Vol.207

ライスバーガーはおにぎりか?「Mの悲劇」

もう終盤にさしかったところで
ようやくこのドラマのこと
ちょっと書きます。
「Mの悲劇」
最初から謎は謎を呼ぶ展開で
けっこうグイグイ
引き込まれてしまったんだけど、
それでも
どっかで
「どうなんだろう?」
って思ってはいたんですよね。
なんていうか
こういうストーカーもの
っていうかサイコパスものって
実はあんまり好きじゃなくて。
だって、
主人公がただ
ネチネチとイジめられて、
まあ最後には
スカッ
とするんだろうけど、
映画なら2時間そこそこで
スカッ
とするところを
ドラマだと
3ヶ月もかかってネチネチされるんじゃ
ちょっと
なんか
観るのもツラいかな
なんて。
でも途中から思わぬ展開・・。

序盤から中盤で、
ワタシ的に引き込まれたのは、
このドラマ、
被害者よりも犯人(ストーカー?)に
感情移入できる
というところが
ユニークで新鮮だったんですよね。
第3話だったと思うけど、
美沙(長谷川京子さん)のアパートを訪ねてきた
瞳(吉岡美穂さん)が、
衛(稲垣吾郎さん)のお金を見つけて
「こんなことやめなよ」って
取り返そうとするんだけど、
美沙が涙ながらに亘(柏原収史さん)の話とかしちゃうと、
瞳はほだされて
お金の入った鞄を美沙に返しちゃう。
ここでもう、
視聴者は(ワタシのことだけど)
かんぜんに衛の側から美沙の側に
逆転しちゃう。
モスのライスバーガー(ってまだあるのか?)は
いままでハンバーガーだと思って食べてたけど、
これからはおにぎりだと思うことにしよう、
みたいな。
やっぱり
ワケもわからず
ネチネチされる側で観るのは
1〜2話が限度ですね。

しかもこのドラマ、
謎が謎を呼ぶわりには
もったいぶらない
っていうか、
「なぜ僕を恨む。君は誰だ。」
(って番宣コピーだけど)
っていう最初の謎なんか
真ん中あたりで
とっとと種明かししちゃうし、
サスペンスなのに
テンポが連ドラ。
スタンプ30個で1個おまけ
なんてケチなこと言わずに
次回使える「100円割引券」を毎回発行
みたいな。
「いったいなぜ?だれ?どうなる?」
って思わせるわりには、
ストレスたまらない、
みたいな。

それになんていうか
ストーリー的にも
地に足がついてる
っていうか
「いやぁ〜、今の世の中、
気を付けないと、
知らず知らずのうちにどこかで誰かを
傷つけちゃてるかも知れないし」
みたいなテーマを軸にして
登場人物が配置されてて
見応えがありました。
思わず
エンドロールで
「原作、だれ?」
なんて
探してしまいましたけど、
これって
橋本裕志さんの
オリジナルなんですね、
パチパチ。

で、問題はここから
ですね。
このまま最後まで
楽しませてくれるのでしょうか?
なんかちょっと
ムリでてきたような・・
気のせいならいいんだけど。
衛と美沙もなぜか急接近してるし、
テレビドラマにありがちな「偶然」も
ちょっとムリムリなところあるし、
終盤の数話は
なんかちがうドラマ
にならなきゃいいけど・・
あ、いけない、
もっと“前向きに”期待をして
楽しく観なくちゃね、
テレビドラマは。

march.1


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