Vol.96

ドラマとCFの間で「世にも奇妙な物語'02春の特別編」

なんだかなぁ〜
次クールのドラマって
F1のシート争いみたいじゃない?

まず「初体験」の
水野美紀さんと小泉孝太郎さんのペアは
そのまま「しあわせのシッポ」に。
姉弟から憧れの先輩へ、
気持ちの切り替えは
大丈夫なんでしょうか?
このチームには、
「恋ノチカラ」から
坂口健二さんが合流。
で、
「恋ノ〜」の矢田亜希子さんと
「初体験」の畑野浩子さんが、
「ヨイショの男」チームで合流。
一方、「トリック2」の
仲間由紀恵さんと生瀬勝久さんは
「ごくせん」でも対立関係。
相方の阿部寛さんは
「ウェディングプランナー」でシート獲得。
「恋ノチカラ」の深津絵里さんは
「空から降る一億の星」へ。
ここで共演する木村拓哉さんとは
年末の「忠臣蔵1/47」で
夫婦役でした。
で、「恋ノ〜」の堤真一さんは
「忠臣蔵〜」で木村さんの上司。
その「空から〜」チームに
シートを獲得した
森下愛子さんは
前クールは「木更津キャッツアイ」。
ここで共演した小日向文世さんは
「ビッグマネー」へ。
ちなみに「木更津〜」の
ぶっさん(岡田准一さん)とうっちー(岡田義徳さん)は、
「忠臣蔵〜」でも共演。
しかも岡田准一さん、
ともに、迫る死を覚悟する、
という役どころ。
で、この
「忠臣蔵〜」で
大石内蔵助役で仇討ちを果たした
佐藤浩一さんが、
「天国への階段」では
ふたたび親の復讐を誓う役どころ。
しかも前回
敵役の吉良上野介だった津川雅彦さんが
どうやら味方になるらしい、
こちらも気持ちの切り替えが・・。

なんてことを
つらつらと思いながら、
次クールのドラマを待ちつつ、
特番なんかをせっせと観てるわけですが。
今回は、
「世にも奇妙な物語'02春の特別編」
これ観ながら
「?」って思ったことがあったので、
ちょっと。
これ、例によって
5話のオムニバスなんだけど
とっても面白かったのが
最後の「マンホール」。
ある男(香川照之さん)がマンホールに落ちてしまう、
とそこで、ネズミに話しかけられて
なかなか人間の世界に帰れない、
っていう不条理な話なんだけど、
これがかなり可笑しい。
たとえば
マンホールから出られない、
といいながら、
手続きさえすればすぐ出られる
っていうところが
可笑しい。
で、その手続きに手間取る
ってところも
可笑しい。
こまかいとこだけど、
途中で水道局の人が
ネズミの事務局長に下水の通行許可をもらいにくる
ってところも
可笑しい。
地上で、
不倫OLがなんとなくのんびりしてるところも
可笑しい。
代役で出ていく
ネズミくんのヘンなキャラクターも
可笑しい。
極めつけは
江守徹さんの事務局長、
これは爆笑ものに
可笑しい。
で、
かなり可笑しいんだけど、
ドラマとして観た場合、
なにか
パズルのピースが
ひとつ欠けてるような
感じがするんですよ。

この「マンホール」の
原作・脚本・演出 山内健司さんって
CFディレクターの山内健司さんですよね、
“SEGA”の湯川専務、“NOVA”の鈴木さん、
“クオーク”君、“ドクターキャッツ”のシロアリ退治
とかの人ですよね。
前回の中島哲也さんもそうだけど、
CFの人のドラマって
カット割りが細かいとか、
手法的なことを抜きにしても、
やっぱり
何かがちがう。
ひとことで言えば
このストーリーで
何がいいたいの?
って感じ。
だってそうですよね、
CFの人って、
いつもは商品を売るために
CFをつくってるわけであって、
なにか言いたいことを言うために
CFをつくってるわけじゃない。
“言いたいこと”はむしろ
ストーリーじゃなくて、
もっと瞬間芸的なもの
たとえば
設定とかキャラクターとか微妙な反応とか
で表してるんじゃないでしょうか。
だって
いつもは15秒でつくってるんだから。
そういう意味では
欠けてるピースは、
ストーリー
なんじゃないかな。

それに比べると
たとえば
あまり笑えなかったけど、
柳葉敏郎さん主演の
「おかしなまち」のほうが、
ドラマ的っていえばドラマ的
だったような気がします。
もちろん、これ
どっちがいいとか
って話じゃないですけどね。

ところで次クール、
2つのドラマ掛け持ちで出る人が
4人もいるみたいですよ。
「ビッグマネー」&「九龍で会いましょう」の長谷川京子さん
「空から降る〜」&「ごくせん」の金子賢さん
「空から降る〜」&「夢のカリフォルニア」の柴咲コウさん
「夢の〜」&「眠れぬ夜を抱いて」の田辺誠一さん
う〜ん、
狭いなぁ〜ややこしいなぁ〜
ドラマの世界って。

(MARCH.29)


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