Vol.2

「天気予報の恋人」シミジミいいかも。

「挫折の岡田」
と勝手に呼ばせてもらってるけど、
岡田惠和さんの話って、だいたいの場合、
これが根底にありますよね。
青春の挫折っていうか、
夢を持った若者が大人になって、
現実に打ちのめされてっていう。
それがまた
シミジミと沁みるんだな、
30過ぎのドラマファンには・・。

「若者のすべて」や
「ビーチボーイズ」みたいな、
モロそれをテーマにした作品はもちろんだけど、
「ドク」みたいなラブストーリーでも、
主役の香取慎吾や安田成美よりも、
ワキで挫折してた
椎名桔平の方が存在感あったし。

でも今回は、
そのへんを引きずってないんだよね、
「天気予報の恋人」って。
(前作「彼女たちの時代」で、
椎名桔平、いくとこまで行っちゃったからね、
ふっ切れたのかな)

だいたい岡田さんって、
人物の描き方が深いっていうか、
筆力があるから、
一見動きのないシーンでシミジミとさせてくれて。
いいなあ、ホント。

どこって言われるとこまるけど、
第2回で、
深津絵里がスタジオから、
空を見上げるところとか。
「唯川幸」の稲森いずみが
ウェイトレスはたいへんだって言うところとか。
あと、ファミレスで、子供が
「パパ、さみしい?」
とか訊いちゃうところとか。

やっぱり岡田さんて
“傷ついた人”に優しいから、
稲森が中心になっていくんだろうなぁ。
これ、もしかして
ワタシの中のNo.1「ビーチボーイズ」
抜くかも。
いや、抜かないかも。
(APRIL.18)

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