Vol.24
ただのラブコメで終わらない「やまとなでしこ」
いわゆるラブコメ?ですか?
まあ、気軽に楽しめて、
CM中にコーヒーでも煎れて、
CM明けちょっとぐらい見逃したって、
ま、いっか、みたいな。
そういうドラマだとは思うんですよ、
「やまとなでしこ」。
それはその通り。
でもやっぱりワタシ的には、
これ、
今クールの一押し!
なんですよね。
中園ミホさんのドラマは
必ず観てるというわけではなくて、
むしろ観てない方が多いんだけど、
でも、
テレビ雑誌の新ドラマ紹介で名前を見つけると
必ず初回チェック入れるんですよね。
てことは、
初回チェックでパスってケースがけっこうある、
ってことでもあるんだけど、
なぜか
いつも期待してしまう。
う〜ん、
なんていうか、
不思議な魅力があるんですよね。
たとえば普通のドラマ、
恋愛モノでも友情モノでも、
突然、なんでもないところで、
グッとくるっていうか、泣きが入るっていうか。
SMAP風に言えば
“やらかい場所”っていうんですかね、
なにか深いところにキュッとくるんですよね。
さぁここがクライマックスっていう
シーンとかじゃなくて、
たとえば、
“恋敵の女の子がもらした何気ないひとこと”
とか、
そういうところで・・・。
それって
「セリフがうまい」と言われる
北川悦吏子さんのようなタイプとは
ちょっと違う気がして。
なんか
直感的に深いところ見てるんだろうな、
って思いますね。
今回の「やまとなでしこ」だって
ともすれば
マンガチック!
になりかねない
キャラクターじゃないですか。
でもあの松嶋菜々子が
「男はお金よ」って目を輝かせるシーンでさえ、
なぜかウルッときてしまう
私って、ヘン?
もちろん、
これは中園さんひとりのせいじゃなくて、
スタッフの皆さんが
もくろんだ通りなんだろけど。
たとえば
第1回冒頭の「貧乏な少女時代」は、
今後の展開を通して効いてくる
“重し”なんだろうな。
それになによりキャスティング。
松嶋菜々子と堤真一で
(しかも中園ミホ脚本で)
こういう話をやろうってこと自体が
企画の勝利ですよね。
ただのドタバタを作る気はない、
ってことでしょうね。
たとえば、そう、
藤原紀香と岸谷五郎
なんかだと、
また違ったものになってたんじゃないかな。
それから筧利夫さん、
あの爆発は絶妙。
森口瑶子さんも、
なかなかいい存在感ですよね。
(でもなんで森口さんていつも“昔の女”なんだろう?)
それにしても松嶋さん、
こういうの、意外と似合いますよね。
これを機会にラブコメの女王をめざしてみては。
メグ・ライアンみたいにね。
(OCTOBER.25)
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