Vol.177

すいかの次はコロッケだ「彼女が死んじゃった。」

こーゆーの好きなんでしょ、
と言われれば
ハイ
というしかないけど、
そーゆーことを差し引いても、
やっぱりワタシの
今クール、マイベストワンは
これです、
「彼女が死んじゃった。」

たしかに、
「白い巨塔」もよかった!
“これだけの役者とスタッフを揃えれば
良くて当たり前”
なんていう人もいるかもしれないけど、
はるかに
それ以上のものがあった
と思います。
だって
立派な役者さん揃えたって
たいしたことないドラマだって
いっぱいあるもん。
ワタシは
原作も読んでないし、
田宮版も見てないので
正確なところは知りませんが、
いろんなコメントを総合すると
「医療過誤」の問題だけでなく
「告知」の問題に踏み入ったのは
今回の
オリジナルみたいですね。
壮大な群像劇でありながら、
きっちりと
“響くドラマ”になっていたのは、
そういうところも含めた
脚本の深さと、
抑えのきいた演出の
志の高さ
だと思います。
最終回なんかも、
主人公死亡
という、
一見安易なカタルシス、
しかも予告編で
ネタバレ
にもかかわらず、
思わず時間を忘れるほど
ハマってしまいました。
拍手!
う〜ん、
もしも突然宇宙人がやってきて
「チキュウジンガ
ハマッテイルトイウ
“テレビドラマ”ナルモノハ
ドンナノ?」
と聞かれたら、
迷わずこの
「白い巨塔」のビデオテープを
お土産にお渡しするでしょう。
拍手!
よって、
この
「白い巨塔」には、
“これがテレビドラマで賞”を
差し上げましょう!
拍手!拍手!

でもって
ワタシ的には
マイベストワンは、
やっぱりこっち、
「彼女が死んじゃった。」
なんですね。
これがどーゆードラマで
どこがいいのか
ってことについては
もう前回書いちゃったし、
それ以上のことは
あえて付け加えることは
ないんだけど。
たしかに、
「白い巨塔」が
最高級のフェレ・ミニヨンに
フォアグラやトリュフをふんだんに使った
フランス料理
だとすれば、
「彼女〜」は、
定食屋のコロッケ定食
かもしれません(失礼!)。
それでも
旨い!
かどうか、
について、
同等に語ったっていいと思うし、
定食屋のコロッケ定食に
旨い!
と思わず涙する(!)
ことだって
あるワケでしょう。
なにしろ
このコロッケは
もとい、
ドラマは、
よくありがちな
自分探し系
ではあるけれど、
なんていうか、
死んだ彼女を追いかける
という観念的なシチュエーション
にもかかわらず、
(というか、
であるがゆえに
というか)
ところどころ垣間見せる
“やわらかい部分”が
妙に印象的だったりとか、
回りくどい
死んだ彼女(=自分)探しの旅の末に
最後に浮かび上がってくるのが
「生きろ!」
という
あまりにもミもフタもない
故に力強い
メッセージだったりとか、
う〜ん、
なんていうか
けっこう沁みる青春もの
なんですよね〜。
しかも
大人のための青春もの
って感じ?

やっぱり、
雑誌で話題のフランス料理や
イタリア料理のお店にも行きたいけど、
コロッケの旨さにホロリとする
街の定食屋は
ぜったいになくなって欲しくないよね、
とゆーよーな意味もこめて
マイベストワンでした。
拍手!

で、前回も書いたけど、
これ日テレ系「すいか」と同じワク。
テーマ的にも共通するものが
あるような気がしたんですが、
スタッフで共通していたのは
演出の佐藤東弥さん、
吉野洋さんでした。
いずれにせよ、
このワク(土9)、
目が離せません。


march.19


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