Vol.211
オーソドックスだけど斬新なラーメン?「夢で逢いましょう」
いよいよ新ドラマが続々と
始まったワケですが、
まだビデオにたまってたりして
ひと通りは観てないんだけど、
まっさきに
いい!
って思ったのがコレ、
「夢で逢いましょう」。
まあ、
例によってジミジミなドラマなんで
こういうのを
いい!
っていうと
またかよ!
とか思う人もいるかも
しれないけど、
まあ、
聞いてください。
ただ、
ジミで
ホノボノしてりゃいい
ってもんじゃ
ないんだから。
このドラマ
なんていうか、話自体は、
父と娘の“結婚話”をめぐる
ほのぼのホームドラマ
なんだけど、
微妙なひねり具合と軽妙な語り口が
いい!
なんていうか、
音楽でいうと、
メロディはよくある展開なんだけど、
コード進行がひとクセもふたクセもある
みたいな。
初回、始まって10分くらいで、
思わず引き込まれました。
だって、のっけから
長塚京三さんが味噌汁つくってるし
野際陽子さんを「お母さん」とか呼んでるし
矢田亜希子さんは二日酔いだし
っていう、
父と娘と祖母っていう
お膳立てはフツーなんだけど、
状況はちょっとフツーじゃない
ところから
徐々に話が見えてくる
みたいなところが、
う〜ん、いい感じ。
しかも、このお父さん
出勤したらいきなり制服ですよ!自衛隊ですよ!
おまけに、
広報室長ですよ。
う〜ん、
ただのCだのDmだの素直なコードは使いません
ってかんじ
でしょうか。
しかも
フツー娘の結婚話っていったら
彼氏が出てくるでしょう。
ところがこれ、
ことの発端は、
夫婦で働くお弁当屋さん。
それを先生(押尾学さん)がみて、
それなら人件費が要らないからって
ハツミ(矢田さん)に
いきなりプロポーズしちゃう
ってもう、
ほんとトボけてますよね。
しかも当のハツミも
「ぜったい結婚してやる!」
とか言ってるし、
彼氏もいないのに。
おっと
ちょっと説明が長くなりましたが、
要するになんていうか
このドラマ
見かけによらず
一筋縄ではいかなそうなところが
GOOD!
なのでした、ワタシ的には。
そういう意味では
ありがちで生ぬるいホームドラマとは
対極にある気がします。
ドラマって
なんだかんだ言っても
語り口を楽しむもん?
ってのは
前にもいいましたけど、
このドラマの味も
やっぱり
そこにあるような気がします。
なんていうか、
饒舌になればラクに点数稼げそうなところを
さらっと流して
必要最低限のシーンで済ませてる。
ベタなセリフもない。
「テレビ的にここはお約束だから」
ってところが
ほとんどないんですね。
だからこそ、
父と娘の“情”みたいなのが
じんわり浮き出てきて
“ありえない”展開にもかかわらず、
なんとも
味わい深い
いい感じ。
なんていうか
ストイックに味を追求したら
見た目も斬新になりました
中村屋(神奈川県・高座渋谷)のラーメン
みたいな。
う〜ん、
なんていうか、
こういう
きめ細かくも
トボけた味わい深さ
って
今までのテレビドラマでは
ほとんどなかったですよね。
で、
この脚本の成瀬活雄さん
調べてみたら、
テレビでは、
連ドラ「新しい風」、土曜ワイド劇場「温泉マル秘大作戦」などの
脚本を担当する一方、
映画界で「梟の城」「写楽」「瀬戸内ムーンライトセレナーデ」の脚本、
「不機嫌な果実」では監督もされてらっしゃるんですね。
う〜ん、
そうでしたか。
やっぱりこの
「夢で逢いましょう」
なんとも
(悪く言えば)パンチがない
(よく言えば)優しい
タイトルにもかかわらず、
今クールのダークホースですね。
ところで
ヒロインの矢田さん
それから長塚さん、
う〜ん、いい相性ですね。
矢田さんって
連ドラによく出るわりにはワキが多くて
女東幹久になりかけてたところを
「マイリトルシェフ」で初主演、
「ラストクリスマス」で月9主演
ってきてるワケだけど、
ワタシ的には、
う〜〜〜ん、まだまだ!
って思ってたんだけど
今回は
ヤタッ!
って感じ。
なんていうか、
波長の細やかさが
長塚さんとピタッとシンクロしてて
堂々主演の存在感!
パチパチパチッ!
april.22
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