Vol.199

あなどりがたし、ガス橋?「一番大切な人は誰ですか?」

う〜ん、すごいことになってます、
「一番大切な人〜」。
ただのコメディじゃない
とは思っていたものの
ここまで来るとは。
こーゆー“笑って泣ける”コメディって、
フツーは言ってみれば
エンターテインメントの範疇なんだけど、
このドラマ、
そーゆー意味ではもうイツダツしてます。

ワタシ的に
ホントにこのドラマを好きな理由
って、
しいて言えば、
あくまでコメディだから、
なんですね。
ワタシ的に思うコメディって
なんていうか、
会話のやりとり
っていうか、
かけあい
っていうか、
そーゆーことで成り立ってるもの
だと思うんですよ。
ああああなんかミョーな言い方になっちゃうけど、
ふだんのワタシたちの日常って
そうじゃないですか、
人の話に感心したり、疑問を持ったり、
揚げ足をとったり、
まぜっかえしたり、
皮肉を言ったり、
カチンときたり、
気遣いが嬉しかったり、
真意をはかりかねたり、
ポロリと本音が出たり。
そんなふうにして
“日常会話”の奥深さと
格闘してるわけじゃないですか。
シリアスなドラマのワンシーンみたいな
ストレートな台詞なんて
現実にはない、
ですよね、
ドラマじゃないんだから。

この「一番大切な人〜」
そーゆーカタチをほとんど踏み出すことなく
しかも、
グサリと深いところまで
切り込んでくる、
その切れ味がもう尋常じゃない。
序盤こそ、
離婚した妻と、今の妻が同じ町に住んでて
っていうシチュエーションコメディ
だったけど、
ここへ来て
すごいことになってます。
もう、どこがどう
なんて解説するのは野暮
ですね。
要(岸谷五朗さん)の妻路留(牧瀬里穂さん)と
前妻東子(宮沢りえさん)がついに会ってしまって
娘の小南(小林涼子さん)を交えて
4人で鍋をつついたり(!)するんだけど、
そもそもこーゆー展開で、
愛だの憎だのヤキモチだのへいかないで、
やさしさとさみしさの話になってくところが、
いい!
で、路留の父(田村亮さん)が倒れちゃうんだけど、
そこで愛人(中村久美さん)が出てきて
家族にしてみれば自分は悪魔よね
みたいなことを言うわけですよ、路留に(!)。
う〜ん、
グサリ
ときますよね。
ついでに言えば、
お母さん(吉田日出子さん)がまた
いい味出してて。
まあ当たり前の話だけど、
こういう展開も
単にストーリーを転がしてくタメ
じゃなくて、
ちゃんとテーマを掘り下げていくタメ
に用意されたものだし、
きちんと伏線も
張ってありましたし、
ぜんぜんムリなくて
う〜ん、
いい!
そんじょそこらのシリアスドラマなんか
もう、
吹っ飛んじゃうくらい。
こーゆーところまで
コメディのカタチのまま
深くエグってくるところが
しみじみ
ドラマの醍醐味だなぁ〜〜
なんて
思ってしまいます。

このドラマ、
なんか地味だから
視聴率よくなさそうだけど、
ワタシ的には
拍手!
う〜ん、
日テレ、侮(あなど)りがたし。
三軒茶屋の「すいか」
江ノ島の「彼女が死んじゃった。」
で、こんどの
ガス橋近辺(と言っておきましょう)と、
日テレのアンチトレンディスポット路線。
ワタシ的には
とってもワクワクさせてもらってます。
視聴率悪くても
気にしないでネ!?

December.3


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