Vol.81

最終回は教会で?「水曜日の情事」「スタアの恋」

最初はこれ
不倫モノ
のような
ミステリー
なのかと思ってましたけど、
ここへきてようやく
ああ、なるほどって思いました。
野沢尚さんって
昔は夫婦愛三部作
みたいなものを書いてて、
この「水曜日の情事」は
その系列なんだって。
まあ、
いちいち系列で分けることはないんだけど。
なんとなく
思い出したんですね、
「親愛なる者へ」。

1992年のドラマで
夫婦愛三部作の第一作、
柳葉敏郎さんと浅野ゆう子さんの夫婦が、
互いの不倫とかいろいろあって
離婚して、
再生する話。
このときは最終回で、
ふたりのはじまりである
海辺の病院にいく。
(この病院で浅野さんは
結婚前に子供を堕ろしてる。
先生は中島みゆきさんでした。)
そこからもう一回やり直す、
という結末だったんだけど。
(あのドラマでも
奥村公延さんが
いいところで
味を出してました、
たしか写真屋さんの役で)
あれから10年経って、
もういちど
“夫婦の愛って、なに?”
っていうのが、
この「水曜日の情事」
なんでしょうか。

でも最終回は
操(石田ひかりさん)との結婚式シーンがある
みたいだし、
どういう答なんでしょう。
ちなみに、
操の保険金殺人疑惑って
まだ消えてませんよね?
(それからこのドラマ、
音楽の使い方が好きです、
適度に突き放した感じで。)

それから
今回はもうひとつ。
先週も書いた「スタアの恋」だけど
今回はよかったぁ〜〜〜!
これだよ、これ、
ワタシが観たかったのは。
たとえば、
三枝(宇梶剛士さん)が
草介(草なぎ剛さん)に会いに来て、
二人で飲むシーン。

草介「三枝さん、僕は馬鹿です。
絶対に手に入らない人を
好きになってしまいました。」
三枝「・・・」
二人、黙って酒をあおる。
(中略)
三枝「(向き直って)もう一度、伺います。
あなた、それでいいんですか?」
草介「(さびしく)こうする以外に、
僕に他にどんな方法があるっていうんですか。」
三枝「・・・」

草介を歯痒く思いながら、
それ以上は強く言えない三枝さん。
だって、自分も胸の中は同じだから。
このシーン、
草介というより、
三枝さんのためにあるシーンですよね。

それからその後、
会社に戻った草介、
と、またあの椅子には
ヒカル子(藤原紀香さん)が眠っていて・・
で始まる
このシーンもよかったなぁ〜。

ヒカル子「私、いつも草介さんを
驚かせたり、困らせてばかりいましたけど、
今日は、これで最後のつもりで
来ました。」

これ、告白のつもりなんだけど、
草介は別れの言葉だと
思っちゃう。

草介「こんな素敵な人がこの世にいる
っていうだけで信じられなくて、
あなたみたいな人がずうっと近くにいたりしたら、
僕の心臓はこわれそうです。
とても耐えられません。」

なんて言いながら、
その後、二人でコーヒーなんか飲みながら、
いろんな出来事を懐かしそうに思い出して、
草介は「すっごく楽しかったです。」
って何度も言ってる。
いいなぁ、
キュッとくるなぁ、こういうの。
この一連のシーン、
何度でも観たいかも。

このドラマ、途中何回か
「?」
っていう回が続いたりして
ヒカル子がへんにロボット化しちゃったり、
社長(戸田恵子さん)も
一般人にイジワルな底の浅い人間になったりと、
ちょっとヘンだったり
したんだけど
今回の社長が本来の社長で、
今回のヒカル子が本来のヒカル子、
だと、ワタシは勝手に思ってます。

スタアであることを
悩みながら受け入れている
奥行きのあるキャラクタは、
ニュータイプであることを、
悩みながらも受け入れていた
ガンダムのアムロを思い出させます。
(ダレ、ソレ、シラナ〜イってか)

この回、
脚本は“ワタシの好きな方の”中園ミホさん、
演出は村上正典さん、
以前にも書いた
ホテル〜記者会見の回と同じです。
やっぱりこの組合せ、
すっごく相性いいんじゃないでしょうか。
橋部&鈴木も
それはそれで相性いいと思うけど、
ワタシは、
こちらの方が好きです、やっぱり。
さて、
最終回はどっち?

しかし、
どうでもいいけど
食べ過ぎくらいで
命の恩人、
というのはいかがなものか。

(DECEMBER.15)


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