Vol.160
リアルなのは実話かドラマか
「僕らはみんな生きている」「失われた約束」
人間の脳には
右脳と左脳があって、
たとえば、
音楽や鳥の声とかと、
人の会話や騒音とかは、
脳の中に
入ってくる場所がちがうんだとか。
そーゆーたとえで言えば、
人間の脳には
「ドラマ脳」と「実話脳」が
あるんじゃないか、
というのが
ワタシの仮説、
なんちゃって。
ていうか、
こんなどーでもいいことが
気になっちゃうのは
ワタシだけ?
だと思うんだど、
どーも、
実話に基づいたドラマ
ってのに出会うと
なにかが
モヤモヤしちゃうんですよ、
なにかはわからないけど。
今回は、
そーゆー話です。
てゆうのは、
今回、スペシャルドラマを2つ観たんだけど
実はこれ
両方とも
実話に基づいたドラマ
と勘違いしてたんですね。
ホントは、
実話は「僕らはみんな生きている」
だけで、
「失われた約束」は
フィクションだったんだけど。
で、まず、
「僕らはみんな生きている」。
これ、事故で記憶を失ってしまった青年の
その後の努力と葛藤、
それを支える家族の話
なんだけど、
これ、ワタシ的には、
どっちの脳で観たらいいのか
わからなくて
ちょっと戸惑ってしまいました。
ていうのは、
話としては感動的
なんだけど、
こういうたいへんな人たちがいた
という事実に
実話脳が感動してるのか、
それとも
このドラマそのものに
ドラマ脳が感動してるのか
ってことなんだけど。
ワタシの場合、
正直言うと、
実話脳のほうが
多かったように思います。
だって、
これが実話じゃない
と仮定したら、
何かが半減
する感じがするから。
つまりこれは
この人たち固有の事情
なんだなぁ〜〜
って思えて、
なんていうか
事実なんだけど、リアリティがない。
今ひとつ
ドラマ脳が刺激されなかった
みたいな。
「なにをグジグジ
言ってるんだ!
そんなこたぁ
どっちでもいいじゃないか!」
と言われるのは、
覚悟の上、
もっともでございます。
悪いのはみんなワタシ
なんだけど、
どーーーーもこの問題、
なにか大事なことのような気がして、
昔から小骨のように
引っかかってるんですよね。
で、
「失われた約束」。
放送順はたしか逆なんだけど、
ワタシはビデオに録って
こちらを後で観ました。
最初に言ったとおり、
これ途中までてっきり実話だと
思いこんで観てたんです。
にもかかわらず、
ドラマ脳に
きましたね、ビンビン。
早い話、
よかった!
泣けた!
これも阪神大震災で記憶を失った男の話で
そういう意味では
ネタはかぶってるんですよね。
だいたい阪神大震災なんて“固有”な話だし、
記憶喪失なんて、
まわりにそんな人みたことない
くらい
特別な話
なんだけど、
このドラマ、なぜか
“固有の事情”って感じがしない。
誰にでもある何かを
ちゃんと抱えてる
ような気がします。
それが
実話脳ではなく
ドラマ脳に
すーっと入ってきた
理由じゃないかと。
それは
なんていうか、
昔の彼女(妻)と今の彼女(妻)の
三角関係
ってことじゃなくて、
生きていくために
何かを捨てざるをえない
ことって
誰にでもあるでしょ、
みたいな。
つまりなんていうか
これって
ズシリとリアリティがあるんですね、
ワタシにとっては。
そういう意味では、
有無を言わさない
力強さがあったし、
同時に
チョコレートのエピソード
(ネタバレになるので・・)
みたいな、
“う〜ん、ドラマだなぁ〜”っていう
泣かせどころもニクイ、
見応えのあるドラマだった
と、思います。
それに
全編を通して
絶えず流れてるメロドラマ風の音楽が
シビアな話を
適度にシュガーコーティングして、
コクのある味わいながら
後味もスッキリ。
拍手!と
ワタシのドラマ脳から指令が・・。
september.27
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