Vol.204

チーズ入り黒豚トンカツ「87%〜私の5年生存率〜」

いや〜先入観っていうのは
コワいですね。
不治の病モノが苦手なワタシとしては、
このドラマ、初回なんとなく
スルーしてたんですけど、
気になって第2回から
チェックしてみました。
う〜ん、
しまった!
初回見逃したのが悔やまれます。
考えてみたら
「87%〜私の5年生存率〜」
なんだから
セカチューみたいに0%じゃないわけで、
もうちょっと
よくチェックすればよかった。
で、
このドラマ
面白い、っていうより
なんかいい感じです。
なんていうか
スミズミまで行き届いてる
っていうか、
まず、ヘンにドラマチックに煽らない
ところが○です。
そのへんが87%という
ビミョーさ故
なんでしょうけど、
ミョーに悲壮感を演出したり、
今を精一杯生きるゾ的なケナゲさを強調したり、
ぜんぜんしないところが
ワタシ的にはいい感じ。

それと
けっこういろんな登場人物が出てくるんだけど、
みんなそれぞれ
ちゃんとキャラが立ってる。
晶子(夏川結衣さん)の同僚弓子(杉田かおるさん)、
宇月医院の院長(橋爪功さん)あたりは当然にしても、
“なにか胸に秘めたモノがありそうな”
院長の娘 薫(酒井若菜さん)にしても、
“どことなく釈然としない思いの”
三沢(柏原収史さん)にしても、
なんていうか、
細かく緻密に創られたパズルの
ひとつひとつのピースが
いきいきとしてる感じがします。
こういうのって
やっぱり
脚本の細やかさ
ですよね。
たとえば
陽平と義父母(細川俊之さん&大谷直子さん)が
三人で食事をするシーンで、
話の成り行きで「手術」を
話題に出すときの手際、
で、これに微妙に反応する義父(細川さん)
う〜ん、
なんていう、
ささいなワンシーンでも
けっこう濃くて
観応えがあります。
(それにしてもこういう役の
大谷直子さん・・コワい、マジで)

それからもうひとつ、
ストーリー的に
サスペンス含みっていうか、
単純なヒューマンドラマじゃなくて、
過去とか人間関係とかに
いろいろ含みがありそうなところが、
エンターテインメントとして
○です、ワタシ的には。
陽平(本木雅弘さん)の過去に何があった?
江梨子(相川七瀬さん)は何を知ってる?
川上(今井雅之さん)と大学と手術と保険はどうからむ?
けっこう
次週の展開が気になって
ワクワクするじゃないですか、
こういうのって。

なんか、
スタッフが気合い入れてつくってるぞ
っていうマジメさ加減と、
とは言え
エンターテインメントもはいってるぞ
っていうサービス精神(ていうかテレビ屋の本能か)の
相乗効果が、
なんかこのドラマ全体を
濃い
ものにしてる
ような気がするので、
なんていうか、
ミクロ的にもマクロ的にも
濃い
ですよね。
トンカツでいえば、
高級黒豚肉を使って
確かな技術で揚げているのに、
チーズをはさんでみました、
みたいな。

で、こういう
ちゃんとつくってる
ドラマって
キャスティングに安易なところがないのも
◎なんですよね。
まあ、
本木さんとか
夏川さんとかはもちろんだけど、
(ていうか、この人たちの出てるドラマって
ハズレがあんまりない・・ですよね)
けっこう
スミズミまで
シブくきめてるんだけど、
白眉は橋爪功さん。
第4話の診察室のシーン、
観ました?
う〜ん、
こういう
懐の深い役者さんて
ちゃちいドラマだと
そのキャパを活かしきってないことが多くて、
宝の○ち○され
みたいなことが多いんだけど、
今回は拍手!
いやぁ〜〜〜
よかったぁ〜〜。
観応え、
ありました。

今回の脚本、
秦建日子さん、
けっこう以前から
いいな
とは思ってたんだけど、
なぜか連ドラでちゃんと観るのは
今回がはじめてかも。
こんなことなら「天体観測」も
「最後の弁護人」も「共犯者」も「ラストプレゼント」も
観とけばよかった!
って、このワク(NTV水曜10時)、
以前はTBSとドラマ競合してたんですよね、
う〜ん、残念。

ちなみに
この秦建日子さん、
「はたたけひこ」さんとお読みするようで、
男性、なんですよね?
ワタシてっきり女性だと思ってて
以前にもそう書いちゃんたんだけど、
すいません。
いや〜先入観っていうのは
コワいですね。
でもど〜も女性のような気がして・・・。

february.4


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