Vol.220
“カフェではペリエ”の先入観に目ウロコ「スローダンス」
月9っていうのはこういうもの
って先入観持って見るのも
ヘンな話
なんだけど、
でもやっぱり、期待しちゃいますよね、
妻夫木聡さんと深津絵里さんで月9!
ですよ!
で、そーゆーイロメガネで見始めたこのドラマ、
途中で気がつきました、
その「月9」ってイロメガネ
はずせばいいんだって。
「月9」という先入観
というのは、つまり
ワタシ的には王道本格ラブストーリー
ってことで、
妻夫木さんと深津さんって役者が揃ったら
きっと観応えあるラブストーリー?
って期待してもムリはない
と思うんだけど、
特に「エンジン」のあとだし。
ていうのは
(ちょっと話それるけど)
木村拓哉さんのドラマって
なんだかんだいって
ラブストーリーにならないんじゃないの?
ってワタシ的には
思ってて。
井上由美子さん&木村拓哉さんの前作「GOOD LUCK!!」
もそうだったけど、
ドラマとしては
骨のある成長物語を目指していて、
「エンジン」に関しては
ちゃんとそれを全うしてたし、
とっても楽しめました。
でも、
月9の宿命として
ラブストーリーにしなきゃいけない
って縛りが
ちょっとムリムリだったんじゃないかと・・。
(エラソーですいません)
だって、
キムタク(ってあえて言いますけど)、
確かにかっこいい!
だから朋美先生(小雪さん)や歩美(柴咲コウさん)が
惚れるのは、
わかるんです。
でも、
キムタクってキャラは、
あまりにもなんていうか
オレ流?すぎて
どーーしても
女性に惚れるようには
見えない!
だから、
ラブストーリー的な部分って
なんとなく
とってつけたみたいに感じられて、
なんか
ぜんぜんしっくりこない
のはワタシだけ?
で、
期待しちゃったんですね、
今クール、
王道本格ラブストーリーに。
もう一度いうけど、
この「スローダンス」
月9っていう先入観を
いったんはずして観ると
すっごくいい感じです、
ワタシ的には。
それって、
なんていうか
月9に値しないとか
チープだとか
安いだとか
B級だとか
そーゆー意味じゃぜんぜんなくて。
文法そのものが違う?
みたいな感じなんですけど。
たとえば
井上由美子さんの脚本て
土台がしっかりしてて
きめ細かくて
切れ味が鋭くて
早い話、
月9に相応しい完成度
とワタシ的には思ってるんだけど、
衛藤凛さんの「スローダンス」には、
ドラマとして完成されていないところに
逆に新鮮な魅力を感じるんです、
ワタシ的には。
なんていうか、
井上脚本が
フランス料理のシェフがつくる究極の一皿
なら
衛藤脚本は
ジュッと醤油をたらした焼き蛤
あるいは
井上脚本が
代官山あたりのオープンカフェでレモンを添えて出てくるグラス入りペリエ
なら
衛藤脚本は
よく冷えたラムネ
みたいな。
まあちょっと違うかもしれないけど・・。
で、
代官山のカフェで
そのラムネが出てきた新鮮さ
みたいなのが
ちょっとあるんですよね・・。
早い話、
この「スローダンス」
もしかして
ワタシ好みです。
どのへんが?っていわれると
説明しづらいんだけど
(だれも説明しろとはいってないけど)
1話の最後、
たとえば空港へ駆けつける(ここはドラマっぽい)。
でも、ぜんぜん会えない(「東京湾景」なんかと対照的)
で、
そもそも渡されたのがドイツ行きのチケットじゃなくて
ディナークルーズのチケットだったってオチ。
しつこく言うけど、
たとえばこれが「別れの手紙」とかだとドラマっぽい。
(韓流とかだときっとそう!)
ところを、ディナークルーズってのが
なんていうか
フツーで泣けるんですよね。
このドラマ
全体的にアラい!とか言われてるけど
(言ってるのはワタシか)
こういうところは、
すごくナイーブな脚本だと思います。
なんかパソコンの前で
え”〜〜〜ッて声が聞こえそうだけど
宮藤官九郎さんと相通じるモノを
感じます、ワタシ的には。
第1話の最後、
コーヒーショップで号泣する衣咲(深津さん)と
理一(妻夫木さん)の後ろ姿にエンドロール
ってのも、月9らしくないしね。
う〜ん、期待大です。
あ、
それから、
深津さんといえば「等身大の女性」
って代名詞みたいに言うの、
ヤメません?
だって、「等身大の女性」なんて
現実にはいないじゃないですか。
「ただの口の悪い女」はいるけど。
うまく言えないけど、
この「スローダンス」
そういうふうに観るドラマ
だと思うんですけど。
P.S.
前クールのマイベストワンは
・・・・
どれも甲乙つけがたかったので
下記の6作品に各賞を---
「anego」に、大胆脚色賞
「夢で逢いましょう」に、花嫁の父保存会長賞
「恋におちたら」に、タイムリー企画賞
「タイガー&ドラゴン」に、伝統技能賞
「あいくるしい」に、最多エピソード賞
「エンジン」に、アイドルドラマと成長物語両立させたで賞
以上、パチパチパチ。
july.5
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