Vol.192

10時まで営業のスーパー?「逃亡者」

あんまりB級、B級
って言うと
なんだか非難してるみたいで
アレなんですけど、
やっぱり
B級エンターテインメントの醍醐味って
こういう派手さ
っていうか
ケレン
っていうか、
とにかく
最終回にB級パワー爆発させてくれた
「逃亡者」・・
これはこれで
楽しませてくれたと思います。
(ビデオ録画未見の人、ネタばれあります。)

冒頭からいきなり
犯人逮捕の大団円、
サーチライトの嵐、
でもってあまりにも「いかにも」な
悪役 郡司先生(別所哲也さん)の
登場のしかた。
でもってあまりにも「いかにも」な
悪役 国枝管理官(加藤浩次さん)の
取り乱し方。
う〜ん、これぞ
B級エンタメ的様式美!
(ホメてるように
聞こえてます?)
でもって
え?もしかしてホントにこの余韻だけで終わる気か?
と心配させておいて、
やっぱりありました、
最後の大どんでん返し。
お見事!
・・・・
でもチョット待った!
やっぱり
ひとつだけ言いたい、
これってフェアか?

先日、たまたま観た
トーク番組に
推理作家の綾辻行人さんが
出演されてて、
「トリックの謎解きは
フェアでなくてはならない」
みたいな意味のことを
おっしゃってました。
途中からだったんで、
どんな話だったのかウロ覚えですが、
まあ、簡単に言えば、
誰もがナットクできる
っていうか、
なるほど、ヤラれたッ!
と思うような、
逆に言えば、
そりゃないっしょ!
って思わせないようなのが、
フェア
ということだったと思いますが、
そ〜ゆ〜意味で、
この「逃亡者」
どうなの?
って疑問に思っちゃうんですけど、
ワタシ的には。

はっきり言ってしまえば、
「犯人は誰だ」モノの場合、
いちばん意外な人物が犯人だったら
いちばん面白いワケで、
そ〜ゆ〜意味では、
院長(原田芳雄さん)は
観てる人誰もが
まっさきに選択肢に数えてる
ワケですよね。
でも、被害者が実の娘と孫だから、
それはナイだろう、と・・。
別な言い方をすれば、
“様式美”という観点からは、
真犯人は院長であることは最初から決まっていた
とも言えるワケで、
しかし、そこには
「被害者が実の娘と孫」
という鍵がかかってるワケで、
あとはその鍵をはずすのに
どんな手際を見せてくれるのか、
というのだけが見モノだった
とも言えるワケです。
これ、ワタシ的には、
「実の親子じゃなかった」
なんていうトンデモ技を使うんじゃないか
ぐらいには思ってましたが、
なんと
鍵をはずさないとは・・。

このドラマ
前にも書きましたが、
途中の展開では
ツッコミどころ満載、
でも、
そんなことデキるわけない、とか、
それはムチャだろ、とか
それはヘンだ、とか
重箱のスミをつつくのは、
無意味というモノ。
そんな些細なことは吹っ飛ばして、
ソースをダボダボかけて
頬ばる大味さこそ、
B級エンタメの醍醐味、
というのも
前に書いた通り。
でも!
最後はちゃんと
フェアにシメてくれないと、
なんかね〜、
後味悪いんだよね〜。
(ついでに言うと、
たとえば「座頭市」の
エンタメに徹したラストの展開の
あの後味の小気味よさとは
対照的
っていうか・・・)
おっと、
今週はついつい
ご機嫌ナナメモード
になってしまいました。
でもまあ、
他のドラマが早々に終了してしまう中で、
けっこうギリギリまでやってくれてたのは、
夜10時まで営業してるスーパー
みたいで嬉しいことだし、
なにより、
近藤芳正さんの
颯爽としたシーンが観られて
けっこう楽しめました、
それはそれで・・。

それにしても
公式HPのCast Profileには、
近藤芳正さんも、田中要次さんも出てないの?
あ、遠藤憲一さんも。


september.27


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