Vol.155
ラブストーリーなんかいらない「僕だけのマドンナ」
“意外にも岡田恵和氏初の本格ラブストーリー”
だそうです。
確かに、
岡田作品といえば、
「若者のすべて」「彼女たちの時代」
「夢のカリフォルニア」
・・・・
あんまり恋愛モノっていう感じ
しないですよね。
でも恋愛モノってなかった?
っていえば、
そんなことはなくて。
たとえば「ドク」
とか
「天気予報の恋人」って
恋愛モノっていえば
恋愛モノ。
「天気予報〜」なんて、
ラストはちゃんと
「愛と青春の旅立ち」(古い!)しちゃって、
やっぱりラブストーリー
でしょ。
恋愛モノがなかった、
じゃなくて、
ホントは、
岡田さんが書くと
恋愛モノにみえない、
っていうか
恋愛モノにならない
っていうのが
正解じゃないでしょうか。
「ドク」だって、
ミョーに存在感があったのは
主演の安田成美さんでも
香取信吾さんでも菅野美穂さんでなくて、
やっぱりワタシ的には
“挫折”の椎名桔平さんだったし、
「天気予報〜」だって、
佐藤浩一さんと稲森いずみさんの
ハッピーエンドよりも、
深津絵里さんのナイーブさ
のほうが、
印象に残ってる。
ついでにいうと、
あの恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」
の映画化でさえ、
恋愛モノにしなかったのが
脚本家岡田恵和さんなんだから。
このことについて、
ご本人は、
「四六時中、恋愛のことしか考えてない
人間なんていない」
なんておっしゃってましたけど。
けっきょく
ワタシ的には、
岡田作品の魅力って
ナイーブさを抱えて
現実を生きていく人たちへのシンパシー
なんですよね。
だから、
岡田作品の登場人物って
どこか傷つきやすかったり、
実際傷ついてたりして、
そこからドラマが始まることが
多かったと思います。
で、
このドラマ「僕だけのマドンナ」。
なんだけど、
正直いって
今のところ
あんまり楽しめてないです、
ワタシ的には。
ゴメンナサイ。
まあ、どこがどうとは
あまり言わないけど、
今回は、
最初からラブストーリー
ということで、
主役のキョン(滝沢秀明さん)も
するみ(長谷川京子さん)も
あらかじめ
ナイーブさを背負っていないのが
ワタシ的には、
なんだかモノ足りない
っていうより、
恋愛モノとして
グッとこない。
キョンのするみに対する気持ちにも
なんか入り込めないし、
するみの本田さん(緒形直人さん)に対する気持ちも
なんかピンとこない。
あ、いや、
そういうことじゃなくて、
もちろん高い期待値に比べて
っていう意味ですよ、
誤解しないでくださいね。
だって毎週
楽しみにして
観てはいるんだから。
・・・もしかすると
これから登場する
“だんな”ってのが
むちゃくちゃ“挫折”してるのかも、
実はするみも
むちゃくちゃ傷ついてるのかも、
なんて
べつに
人の不幸を期待して
ワクワクしてるワケじゃ
ないけど。
(ちょっとだけフォローしちゃうと、
このドラマ、
そういう岡田さん的なナイーブさを
体現する役者さんが
出てないですよね。
本職の“役者”さんが
少ないっていうか・・・。)
なんていうか、
一ファンの勝手な思い入れを
言わせてもらっちゃうと、
なにもラブストーリーを書いてくれなくてもいいのになぁ
なんて思っちゃうんですけど。
また「夢のカリファルニア」みたいなの
書いて欲しい、
「彼女たちの時代」の次のステップ
が観たい、
なんて思っちゃうのは
勝手すぎでしょうか?
ですよね。
スイマセン。
エラソーついでに
もうちょっと。
すべての始まりは、
「彼女たちの時代」で視聴率がとれずに
「ちゅらさん」でとれてしまったこと。
「彼女たちの時代」で向田邦子賞がとれずに
「ちゅらさん」でとれてしまったこと、
にあるんじゃないかと。
ウ〜〜〜
今回は久々のグチモード、
エラソーでイヤな奴で
スイマセン。
反省。
でも、このドラマ、
もしかすると後半、
恋愛モノを脱線していくかも。
期待。
(august.1)
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