Vol.198

古い話で恐縮です。課長〜〜!「Dr.コトー診療所2004」

オンエアはたしか11/12,13でしたが、
ようやくビデオを観終わったもので、
ホント、古い話ですいません。
え〜と、
今さら
「よかった〜〜!」
だのなんだの言っても
シラけるだけなので、
役者さんの話をします。

前回もちょっと
「めだか」のところで
脇のベテラン勢がど〜のこ〜の
って書きましたが、
ワタシがこの「コトー先生」を好きな理由って
まさにそこ
なんですよね。
ホントに
一人一人の役者さんが
いい味出してる
って感じ?
“脇”という感じすらしない。
ホントに
一人一人があの島に住んで、
それぞれの人生を生きているみたいに
思えてしまうくらいです。
それって
(いつも同じコト言いますけど)
役者さんと演出と脚本が
ピタッと波長が合ったときに
生まれるんでしょうね。
・・なんちゃんて
ミョ〜にマジメモードで
スイマセン。

で、小林薫さんです。
う〜ん、いい!
泣かせてくれます。
この人、もとは状況劇場の
役者さんだったんですよね。
状況劇場って、
唐十郎率いる赤テント、
いわゆるアングラ演劇ですけど、
そこに1980年まで在籍してます。
当時の状況劇場は、
ヒロインが李麗仙さんで、その相手が根津甚八さん。
小林さんは、ナンバー2って感じでした。
もちろん看板役者の一人だから、
「イヨッ!小林!」なんて
声がかかってたと思います。
で、ある芝居で
唐さんがマンネリ打破のために
根津さんに変えて小林さんを主役に抜擢。
これに怒って
根津さんは劇団を辞めちゃうんですね。
その後、しばらくして小林さんも
辞めちゃうんだけど、
ワタシが初めて
テレビで小林さんを観たのは、
1981年の銀河テレビ小説「青春戯画集」。
中島丈博さん脚本のドラマでした。
これって
どういう話かというと、
日本画の画壇の話で、
鹿賀丈史さんと小林さんの二人が同級生で、
小林さんのほうが
才能があるんだけど、
鹿賀さんにいつも
イイトコドリされて、
鹿賀さんは小林さんの絵を自分の名前で発表して、
名声も女も独り占めして、
小林さんはいつもワリ食ってて・・
ってまあ、
イジメラレ役
ですよね、
これでもか、これでもかっていう。
ワタシ的には、
お芝居で観てた
颯爽とした小林さんと比べると
なんか違和感あったんだけど、
なんか、このドラマが
その後の“小林薫”の
テレビ界でのキャラを
決定してしまった
みたいな気がします。
まあ、
あーゆー風貌だから
仕方ないのかもしれないけど。
でも、その後
テレビでこの人観るたびに
ホントはそうじゃない、そうじゃない
ってずっと思ってました。
それだけに
映画「それから」での怪演は
ヤタッって感じ?
ピース!

で、ようやく話は
「コトー先生」に戻ると。
う〜ん、よかった〜〜!
もう、そうじゃない、
なんて思いません。
確かに颯爽とした役ではないけど、
「イヨッ!小林!」って
声をかけたいくらい。
いや、それじゃ正確じゃないですね。
「課長〜〜〜!」って
肩を叩きたい、って感じでしょうか。
ピース!

もちろん、
最初に言いましたけど、
小林薫さんだけじゃなくて、
他の役者さんの熱演や
中江功さんの演出や
吉田紀子さんの脚本があってのことですけど。
とくに筧利夫さんの抑えた演技、
朝加真由美さんの熱演が、
いい感じでした、
ワタシ的には。
(あ、あと、子役の皆さんにはビックリ!)
それにしても
前後編合わせて4時間以上、
これだけ、なんていうか
楽しませてくれるっていうか
2つのエピソードが
同時進行しながら、
最後は「島を出るか」「島に留まるか」
それぞれの決意があって、
ラストもジ〜〜〜〜ン。
重い病気の話でありながら、
“日常”について
考えさせられました。
う〜ん、
吉田脚本の構成力
でしょうか。

これってやっぱり
「北の国から」みたいに
年々続きそうですね。
ピース!

November.29


back




Counter
mail to: pandawatchingdrama@yahoo.co.jp