Vol.37
ドラマじゃないけど、今さらだけど、「スペーストラベラーズ」
「踊る大捜査線 THE MOVIE」
もそうだったし、
「ケイゾク」
もそうだったし。
テレビのスタッフが創った映画って、
なぜか“期待はずれ”が多い、
気がする、
のはワタシだけ?
「なんで?」
って考え出すと、
まあ、いろいろあるんだろうけど、
それはおそらく
制作する側の姿勢とかがどーのこーのとか
いうことでは(たぶん)なくて、
結局、
映画という場は
テレビ(それも連ドラ)という場と、
いろんな意味で違うんだろうなぁって思う。
たとえば、
映画は有料(ビデオになっても)だし、
ていうのはよく言われるけど、
長いってのも大きいと思うよ。
この忙しいのにCM休憩もなく
2時間拘束されるわけだから。
(ヒマな人もいるだろうけど)
だからテレビだと通用していたようなことが、
映画だとちょっと・・みたいな。
(ネタばれになるから、具体例はやめときます)
というわけで、
あまり期待しないで
ビデオ借りたんだけど、
すいません、
ワタシが悪うございました。
どうぞ、お許しくださいませ。
「スペーストラベラーズ」
なんでこれ、
誰も褒めないの?
これってつまり銀行強盗の話なんだけど、
なんで「スペーストラベラーズ」って言うかっていうと、
劇中で流行ってる(つまり架空の)
人気アニメのタイトルなんですね。
で、犯人の一人がアニメオタクで
この「スペトラ」の熱烈なファンで・・・
ってあとはネタばれになるから、
書きたくても書けないんだけど、
とにかく
「笑って、泣けて、元気が出る映画」っていうのが
宣伝文句です。
監督は本広克行さんで
「踊る大捜査線」の人。
ジョビジョバのコント
「ジョビジョバ大ピンチ」を下敷きに、
岡田惠和さんが脚本を書いてます。
で、実はオリジナルのジョビジョバ版を
まだ観てないので
(ビデオは入手したんですが)
なんとも言えないんだけど、
おそらく大枠のプロットは
オリジナル通りだろうと。
つまりマギーこと児島雄一さんの
手になるんじゃないでしょうか。
(たとえば××が○○になっちゃう!とか)
その上で、岡田さんが
肉付けしているんじゃないでしょうか。
(たとえば深津絵理さんのキャラクターとか)
とにかく岡田さんて人は、
今第一線で活躍しているテレビの脚本家の中では、
アタマひとつ抜き出た実力派だと、
ワタシは思っていて、
(いわゆる大御所、
倉本聰さんとか山田太一さんとかは、
除いてっていう意味です、
それはまた評価軸が違うと思うので)
これもほんとに
すごい!
と思います。
そもそも設定
というか展開がエグい
というか荒唐無稽なんだけど、
どこか芯のところにリアリティ
というかチクッとくるものがあるところが
マギーこと児島氏のすごいところなんだけど、
そういうリアリティを上手にすくって、
増幅しながら、
無理なく料理し、
観客をひかせることなく、
しかもこれだけたくさんの登場人物を動かして、
ストーリーを展開していく岡田氏の脚本は、
並大抵の力ワザじゃない、
とワタシは思いますね。
もちろん、
映画という場において、
という意味で。
キネ旬で
ほとんど無視されようが
(2000年ベストテンでは得票わずかに5点)
「スペーストラベラーズ」
カルトとして
語り継がれる・・
といいんだけどな。
(FEBURARY.7)
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