Vol.83
クリスマスはパスタランチで「温かいお皿」
1、2、3、ダァーー!「賢者の贈り物」
毎度のことだけど
連ドラの最終回がひととおり終わると
ドラマファンというのは、
ほっと一息つきつつ、
次クールの連ドラの皮算用をしつつ、
単発スペシャルドラマをつまみ食いする、
という日々なわけで。
なかでも年末年始って、
大晦日とかお正月とかに、
歴史モノ、文芸モノ、偉い人モノなんかが
ドンと控えてて、
そういう牛フィレステーキメインのフルコース
みたいなのは
ちょっと構えてしまうワタシとしては
なんていうか
パスタランチ感覚で楽しめる
クリスマス企画の軽めのラブストーリーって
けっこう
美味しいのでした。
そういう意味で、
この「温かいお皿」ってのは、
ちょうどいい感じ
なんでしょうね。
このドラマ、
ワタシ的には
すっごく良かった、
とは言わないけど、
まあまあ良かったよ、
っていう感じ。
そう、
ポイントはこの
「まあまあ」
ってところじゃないかと。
たとえば
なにか辛いことがあって
たまたま乗ったタクシーで、
ふと海まで行ってしまう、
なんて展開、
メルヘンじゃないですか、
ありがちじゃないですか、
しかも波打ち際で裸足になっちゃったりして、
服が濡れちゃったりして、
ホテル行っちゃたりして、
ちょっと泣いちゃったりして、
でもそれだけだったりして。
この“ゆるさ”が
やっぱりちょうどいい
って感じ。
なんていうか、
すっごく美味しいレストランで
斬新な一皿、
もいいけど、
ときには、
まあまあ美味しいカフェとかで
ありがちな一皿、
っていうのも
気分だったりするでしょ。
あるいは、
手頃で美味しいテーブルワインを
おうちで開けましょう
みたいな。
なんか〈an an〉か〈hanako〉みたいだけど。
実は正直言うと
江國香織さんって
ひとつも読んだことなくて、
(正確には
「モンテロッソのピンクの壁」っていう絵本、
これは絵本作家の荒井良二さんとの合作なんだけど、
これだけしか読んだことがなくて)
だから、
このドラマが、
江國さんらしいのか
そうでないのか、
よく分からないんだけど、
原作を覗いてみたら、
ショートストーリーの連作みたいで、
ということは、
男と別れてネギを刻むシーンとか、
コンビニのバイト中に
「アイスクリームを食べに来ないか」
って電話するエピソードとかは、
原作通りだけど、
全体をまとめているのは、
脚本のしわざ、
っていうこと?
っていうか、
とってもうまくまとまってるので、
元がバラバラのショートストーリーだなんて、
びっくり、って思いました。
脚本の「カリュアード」って何者?
演出の源孝志さんの別名っていう話も・・。
ところでもう一つ、
12/24の昼間にやってた
「賢者の贈り物」ってオムニバス、
これ、なかなか良かったなぁ。
「BEAMS25周年プロジェクトである
“id+”プロジェクトの一環として
BEAMSがテレビ番組を初めてプロデュース。
テレビ界に新たな映像のアイデアを提案します。」
ということだけど、
こういうのは
もっと観たいので、
どんどんやってほしいものです。
出演はしてなかったけど、
企画協力に
豊川悦司さんの名前がありました。
出演してくれればいいのに。
なんて思いながら、
テレビ観てたら発見。
似てません?
ニッと笑った
アントニオ猪木さんと
豊川悦司さん。
(いや、忘れてください。)
(DECEMBER.28)
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