Vol.178
おそるべし月9の呪縛「プライド」
世間的な評判は
どうだったのか知りませんが、
ワタシ的には
NG
でした、
「プライド」の最終回。
理由は、あまりに
月9
だから。
まあ、正直言って
ただのラブストーリーには、
点数辛い
って言われちゃその通り。
なんだけど、
でも、これってやっぱり
ただのラブストーリーじゃ
なかったじゃないですか、
最初は。
って
同意を求めてもしょうがないんだけど・・。
なんていうか、
“野島伸司っぽいところ”と、
“月9っぽいところ”が
互いにせめぎ合ってる
感じで、
どーなるんだろう?
ってけっこう
スリリング
だったりしたように
思います、最初は。
それがまあ、
最後まで収束しなかった
っていうか。
ブッチャケ
ハタン、してません?
あそこで、なんで
ハル(木村拓哉さん)は殴るの?
なぜそれがプライドをすてたことになる?
おいおい、
一貫性がないぞ、ハル。
確かに波乱のストーリーだけど、
このあたりで、
ワタシ、もうハルという人間がわからないワ。
感情移入できないワ。
極めつけは
兵藤コーチ(佐藤浩市さん)、
いったいなんで
失明しなくちゃいけないの?
おっと、
もうちょっと冷静に
話をしましょう。
え〜と、
“野島伸司っぽいところ”
というのはですね、
なんていうか、
主人公に大きなワクとか、
重荷を与えて、
(ていうか追い込んで)
あとは、勝手にどこに行き着くのか、
黙って観てる
みたいなやり方
っていうか
掘り下げ方。
このドラマでいうと、
ハルの母親に関するトラウマ
とかですよね。
そんでもって
“月9っぽいところ”
ってゆーのは、
ブッチャケ
トレンディドラマの方法論なんだけど、
視聴者が「どうなるんだろう?」って
来週も観たくなるように
話をもっていく
ってことだと
思うんですよ。
だから、それって
必然的に最終回を維持するモチベーションがない。
だから
最終回って
なんだかなぁ〜
って感じ。
久々に、そんな最終回でした、
ワタシにとって
この「プライド」は。
ことわっておきますが、
これって
大多亮プロデューサーを
悪く言ってるワケじゃないんですよね。
たしかに
大多亮さんが生み出した
トレンディドラマって、
今となっては
(笑)がついてしまうけど、
当時は十分、
それまでのドラマのカラを破って
ファンの期待に応えるものだったし、
それに
大多さんは
「抱きしめたい!」とかの
典型的なトレンディドラマをつくる一方
「親愛なる者へ」とか
テーマ性のはっきりした
観応えのあるドラマも
つくられてるんですね。
でもって
「いま、現場に復帰するからには
アンチ・トレンディをやらなくては」
みたいなことを
おっしゃってます。
(『視聴率の戦士』より)
現に、一方の「白い巨塔」では、
旧作のオーソドックスなリメイク
であるにもかかわらず、
新たに“現代的な”テーマを付加して、
とっても見応えのあるドラマを
つくってらして、
しかも視聴率もちゃんととってるし。
大多亮=トレンディドラマって図式は
一面的な見方だし、
誤解だ!とも思います。
でも・・
先の『視聴率の戦士』で
こんなことも
言ってるんですね。
「(インタビュア)では、現場に戻ってからも、
アンチ・トレンディでいくわけですね?
(大多)「ただ今回の課題は月9の立て直しですからね。〜」」
う〜ん、
「月9」は、
トレンディドラマをも、
いや大多亮をも
超えていた、
っていうこと?
ここで言う「月9」ってつまり、
「月9」に対する視聴者の期待
ってことですよね。
もちろん
ワタシだって
気がついてますよ、
この「プライド」の最終回がNG
なんていうのは
ごくごく少数派で、
ほとんどの視聴者が
胸キュン
だったんだろうなぁ〜って。
それでも
やっぱり
ワタシは言うぞ!
「う〜ん、なんだかなぁ〜」
・・・
メイビー。
march.26
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