Vol.202
ハリポタ?いや、ハリボテ礼賛「虎とライオンと五人の男」
あけましておめでとうございます。
今年もワタシ的で勝手なドラマ話に
お付き合いくださいませ。
なんて言いながら、
いきなり去年の
それもクリスマスの話なんか
しちゃうワケだけど、
「虎とライオンと五人の男」、
これが意外と(失礼!)
よかったのでした。
意外と、というのは、
まあバラエティっぽいノリだし、
なんだかんだ言っても(言わなくても)
イロモノなわけね、
なんて観始めたから
ではあるんだけど、
観てるうちに
なんか独特な世界観に引き込まれたし
うん、けっこう楽しめました。
ということなのでした。
これっていわゆる
SMAPをフィーチャーした企画モノ
なわけで、
始まり方からしても、
スタジオ入りのドキュメントっぽいシーンあり、
5人のナレーションありの、
いかにも企画モノ。
まあこういうドラマを
「どう観るのが正しいのか?」
っていうのは難しいところだけど、
「ドラマとして中身がない」
だの
「けっきょくSMAPファンのための2時間ね」
というご意見ごもっとも、
だとは思いますが、
ワタシ的には、
楽しめました。
なんていうか、
ディズニーアニメを
思い出してました。
もちろん、
全体にCGを多用した
というか半分くらいCGの
ファンタジー仕立て
ってところからの連想も、
もちろん
あるんだけど、
それより、ワタシ的に
ディズニーっぽい!
って感じたのは、
なんていうか
脚本の組み上げ方
なんですね。
(ってシロートのくせして
専門家っぽい言い方して
スイマセン)
ワタシ、シロートなんで(くどい)
「よくできてる」
なんて言い方、いつもはしないんだけど、
こーゆードラマって
なんていうか
「よくできてる」
ことを楽しむドラマ
だと思うんですよ。
なんていうか
人工物っぽい?つくりもの?
ていう世界観を
めざしてるじゃないですか、演出も。
だから、それに伴って
脚本も
人工物っぽい?
で、それに対する観る側の反応は
「よくできてる」
でいいのではないかと。
いいのかな?
ディズニーアニメって、
具体的には「ノートルダムの鐘」
を思い出したわけだけど、
あれも
みんながよく知ってる話を
歌とか上手く使いながら、
そういう語り口が
よくできてる
アニメだったなぁ〜
って記憶があるんだけど、
この「虎とライオン〜」もそう。
ストーリーがどうこう
言うよりは、
語り口を楽しむドラマですよね。
それってつまり
演出やデザインのことじゃなくて、
(もそうだけど)
なんていうか
2時間という限られた時間の中で、
2代目サンタ(草なぎさん)とか
大富豪(稲垣さん)とか
画家(阿部寛さん)とか、
とにかくたくさんの登場人物がでてきて、
従って一人一人の登場時間は限られてるから、
象徴的なシーンやセリフで
背景のドラマを想起させていく、
っていう手際とか、
クリスマスの夜&二人の孤児兄弟(?)
っていう予定調和なお膳立ての中に、
“泣かせ”のエッセンスを
ちらりと効かせるさじ加減とか、
つまりはそういうこと
なんだけど。
なんか
ここまで書いてて
思ったんですけど、
これって
明らかにCMの手法
ですよね。
ワタシは後で知ったんだけど、
このドラマ、いわゆる
CMクリエイターの人たち
が創ってて、
演出の中島哲也さんは
途中でケントーがついたんだけど、
え、脚本ダレ?
とか思ってたら
エンドロールで
企画・脚本 麻生哲朗
って出てて
調べてみたら
TUGBOAT(って業界では有名なクリエイター集団)の
CMプランナーだそうで。
びっくり。
なんでも「ホテルヴィーナス」の脚本や
ケミストリーの作詞も手がけてらっしゃるそうで。
CMクリエイターの創るドラマって
スタイルが先行してて
中身がないって
よく言われるけど、
このドラマに関しては
なんだかんだ言われる筋合いないんじゃないかと
ワタシ的には
思います。
なんか今回
ほめ方が素直じゃない
てゆーか、ヒネてるみたいに
聞こえますけど、
けっしてそんなことない、つもり。
正直、こーゆーのも
ドラマの醍醐味だと
思ってるし。
だいたいドラマってそもそもが
作り物の世界だし・・
って、
そもそもの前提がヒネてる?
どうなの?
January.6
back

mail to:
pandawatchingdrama@yahoo.co.jp