデオで観たら、
あんなにはワクワクしないと思うけどな。

ある著名な脚本家の方にお会いしたときに、
「映画は後世に残るけど、ドラマは残らない。
制作者としては残念なことでは?」
と質問したら
「ドラマというのは、消えていくものだから。
ああ、あのとき、あんなドラマがあったなぁ、と。
それでいいじゃないですか」
というような意味のことをおっしゃってました。
さすがですね。

というわけで、
ワタシは今日も
どこかにあるかもしれない
「輝くドラマ」を求めて、
初回チェックに精を出すのでした、マル。
(あ〜あ、今クールは
もう2つも初回見逃しちゃったんだよね。
だって、始まるのはやいんだもん)

(JULY.4)


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