Vol.224
ピザと寿司とカップ麺?「ドラゴン桜」
だいたいこの手のドラマの主人公って
なんていうか常識はずれで
周囲を引っかき回して、
それでもなぜか最後は周囲をナットクさせちゃう
魅力的なキャラ、
まあ、ひとことでいうと
アウトロー
ってのが、ありがちなパターン
ですよね。
このドラマの桜木健二(阿部寛さん)も
まあキャラ的には
そうなんだけど・・・
考えてみたら
出来の悪い生徒を
「お前らだってやればできる!」
なんて励まし、
一生懸命勉強を教え、
しかもホントに成績上げちゃうんだから、
これって
フツーに「いい先生」
じゃないの?
なんていうか、
ちょっと以前にデリバリーピザが出てきて
デリバリーのハンバーガーとか中華とかもでてきて
そしたら寿司のデリバリーとかも出てきて
でもそれって
フツーに「寿司の出前」じゃん
みたいな・・。
まあ、こういうフツーに「いい先生」が
アウトローになっちゃう
っていう
ねじれた設定が
そもそもこのドラマの(原作の?)
魅力なんだけど、
なんでそうなるか
っていうと
今の学校っていうか教育の周辺が
そもそもへんにねじれてる
ってことでしょうか、
よくわかんないけど。
まあ、ワタシ的には
教育評論家とかじゃないんで、
そっちのほうに足つっこみませんが、
ドラマのほうに軸足置いて
みてみると
まあ、いろんな見方ができると
思うけど、たとえば
「今のゆとり教育とは何だァ〜!」
っていう人もいるだろうし
「友情とか触れあいとか、
そんな偽善的なことばっか言ってるから
センセイって嫌いっ」
っていう人もいるだろうし
「もうとっくに学歴社会は崩壊しつつあるのに
まぁだしつこく学歴至上主義にしがみついてる人がいるから、
世の中なかなか変わらないかも」
っていう人もいるだろうし。
そういういろんな見方って
もちろんどれも
筋違いなんかじゃない
くらいに現実は単純じゃなくて、
つまりねじれてる?
ってことを
この「ドラゴン桜」観てると
つい考えてしまったりして・・。
おっといけない、
ホントはもっと単純に
楽しまなくては。
このドラマ、
観てて痛快なのは、
桜木の言うことにナニゲに説得力がある
ってことなんですよね、
ワタシ的には。
「う〜ん、確かにそれも一理ある」
なんて思えちゃう。
「そうだ、それが正解だ!」
とは思わないけど
「それも、たくさんある正解のうちのひとつだよね」
ぐらいには思えちゃう
ってことなんだけど。
これが普通の学園ドラマだと、
最後に「友情」とか「信頼」とか出してきて
やっぱりそれが正解
って結論に丸め込もうとしてる、
あるいは安易に落とし込もうとしているようで
どーもそれが
むずがゆいんだけど、
このドラマには
それがないのが
ワタシ好みです。
痛快と言えば、
このドラマ、東大至上主義を容認しているようで、
実はそういう
既成の価値観
みたいなものを
ばっさり笑い飛ばしてるところが
痛快!
だって
「バカとブスこそ東大に行け!」
って、これほど東大をコケにした
セリフって・・。
しかも、特訓のために呼ばれた特別講師の面々
(品川徹さん、小林すすむさん、寺田農さん、金田明夫さん)
のバカバカしさ!
(ちなみに公式HPのトップ画面に爆笑しました)
そういう意味じゃ
けっこうアナーキー?
ですよね。
まあいずれにせよ、
こういう教師がいてもいいと思うし、
こういうドラマがあっても
いいんじゃないでしょうか。
だって
金八先生も、ヤンキー先生も、夜回り先生も
いい先生だけど、
「お前らを東大に入れてやる」
なんて言ってくれなかったし・・。
ところで最近
阿部さんがカップ麺食べるシーンがないけど、
あれ観ると
食べたくなるんですよね〜、カップ麺。
昔の永谷園のCMみたいに
阿部寛、ひたすらカップ麺を食べる、
なんてCMあったら
いいと思うけど、
どでしょうか。
august.16
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