Vol.156
安心してハラハラできる?「Dr.コトー診療所」
え〜と、
勝手に夏休み、しかも台風
ということで、
更新が遅れてしまってスイマセン。
今クールのドラマも
ひと回りコメントしたので、
振り出しに戻って「Dr.コトー」です。
これ、
最初にコメントしたように、
けっこうジミめに始まったのに、
中盤にきて
なんだか“マンガ”っぽさが
目立つようになりましたね。
ていうか、
そういう評論家めいたことを
言うつもりじゃなかったんだけど、
なんていうか、
観てて先が読めちゃうって
ていうか、
ありがちな話だなぁ〜
なんて思えちゃう
っていうか・・。
う〜ん、
離婚した夫と暮らしている息子が
1人で母親を訪ねてくる、
とか、
東京に出て行った娘が
妊娠してひとりで帰ってくる
とか、
鼻持ちならない代議士が
ガンだと騙されて
人間変わっちゃう
だとか・・。
なんか
古典的ですよね。
にもかかわらず、
細部はやっぱり
キメ細かくて、
見応えのあるドラマです、
ワタシ的には。
たとえば、
8/14放送の第7回、
お腹の子を一人でも産んで育てたいという娘(伊藤歩さん)に
重さん(泉谷しげるさん)
「一人の人間の親になるってことはナ、
どれほどの責任を負えるか!考えてみろ!」
このセリフ、
その場にいた茉莉子(大塚寧々さん)の胸にも
グサッときてる。
それから、
港で重さんを待つ間、
「あいつ、思い出したんじゃないのか。
若い頃の静恵さんのことを・・」
このセリフを
やっぱり奥さんを亡くした剛利(時任三郎さん)が
無言で聞いてる。
こんなところに、
脚本と演出の芸の細かさが
出てますよね。
それから、
このドラマ観てると、
ワキの役者さんが
とってもいい感じで
“効いてる”
ような気がするのは、
ワタシだけ、
でしょうか?
たとえば
茉莉子さんの大塚寧々さん。
この人、
最近では「HERO」
「天国への階段」なんかが
印象に残ってるんだけど、
なんていうか、
独特の存在感で、
換えが効かないキャラ
ですよね。
柔らかいのに
噛み応えがあって、
一筋縄ではいかないところが、
焼き鳥で言えば、
カワ
でしょうか?
それから
漁師の剛利、時任三郎さん。
このセリフが少ないのに
ズシっと印象に残るキャラ、
なんかいい!
無言の横顔が映るだけでも
思わずウルッと
きちゃいそうな・・。
この人、
今まで熱血系が多かったけど、
こーゆー無口で
無愛想なキャラ、いいですね。
焼き鳥で言えば、
スナギモ
でしょうか?
それから
小林薫さん。
この人、
知ってる人は知ってるでしょうけど、
元状況劇場の役者さんで、
根津甚八さん退団後は
主役を張ったこともあるんです。
(ていうか、唐十郎が
マンネリ打破のために
小林さんを主役にしたら、
根津さんがヘソ曲げて
辞めちゃったんですけど)
でも、テレビに来てからは、
なぜか
“気弱で人のいい人”的な
役が多くて。
でも本当は
映画「それから」みたいな怪演を
また観たいんだけど、
ワタシ的には。
で、
今回の「コトー」。
う〜ん、
これは怪演でしょう。
なかなか他の人では出せない
滋味ゆたかな味わい。
焼き鳥で言えば、
モツ
でしょうか?
とにかく、
そういうふうに
いろんな役者さんが頑張ってたりして、
そういう細部の細やかさと
振幅の大きなストーリーが
不思議なバランスで
成り立ってる
ドラマだと思います。
これはこれで
毎週楽しみ。
なんだけど、
贅沢を言えば、
「今の行き詰まった連続ドラマの歴史を変えたい」
という意欲作のワリには
ちょっと・・
先が見えすぎ・・。
もっと視聴者を裏切って欲しい気がするのは、
ワタシだけ?
先週に続いて
エラソーでスイマセン。
それはそうと、
大塚さんと神木隆之介くんの親子、
クリソツ?
目元とか。
(august.18)
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