Vol.59
支持率、もとい期待率80%超「世界で一番熱い夏」
これを書いている今は、
13日の金曜日で
だからまだ初回しか観ていないんだけど、
これ、いいなぁ、
おもしろいなぁ、
「世界で一番熱い夏」。
かたや「できちゃった結婚」が
いかにも月9な
ラブコメだとしたら、
こちらはこちらで、
いかにも金曜ドラマ。
甘さをおさえた大人の味、
ブラック無糖、原材料コーヒー、以上
って感じ。
岸谷五朗さんと和久井映見さんというと
「妹よ」の仲睦まじい兄妹を思い出すけど、
今度は大物代議士の秘書とその妻。
岸谷は、信頼してた代議士(小野武彦さん)に
贈収賄事件の濡れ衣を着せられ、
つまり裏切られ、
自殺しようとするんだけど、
ホームレスに助けられ、
自らホームレスに身をやつしながら、
復讐を誓う。
って、このあらすじ、
やっぱりワクワクしますよね、
しません?ワタシだけ?
で、この
岸谷さん扮する
神大輔なんだけど、
最初は、代議士がいよいよ総裁選に打って出る
ということで浮き足立ち、
夢を追う男、
家庭を顧みない男、
になってる。
で、
いろいろあって、
ある日、
娘が
自分の見栄のために、
満員電車でたいへんな思いをして
通学していることを知る。
で、娘に学校をさぼらせて、
河原で“石投げ”をするんだけど、
これがいいんだな。
岸谷が
「下からえぐり込むようにして、小林!」
娘も真似して
「下からえぐり込むようにして、小林!」
そこに
ママ(和久井)から電話がかかってきて、
娘「今ね、パパと小林やってるの。
パパね、小林すごーいうまいんだよ。」
なんてかわいいこと言ってるのを、
岸谷が、
考え込むようにしてじっと聞いてる。
う〜ん、
なんか、いいシーンでしょ。
(小林は岸谷さんのアドリブかなぁ、
違うよね)
それから、
結婚記念日の食事を約束して
別れるシーン。
岸谷「あの頃のオレに戻れるようにがんばるよ」
和久井「もう、戻ってる」
てな会話があって、
じゃ、とかいったん別れるんだけど、
岸谷が、
なにか重要なことでも思い出したみたいな顔で、
戻ってくる、
和久井の手をそっととる、
やさしくキスする。
う〜ん、
いいなぁ、こういうキスシーン。
脚本の都築浩さんは、
「ガチンコ!」「学校へ行こう!」などの構成作家で、
脚本はこれが初めて
って、なんか
信じられませんね。
で、演出がよかったのは、
ホテルに代議士が帰ってくるシーン。
ケータイで、
「君のおかげで助かったよ」
とかなんとか言いながら、
部屋に入ってくるところ、
手持ちカメラでぐるりと回り込むよう撮ってる。
途中、一度だけインサートされる
ドアがまだ閉まりきっていない!カット。
で、大丈夫と思ったら、
ガラスに映る神大輔!
う〜ん、サスペンスだなぁ。
それにしても、
久しぶりにみた和久井さん、
すごくはまり役。
岸谷さんも、いい味。
小野さん、原沙知絵さんも、
いかにも悪役
にしてないところがいいですね。
なんか
企画も脚本も演出も配役も
みんな○!
ってまあ、
まだ初回だから、
褒めすぎないようにしないと。
これからホームレスの世界が舞台になってきたときに
ちょっとちがう感じになるかもしれないし・・。
それにしても
この話、なんか「逃亡者」を
思い出させるけど、
そういえば、
田原俊彦主演のあのドラマに、
和久井さんも出てましたよね。
(JULY.13)
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