Vol.23
このソツのなさがテレビっぽい?「オヤジぃ」
こういういかにも
東芝日曜劇場らしい
ホームドラマを
どうするか
っていうのも難しいところですよね。
このいかにもテレビ的である点を
いかにもテレビ的であるが故に誉めすぎるのも、
屈折したオタク的ドラマファンみたいで
どうかと思うし、
ただニヤニヤとなごんでいるほど
今は“お茶の間”ではないし。
それにしても
この絶妙な語り口には感心します。
まるでよくできた古典的な漫才のよう。
いやいや、
セリフの掛け合いが
漫才みたいだ
ということではなくて、
よく計算された“芸”としての語り口が、
観ている1時間の間を
気持ちよく楽しませてくれるんだよね、
ぐらいの意味ですが。
たとえば、
初回のしきたりである人物紹介。
冒頭のお見合い、
そのかしこまった雰囲気の中で、
家族構成やキャラクターが、
語られていく、そのひねり具合がニクイですね。
それから、
徐々に家族5人が登場してくる中、
広末を最後にもってきたところもニクイ。
レズ話なんか入れたりして
イマ風なスパイスを効かせてるところもニクイ。
なによりシーンのつなぎがうまくてニクイ。
5分に1回くらい
おもわずククッとこさせる、
その乗せ方がニクイ。
そんな中で何気なく
現代の風潮(ex.他人の子供を叱らない)を
批評してたりするところもニクイ。
う〜ん、
ザッツ・エンターテインメント
ってほどじゃないけど、
今週も1時間、
お茶でも飲みながら
ソツなく楽しませてもらいました
って感じ?
え、
それってもしかして
すっごくテレビ的、
すっごく“お茶の間”?
脚本の遊川和彦さんと主演の田村正和さんは、
「うちの子にかぎってスペシャル」
「敵同志好き同志」
に続く、久々の顔合わせみたいですね。
最近の東芝日曜劇場では
「海まで5分」が印象に残ってるけど、
この「オヤジぃ」もいいかもしれない。
いゃぁ、それにしても
広末涼子さん、演技派?
でも“子供の作文”はやりすぎ?
「減点パパ」じゃないんだから。
(知らんて、んなもん!)
(OCTOBER.12)
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