Vol.173
男のお汁粉は昆布の佃煮付き「プライド」
なんだか久しぶりに
月9(ゲツク)を観てる気がして
調べてみたら、
実は
けっこう観てました。
「僕だけのマドンナ」「いつも二人で」「ホーム&アウェイ」
・・・
でもやっぱり
この「プライド」観ながら、
久しぶり感
が漂うのは
なぜだろう?
まあ、考えてみたら
オンエア前から
チェック入れてましたもんね、
ワタシも。
何たって
「月9に木村拓哉さん主演」
てのが、
このご時世
“明るい話題”じゃないですか。
月9って、
そもそもフジの看板だし、
なんていうか、
レストランで言えば
3ツ星の風格。
で、
そういうレストランって
シェフがどうこう以前に
その店の味
ってのがあるじゃないですか。
(実際、グランドメゾンといわれるレストランは
シェフが変わっても
“味”は引き継がれるのだとか)
月9も同じで、
まず「月9」ありき。
月9というワク
に期待されるものって
やっぱり
あるでしょ。
まあ、
簡単に言っちゃえば、
ラブストーリー
みたいなことなんだけど。
で、
そこに送り込まれたシェフは、
そのワクの中で
どうやって自分の味を出すか
ってことに腐心するワケです。
え〜と、
前置きが長くなりました。
だから
この「プライド」、
なんていうか、
「野島伸司が
月9という厨房で、
客が期待する料理をちゃんとつくりながら、
自分の味を
表現してみました」
って感じなんですけど、
ワタシ的には。
なんでそんな
素直じゃない見方するかなぁ〜?
っていうと、
これが
素直じゃないラブストーリー
だからです。
(で、そこが好きなんですけどね、
ワタシ的には。)
ハル(木村さん)と亜樹(竹内結子さん)は
連ドラ序盤にして
もう“つき合ってる”。
だけど、それは契約で、ゲーム。
もちろん、
徐々に
お互い
惹かれ合って
いくんだろうけど、
そのへんの
“感情的”なところは
ずいぶん抑えてあるんですね。
けっして
胸キュン系のラブストーリー
ではない。
それよりもむしろ、
ハルの母親体験のトラウマ
だとか、
女性(の生き方)をめぐる
兵藤コーチ(佐藤浩市さん)との確執
だとか、
男の生き方
だとか、
“観念的”なところ
のほうが目立ってる。
ひと言で言えば、
理が勝った
ドラマに見えるんです、
ワタシ的には。
で、
それこそが
野島ドラマらしさ、
だと思うし、
そういうところが
すごく好き。
でもって、
全編、月9の必須アイテム
「気の利いたセリフ」
「テンポのいい掛け合い」
がテンコ盛りだし、
どうよ、ラブストーリーでしょ、
って言わんばかりの
「印象的なデートシーン」も
ちゃんと押さえてる。
第1話、
ハルが亜樹を抱き上げて
リンクを滑るシーン
とか、
第3話(だった?)
ハルが「ドライブ行こうか?」
とか言って、
リンクを氷上車(って言うのか?)
でランデブーするシーン
とか。
(ちなみに
この2つのシーンは、
中江功さん、澤田鎌作さんの演出で、
それぞれ持ち味を発揮されてて、
とっても良かったです)
だから、なんていうか
このドラマ、
すごくいろんな要素が
詰め込まれてる
気がします。
野島ドラマって
なんか
アタマ2倍回転させて
観なきゃいけない感じで
疲れるん
ですけど(笑)。
いずれにせよ、
なんていうか、
お汁粉と昆布の佃煮
みたいに、
「月9」らしさと
「野島ドラマ」らしさが
お互い抑制し、引き立て合って、
いいバランス。
なんていうか
“男の月9”
って感じ?
後半も期待です。
p.s.このドラマ、
クイーンのテーマ曲が話題ですけど、
タイトルバック、
見事にシンクロしててカッコいい!
「ウイイレ」に似てるって話もあるけど・・。
february.6
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