Vol.3
「ショカツ」を見た目で責めないで。
確かに、言いたいことはわかる。
最初はソリの合わない二人の刑事がコンビを組んで・・
ああ、よくある話ね。
田中美佐子のあのキャラも、
もういいって感じ?
だいたいタイトルからして、
「ケイゾク」「ショムニ」だし。
もう
どこにも工夫やヒネリがないじゃないかって。
でも、ちょっと待って。
だいたい今までだって、
話を聞いただけでは
とても面白そう
に思えない話、
完璧主義者の音楽家が田舎の中学校で音楽を教える
とか、
漫才師をめざした二人の若者が人気者になる
とか、
あえてそんな
「工夫もヒネリもない」話を、
ホントに面白いドラマにしてくれてるんですよ、
戸田山雅司って人は。
まあ、サッカーで言うなら、
ドリブルで中央突破、
力とキレで強引に振り切り、
最後はズバッとシュート!
そんなプレースタイルじゃないでしょうか。
これって硬派?
ループシュートなんてコソクなまね、
できるか!
ってね。
この「ショカツ」だって、
その正統派ぶりは、たとえば
ワキの人物の描き方ひとつにも表れてますよね。
橋爪功の役柄と
「チーム」の黒木瞳を
比べてみればわかりやすいかも。
村田雄浩をはじめとする同僚刑事の面々も、
さもありがちな刑事!
になってないのがいいですよね。
もちろんカンジンの「ドラマ」の部分も
しっかりしてるし、
ぜんぜんステレオタイプじゃないと思う。
結局、いくら見た目で気を引いても
人間を描くのがドラマなんだから。
ドラマファンを
泣かせたり
唸らせたりするのも
そこなんだから。
(「あ、ちょっとくさかったですか」---矢野)
それにしても
「なんだかんだ言っても最後はシュート。
スカーッと痛快!なゴールシーン、
見たいじゃないのさ」
みたいな戸田山さんのスタンス、
やっぱり演劇人っぽいよね。
(APRIL.25)
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