Vol.162

祝!高尾山初登場「ハコイリムスメ!」

もちろん
第一話を見たときから、
「いい!」って
思ってました。
なにしろ高尾山ってのが
盲点。
いまだかつて
木更津はあっても
高尾山に住んでる家族
ってのは
初登場なんじゃ
ないですか?ドラマでは。
それでまた
茶屋ってところが、
葛飾柴又の寅さんみたいで
いい感じ。
現実と地続きなんだけど、
お話っぽい
っていう
絶妙のポジション。
う〜ん、
ドラマの導入としては、
期待が高まります。
でもって、
あ、いける!
って決定的に思ったのが、
お母さんが出てきて、
それが吉田日出子さんだったとき。
これでなぜか
安心して
期待しちゃいました。

で、第3話まで観た今、
やっぱり期待どおり。
なんていうか、
がんこ親父に
適齢期の娘二人
っていうありがちな設定、
峠の茶屋っていう
いかにも喜劇っぽい舞台、
にもかかわらず、
なんかひと味違った
ドラマになってて、
好きです、
ワタシ的には。

もちろん、
ストーリー的には、
ありがちな展開をなぞってるんだけど、
(長女が妊娠して戻ってくるとか、
次女が医者の息子と交際してるとか)
それでも、
なんていうのか、
噛んでいると、
小さくて硬いシンのようなもの
が口に残る
感じがするのは、
ワタシだけ?
でしょうか。
本物の金平糖は
芥子粒を核にして結晶させるので、
真ん中に芥子粒が
入ってるって話を
聞いたことがありますけど、
そんな感じ。

以前にも書いたけど、
中園ミホさんの脚本って
そういうところが
魅力ですね、
ワタシ的には。
なんかちょっとしたところ
なんだけど、
たとえば、
灯(深田恭子さん)が
昏睡状態の徹郎(吉沢悠さん)を看病しに出て行った後、
姉の花(飯島直子さん)がお風呂で
ぼ〜っと妹のことを考える
「灯、ちゃんとご飯食べてるかな〜」。
こういう細かいところ、
挙げていったら
キリがないですよね。
で、
大きなところでは、
第三話の最後
へんな外人キース(マーク・コントンさん)が
花の家族の前で
お腹の子の父親は自分だ、
なんて言い出す。
確かにこれ
よくあるパターンですよね、
自分の子でもないので
「オレの子です」
なんて。
でもたいていの場合、
それは
男の人が女の人をすっごく愛してる
っていうケースで、
「誰の子だっていいじゃないか、
オレが父親になってやる!
二人の子供として
育てよう!」
みたいな。
でも
今回の場合はそうじゃない。
花とキースの間に
そういう男と女の
ドロドロした感情があるようには見えない。
あえて言えば、
ただの親切な人、
に見えますよね。
この場合、愛より、親切のほうが上、
なんですけど。

う〜ん、
これ書いてるうちに
だんだんわかってきたんだけど、
中園さんの話って、
それが“男と女”だ、とか
最後は“家族愛”なのよ、とか
そーゆーこと以前に、
人間なんだから
当たり前でしょ、
みたいなのが
基本にある
ような
気が
します。

なんていうか
フツーの恋愛ドラマなら
“いい人なんだけど、恋愛にはちょっと”
ってなるところを、
“いい人って、最後はそれだけで魅力的”
みたいな。

そういうのが、
フツ〜のラブコメや
「ハコイリ〜」のような
ホームコメディのなかに、
表面からは見えないけれど
寿司のわさびのように効いている、
それも
寿司にわさびは当たり前、
のような顔をして。

第二話の最後で
事故&記憶喪失
っていう大技を繰り出してきたときには
どうなるかと思いましたが、
ジミめに落ち着いた展開で
いい感じです。
なんか、
翌週が楽しみな
気持ちのいいドラマですね。

それから
エンドロールのバックとテーマ曲、
本編とミスマッチで
久々、カッコい〜〜〜〜〜〜!


october.22


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