Vol.56

やっぱ寿司はこうでなくちゃ「グッド☆コンビネーション」


そういえば最近、
寿司、食べてないなぁ、
なんて思うこと、ありませんか?
そう思いだすとどうも気になって、
うん、今日のランチは寿司にしよう!
なんて
「握り1.5人前」かなんか頼んだりして。
で、店を出るときには、
その寿司が美味しかったかどうか
よりも、
「ああ、寿司を食べたぞ」
っていう充実感の方が、
なぜか大きかったりして。

何の話かっていうと
「グッド☆コンビネーション」、
これってなんか
とっても“ドラマらしいドラマ”
って感じがするんですよね。
断っておくけど、
なにも
「ドラマの中のドラマ!」って
褒めてるわけじゃないし、
「いかにもありがち〜」って
ヤユしてるわけでも
ありません。
「ああ、ドラマを観たなぁ〜、
ドラマって
こういう味がするんだよなぁ〜」
って素直に
思い出させてくれるような。

このドラマ、
舞台は大阪の漫才学校なんだけど、
鳥羽潤さん、川岡大次郎さん、安達祐実さんをはじめ、
7人の若者たちの群像ものって感じ。
それぞれの家庭背景があり、
事情があり、夢があり、恋愛があり。
それだけでも
もう十分に“ドラマっぽい”んだけど、
フシブシでけっこう
ヨッ、にくいね、
って思うことが多くて、
たとえば、
用務員さんみたいな間寛平さんが
実は校長?
う〜ん、鮪は赤身に限るね。
野心溢れる青年と
自分が見つからない青年がコンビ?
なるほど、鮑は煮ないといけねえな。
一生懸命な娘の姿をみて、
反対していた父親も最後は納得・・
やっぱり、とどめは小肌だね。
まあ、
様式美って言われれば
そうかもしれないけど、
カタチだけそれっぽくした安易な寿司や、
大胆なアレンジでアッと驚かす寿司レストランよりは、
伝統の味を守ってる
こういうドラマの方が、
ワタシには好感が持てます。
(これって褒めてるんですけど、
そういうふうに聞こえない?)

実はこれ、
舞台が漫才学校
っていうのが
意外とキモなのかも、
なんて思ったりして。
これが大阪の調理師学校かなにかで、
「料理は心や」とかなんとか言われると
ちょっと・・・かも。
漫才=様式的なエンターテインメント
学校=正面から取り組む
というのが
ドラマ全体とメタな関係になっていて、
裏側からうまく補強してる
という気もします。

と、ここまで書いてきて思ったんだけど、
こういう見方って
単にワタシが30過ぎだから?
同世代の人たちが見ると、
もっとストレートに
ぐさりと来るんでしょうか?
鳥羽くん、川岡くん、安達さん、
まるで私みたい、
って思うんでしょうか?
どうなんだろう。

まあ、とにかく
最後のエンドロールを見ても
(このドラマ、最初にタイトルバックがないから)
こういうドラマをつくろう
というスタッフの意図がよくわかって、
グッドです。
って、単にワタシが
モノクロ写真に弱いだけか?

(JUNE.22)


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